メルセデスの非常勤会長であるニキ・ラウダは、アゼルバイジャンGPの決勝で起きたレッドブル同士のクラッシュについて、マックス・フェルスタッペンに70%の過失があると考えているようだ。
今回のレースを通じてバトルを繰り返していたフェルスタッペンとダニエル・リカルド。ホイール同士が接触するなど、ふたりのバトルは危険なほどにヒートアップしていった。そして40周目のターン1へのブレーキングで、前を塞いだフェルスタッペンにリカルドが追突してしまうような形で両者は接触。チームにとっては悪夢のダブルリタイアとなってしまった。
レッドブル代表、同士討ちは喧嘩両成敗「ファクトリーのみんなに謝ってこい」と厳命
この件に関して、FIAは両ドライバーに叱責処分を科した。一方でラウダは、リカルドにも接触の責任はあると認めながらも、フェルスタッペンの方が過失の割合が大きいと考えているようだ。
レース後のメディアセッションで、チーム代表のトト・ウルフから自分がレッドブルにいたとしたらどうするか、と訊かれたラウダは「家に帰って泣くだろう!」とジョークを飛ばした。そして、次のように付け加えた。
「私から見れば、(クラッシュの責任は)フェルスタッペンが70%、リカルドが30%だ」
「フェルスタッペンが前にいる時、後ろにいるかわいそうな男はどこに行けばいいんだ? とてもシンプルなことなんだ」
かつてのメルセデスにも、今回のレッドブルと同じような同士討ちが起きたことはあった。ラウダは、当時のメルセデスの考え方をレッドブルは見習うべきだと提案した。
「もし彼らがメルセデスのドライバーだったら、私はトトと一緒に彼らをオフィスに連れていく。そして、彼らが引き起こした損害がどれほどのものかを教えるんだ」
「かつて我々もそうすることを1度検討したが、そうする必要はなかった」
レッドブルのチームメイトバトルが一触即発の状態であったため『まるで映画のようだった』と語ったウルフ。ファクトリーなどの舞台裏で多くの人々が一生懸命働いているビックチームを率いている中で、ドライバーたちのレースがしたいという願望とのバランスを取るのは非常に難しいことだと、彼は付け加えた。
「私にも2度経験がある。2014年のスパと、2016年のバルセロナだ」と、ウルフはハミルトンとロズベルグの同士討ちを振り返った。
「ここF1にいるドライバーは、彼らに可能な限り最高のマシンを提供するために24時間365日働いている大規模な組織が、その背後にあることを忘れてはならない」
「しかし同様に、ドライバーから”ライオンの精神”を取り除きたくもないのだ」
「私は以前、こんなことを言ったことがある。車の中に、子犬のような振る舞いをする番犬を載せておくことはできないと。お互いに激しくレースをする、速いドライバーたちをマシンに乗せることには良い面も悪い面もあるんだ」
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