自動運転レベル2がさらに高度化! 高度運転支援技術の新機能「Advanced Drive」をレクサスLSとトヨタMIRAIに採用して発売
トヨタ自動車ならびにレクサスは2021年4月8日、高度運転支援技術「Toyota Teammate /Lexus Teammate」の新機能「Advanced Drive(アドバンスト ドライブ)」を搭載したレクサスLSとトヨタMIRAIを発表した。発売はレクサスLSが4月8日、トヨタMIRAIが4月12日より開始する。
次世代レクサスを象徴するEVコンセプトカー「LF-Zエレクトリファイド」の訴求点は――
車種展開および車両価格は以下の通り。
■レクサスLS
LS500h EXECUTIVE Advanced Drive:1794万円
LS500h version L Advanced Drive:1632万円
■トヨタMIRAI
MIRAI Z“Executive Package”Advanced Drive:860万円
MIRAI Z Advanced Drive:845万円
なお、パワーユニットは既存グレードと共通で、レクサスLS500hは8GR-FXS型3456cc・V型6気筒DOHC・D-4Sエンジン(299ps/36.3kg・m)+2NM型モーター(132kW/300Nm)+リチウムイオン電池+マルチステージハイブリッドトランスミッション(電気式無段変速機)を、トヨタMIRAIはFCB130型固形高分子形FCスタック(128kW)+3KM型モーター(134kW/300Nm)+リチウムイオン電池を搭載している。
Advanced Driveは、Intelligent(知能化)、Reliable(信頼性)、Perceptive(高い認識性能)、Interactive(ドライバーとクルマの対話)、Upgradable(ソフトウェアアップデート)という5つの技術的特長を備え、高速道路や自動車専用道路の本線上の走行を緻密にサポートする高度運転支援技術である。実際のドライブでは、ナビゲーションで目的地を設定すると、ドライバー監視のもと、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、車線変更、追い越しなどを行いながら、目的地に向かって分岐までの運転を支援する仕組みだ。
主な機能を見ていこう。
まず、走行状況に応じた細やかな運転支援。周辺を走行している車両との並走および追い越し時に、左右の間隔を十分に確保した状態で車線を維持する。例えば、ボディ幅が広い大型車を追い越す際、右に寄りながら走行するなど、車両間の距離が近く不安を感じるような状況を回避するように設定した。
次に、合流してくるクルマへの配慮。合流地点で本線に合流してくる車両に対して、早めに減速して車間距離を確保し、相手車両のスムーズな合流を支援する。
そして、車線変更/追い越しの支援。システム側が周辺の車両状況と道路環境を考慮したうえで車線変更可能と判断した場合は、ドライバーがステアリングを保持して車線変更先を確認、承認操作を行うことで、自動的に車線変更に移る。また、ドライバーがターンレバー操作をすることで、システムに車線変更動作を要求することも可能だ。
なお、ドライバーがAdvanced Driveの作動状況を把握しやすくするために、12.3インチメーターディスプレイなどの基調色を状態に合わせて切り替えるシステムも導入。制御走行中で条件が整いステアリングから手を放して走行できる状態ではブルー基調、制御走行中でステアリング保持が必要な状態ではグレー基調、制御走行の解除前でドライバーによる運転操作が必要な場合はオレンジ基調で表示する機能を内包した。
先進のドライバーモニターカメラを組み込んだこともトピックだ。ドライバーの顔の向き、目の開閉状態、視線方向、運転姿勢からドライバーの運転状態を検知し、ドライバーの脇見・閉眼状態をシステムが検知した場合は、ドライバーに警告する。また、ドライバーの安全確認行動をシステムが把握することで、安全に車線変更支援を実行。さらに、眠気の兆候も推定し、ドライバーの運転への関与度合いが低下し始めているとシステムが判断した場合は、ブザーによる警告やシートベルトの振動、ヘッドアップディスプレイ表示の点滅、いたわり案内アプリによる対話などにより、運転への関与の改善を促す仕組みとした。
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みんなのコメント
とりあえず高速で使えてナンボでしょ?
全車に標準装備しても良かったのではと思う。
何となくだが先進技術の遅れを誤魔化すために
走りに拘ってるように見せてる気がする。
特にISは走りの熟成よりも、この機能を
搭載して欲しかった。