現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 古き良きアメリカンスピリッツを継承!豪快かつ繊細に進化したシボレー「カマロ」の魅力

ここから本文です

古き良きアメリカンスピリッツを継承!豪快かつ繊細に進化したシボレー「カマロ」の魅力

掲載 4
古き良きアメリカンスピリッツを継承!豪快かつ繊細に進化したシボレー「カマロ」の魅力

低く幅広い、迫力のあるアピアランスが特徴のカマロ。グリル内の“ボウタイ”エンブレムを中空式として冷却機能を高めたほか、SSではフード中央にエア排出口を追加するなどして空力性能の向上も図られている。

スポーツカーというとイタリアンエキゾチックやイギリスのライトウェイトを思い出すが、自動車大国たるアメリカのそれもまだまだ元気だ。代表格はシボレー・コルベットといえるが、より身近なモデルとして1960年代から幅広い層に支持され続けているのが、同社のカマロである。

先鋭的なグラフィックがカッコいい!フェリペ・パントネとコラボしたアルピーヌの限定モデル「A110」

アメリカンピュアスポーツとも言える一台

 シボレー・カマロとして6代目にあたる現行型は2015年に登場した。スペシャルティ・スポーツクーペというキャラクターやデザインは先代を踏襲しながら、車体をコンパクトにまとめつつ、軽量化と高剛性化を果たしているのが特徴だ。コンパクトになったといえどもそのスタイルは長く低く幅広く、グリーンハウスは天地方向に薄いThe American Sportといえるもので、迫力は満点。コクピットは適度に囲まれ感のあるタイトさがあって気分が盛り上がる。最近ではスポーツカーといえどもタブレットのようなディスプレイを多用して先進性や機能性の高さをアピールするものも少なくないが、カマロのそれは端的にいえば古典的。メータークラスターやナビ/エンターテイメント用モニター、センターコンソールの物理スイッチなどは独立タイプで、オールドファンにも馴染みやすいレイアウトを継承しているのがいい。

 現行型は2020年にマイナーチェンジを受け、ナビゲーションシステムは完全通信型のクラウドストリーミングタイプとなり、ワイヤレスチャージング機能が全車標準となった。ラインアップは2ℓ直4ターボと6.2ℓV8を用意し、試乗車は後者を積むトップグレードの「SS」。スーパースポーツの略称どおり、伝統のプッシュロッドOHVユニットは迫力ある走りの源となっていた。

 アイドリング時は大排気量V8らしい野太いビートを響かせ、ひとたびガスペダルを踏み込めば、タイヤのグリップを簡単に打ち負かすほどのパワーを炸裂させて路面を掻きむしるようにスタートダッシュを決めることも可能。このとき、ドラッグレーサーのようにバーンアウト(後輪を空転させてタイヤを温める)できるラインロック機能も備わる。その先は10速ATの繊細なシフトプログラムも相まって力強く滑らかに加速していく。V8のマナーは決して大味ではなく、自然吸気らしい粒の揃ったフィールを伝えながら高回転域まで軽やかに回っていくのが気持ちいい。足回りも決してハードにすぎるところはなく、ドライブモードセレクトがツーリング(標準)モードならある程度のストロークを許す、鷹揚な乗り心地が味わえる。またモードをスポーツやトラックに切り替えて、スロットルレスポンスを強めるとともにサスペンションを固めることもできるなど、ハードな走りにも応えられる柔軟性も持ち合わせている。最新のカマロは現代車らしい洗練性を実現しつつも、旧き佳きマッスルカーのダイナミズムをしっかりと継承した、アメリカンピュアスポーツとも言える一台なのである。

SSには伝統のスモールブロックLT1ユニットを搭載。可変バルブタイミング機構や直噴システムなどでアップデートされ、気筒休止機構を備えるなど燃費への配慮も怠らない。

コクピットと呼ぶにふさわしい適度な囲まれ感のある運転席周り。大ぶりのスポーツバケットレザーシートは、ホールド性はもちろん掛け心地もよく長距離ドライブにも適している。

トランクは257ℓと決して大容量というわけではないが、後席バックレストを倒せるスロースルーティング機能を持ち、リアシートは大人でも使えるスペースを確保するなど実用性にも優れる。

