1988年4月2日、わずか5名のスタッフで立ち上げられた「STI(当時はスバル・テクニカ・インターナショナル)」。スバルのモータースポーツ活動を支援し、スバル車のチューニング、パーツ開発・販売を担当。数々の「名車」と呼ばれるコンプリートカーを世に送り出してきた。
そんなSTIが、今年4月で設立30周年を迎える。アニバーサリーイヤーにあたり、ファン必見のコンプリートカーを開発中だという情報を本誌はキャッチした。以下、STI関係者から掴んだ情報を整理して紹介したい。
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文:ベストカー編集部
ベストカー2018年3月26日号より
■「意のままに操れる研ぎ澄まされたチューニングカー」
昨年10月に発売した、コンプリートカー「S208」は限定450台だったが、その枠に2619人の購入希望者が殺到した結果、抽選販売になるなど、相変わらずの人気ぶりをみせつけた。
そして今年4月2日、STIは創立30周年を迎える。かねてから噂されていたように、STIはそれを記念したコンプリートカーを発売する予定だ。ただし関係筋によると発売時期は4月2日ではなく、今年中とのこと。
これまでのSシリーズとは違い、研ぎ澄まされた俊敏さをもつSTI30周年記念車。まさに究極のSTI製ロードゴーイングマシンといったイメージで登場する。発表発売は今秋あたりか
現在の「S」シリーズはかつての「S」シリーズとは違い、動力性能や旋回性能だけでなく、上質さを兼ね備えた方向に振ったモデルも登場しているが、しかしこの30周年記念モデルは、軽快でドライバーの意のままに動かせる切れ味鋭い「純粋なSTI」を味わえるようなマシンを目指しているとのこと。
シリーズ名は「S」ではないアルファベット(それは「R」かもしれないが)を冠して登場する見込みだが、車名に関してはまだ決まっていないようだ。
ベースはもちろん現行型のWRX STI。
イメージ的にはかつてのインプレッサスペックCタイプRA-Rに近いかもしれない。ノーマル仕様よりも大幅に軽量化したうえで、STIの得意分野であるシャシー性能を向上させ、さらにエンジンのレスポンスを格段にアップさせた、とことん研ぎ澄ましたあの究極のロードゴーイングカーとなる。
■さらにもう1台、スーパースポーツを開発中!?
今回ご紹介する情報は、この30周年記念車だけではない。正直にいえば想定していなかったが、上記のニューモデルを取材中に掴んだ、驚きのスポーツモデルの存在だ。
実は30周年記念車の次に発売されるモデルこそが、STIの歴史を変えるスーパースポーツとなるそう。言ってみれば、これはかつてのインプレッサ22B STiバージョンの存在に近い至宝のモデル。
インプレッサWRXタイプRSTIバージョンIVがベースの22BSTIバージョン。販売台数400台で500万円の高額車にかかわらず2日で完売した。このように、後世まで語り継がれる記念碑的なコンプリートカーを開発中だそう
近年多くのメーカーが「会社のイメージを代表するようなフラッグシップスポーツカー」を発売しているが、スバル&STIもそうした、スバルのスポーツイメージを代表するモデルを開発中だという。
このスーパースポーツもWRX STIがベースとなって開発中だという。
エンジンはEJ20ではなく、北米仕様に用意されているEJ25をチューニングして搭載予定とのこと。「フラッグシップスポーツ」となると350~400psあたりは必要だが、そうなるとEJ20ではチューニングの限界があるそう(EJ20では340psあたりが限界とのこと)。現在この新型車は着々と開発中で、馬力&トルクの落としどころを決めているところだという。
日本車メーカーからは、2Lターボで380psというA45AMGのようなハイパワーモデルがなかなか出てこないが、ついにSTIがその殻を破り、メーカー公認のチューンドモデルを出すとのこと。
このモデルに関する詳しい情報はまだ入っていないが、2019~2020年頃のデビューを目標に開発が進められているという。
本件に関しては情報が入り次第、すぐに続報を伝えていきたい。
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