2017年より日本で販売される現行の「ティグアン」は、余裕ある室内空間と広い荷室、高い悪路走破性などが特徴のSUVだ。
ティグアンのボディは4500mmの全長に対し、全高は1675mmと高めだ。ゴルフ(全長4265mm、全高1480mm)をベースに、各方向を引き延ばしたうえ、機能を向上させたクルマといえばわかりやすい。
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ただしゴルフとは異なり、ディーゼルエンジンを設定する。1.2リッターと1.4リッターのガソリンエンジンとともに、2018年8月に追加導入された2リッターのディーゼルエンジンが選べる。ガソリンエンジンは前輪駆動のみであるが、ディーゼルエンジンは「4モーション」という4輪駆動が用意される。雪上で試乗したのは、そのモデルである。
試乗会場は長野県の斑尾高原だった。しっかりと雪が積もっていた。試乗会期間中も降雪に見舞われ、特設の試乗コースは、幾度か作り直したという。雪上での実力を知るには十分すぎるほどのコンディションだった。
試乗したティグアンTDI 4モーションのディーゼルターボエンジンは、最高出力150ps、最大トルク340Nmを発揮する。
ティグアンの4WDシステムはハルデックス・トラクション社(スウェーデン)と共同で開発された。電動ポンプを使い、状況に応じて後輪にトルクを分配するオンデマンド型の電子制御4WDシステムだ。低負荷時は100パーセント前輪駆動で走行し、路面状況によって最大で前後50対50までトルクを可変配分する。
私自身、久しぶりにフォルクスワーゲンの4WDモデルで雪道を走った。「雪上試乗会は10年ぶりの開催です」と、輸入元のフォルクスワーゲンジャパンが言うほどだから、相当期間乗っていなかったはずだ。
はたして、試乗した印象をひとことで書くと、“安心かつ安全”というものだ。
ティグアン専用の走行モードで雪道を安心・安全に
ティグアンは、ほかのフォルクスワーゲンの4WDモデルと大きく異なる点がある。それはドライブモードだ。「4モーションアクティブコントロール」と呼ぶ独自のドライブモードを搭載する。これにより、悪路走行に適した「オフロード」にくわえ「オフロードカスタム」、そして雪道に適した「スノーモード」などを選べる。それぞれの走行モードに応じ、出力制御やトラクションコントロールの設定が最適化される。
まずスノーモードで試乗したが、その効果は抜群だった。特設コースのスラロームでは、アクセルペダルの踏み込みに対し挙動が穏やかになり、かつ、スタッドレスタイヤ(ミシュラン社製)のグリップをしっかり活かし、小さくまわっていく。
いっぽう、トラクションコントロールの機能が大きく制限されるオフロードモードで雪上を走るのも楽しい。基本は安定志向であるから、雪道を走っても、おそらく怖い思いはしないはずだ。
試乗コースにはわざと掘られた穴もあった。ここで前輪の片方を落とし、脱出能力をチェックした。前輪の片方がトラクションを失い、トルクが分配されている後輪も浮いてしまい空転、といった状況である。
しかし、スノーモードの高度なトラクションコントロール制御によって、アクセルペダルを軽く踏めば、難なくクリア出来た。接地輪さえあれば、あらゆる道から脱出出来るのではないか? と、思わせるほどスムーズな脱出だった。
高度な電子制御によってスノードライビングも驚くほど楽にこなせる。しかも、ディーゼルエンジンだから燃費もいい。ウィンタースポーツなどの趣味を持ち、かつ遠出を頻繁に繰り返す人にとって、ティグアンは最適なライフスタイルビークルだろう、と思うのであった。
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