リアフェンダーにかけてのキャラクターラインがカマロのマッシブさを強調する。SSの専用装備となる4本出しのクァッドステンレスエギゾーストが奏でるアメリカンV8サウンドに痺れる人も多いだろう。

諸元

シボレー カマロ クーペ SS
ボディサイズ:全長×全幅×全高:4,758×1,900×1,345mm
車両重量:1,710kg
駆動方式:RWD
エンジン:6,168cc V型8気筒自然吸気
最高出力:333kW(453PS)/5,700rpm
最大トルク:617Nm(62.9kgm)/4,600rpm
価格:¥7,280,000

問い合わせ先:GMジャパン
TEL:0120-711-276

TEXT:桐畑恒治(AQ編集部)
PHOTO:篠原晃一

こんな記事も読まれています

“軽トラック”の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
“軽トラック”の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
Merkmal
「知らなきゃ損!?」 スマートキーの“意外な”便利機能! 「車内にカギ忘れた!」うっかり“インキー”の原因は?
「知らなきゃ損!?」 スマートキーの“意外な”便利機能! 「車内にカギ忘れた!」うっかり“インキー”の原因は?
くるまのニュース
ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
ミニバンやSUVの形は「クルマの原点」! ゆえにセダン人気が復活することはないが存在価値はある
WEB CARTOP
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
グレー&シアンで「MTシリーズ」の世界観を表現、ヤマハ『MT-03』『MT-25』2025年モデル発売 
レスポンス
KINTO、走行安定性をアップグレードする「士別フィン」を発売
KINTO、走行安定性をアップグレードする「士別フィン」を発売
月刊自家用車WEB
KINTOから、LEXUS ISをアップグレードする「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発売
KINTOから、LEXUS ISをアップグレードする「Performance Upgrade “Solid” for IS」が発売
月刊自家用車WEB
40年の歴史を持つ伝説的なハイパフォーマンスセダンは7世代目に! 新型「BMW M5」がデビュー
40年の歴史を持つ伝説的なハイパフォーマンスセダンは7世代目に! 新型「BMW M5」がデビュー
LE VOLANT CARSMEET WEB
SP忠男から Z650RS(’24-)用フルエキ「POWERBOX FULL 2in1ステンポリッシュ」が発売!
SP忠男から Z650RS(’24-)用フルエキ「POWERBOX FULL 2in1ステンポリッシュ」が発売!
バイクブロス
「e-BIKE」ってなに? ペダル付き電動バイクとの違い
「e-BIKE」ってなに? ペダル付き電動バイクとの違い
バイクのニュース
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
三菱「新型デリカ」発表近い!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」発表で「出たら即買う」の声! 度肝抜く「D:X」登場で期待ヒートアップ!?
くるまのニュース
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
カー・アンド・ドライバー
アウトドアを楽しもう…アンダーソン・パークとコラボ、「ワールド・ミュージック・デイ」でレクサス GX を起用した映像公開
アウトドアを楽しもう…アンダーソン・パークとコラボ、「ワールド・ミュージック・デイ」でレクサス GX を起用した映像公開
レスポンス
カッコよさ重視のデザインに!! 燃費29km超えの[カローラツーリング]はハンドリングが抜群!
カッコよさ重視のデザインに!! 燃費29km超えの[カローラツーリング]はハンドリングが抜群!
ベストカーWeb
【BYD シール】「売れるかは未知数」縮小する日本のセダン市場で、中国のEVはどう戦うのか
【BYD シール】「売れるかは未知数」縮小する日本のセダン市場で、中国のEVはどう戦うのか
レスポンス
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
レスポンス
「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選
「えっ!」捕まるのはイヤだけど…乗ってみたい!? 爆速「“2ドア”パトカー」3選
くるまのニュース
専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた
専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた
WEB CARTOP
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~」
レスポンス

みんなのコメント

4件
  • いいな、と思って中古車検索したら、
    現行モデルは400万から
    一つ前のモデルは250万なら
    よっしゃ、いっちょ買ったるか!との勢いだけでは買えないレベルですね。
    いいものはやっぱり高い。
  • もっと丁寧に言いなさい

    おカマロザマス。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

449.01080.0万円

中古車を検索
V8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

449.01080.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村