スーパーGT第3戦鈴鹿にポイントリーダーとして乗り込んだ36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)。今回62kgのサクセスウエイトを搭載(実際には搭載ウエイト45kg+燃料流量1段階ダウン)してのレースとなったが、力強い戦いぶりで5位入賞を果たした。
昨年のシリーズチャンピオンである36号車は、開幕戦岡山でポール・トゥ・ウインを飾ると、第2戦富士でも4位に食い込んだ。そして今回の第3戦では予選11番手に沈んだものの、決勝レースでは中団で我慢のレースをしつつ、ピットストップの度にポジションを上げるような形であれよあれよという間に上位集団に加わっていた。
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一時は3番手まで上がったが、最終的には5位フィニッシュ。ただ第1、第2スティントを走った坪井としては、誰よりも多くのウエイトを積みながら好結果を残せたことに満足感を口にした。
「23号車(MOTUL AUTECH Z)、3号車(Niterra MOTUL Z)、100号車(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)、17号車(Astemo CIVIC TYPE R-GT)、重い人たちよりも前でゴールできたことが1番でした。予選で少し沈んで(ストレートスピードに分がある)日産勢が前に出られた以上、ちょっと苦しいとは思っていましたが、決勝を見据えた上での組み立てができて、36号車らしいレースが富士に続きできたのかなと思います」
「上位4台は(搭載ウエイトが)軽いので、順当に取ってくれれば、それはそれで良いのかなと思っています。やれることは全部できたので、十分な結果だと思います」
坪井はレースペースに一定の手応えがあったというが、鈴鹿サーキットはオーバーテイクが容易ではないため、36号車は中団グループで先行車を抜きあぐねるシーンがあった。しかしながら早めのピットイン、そして素早いピット作業でマージンを作ったことでポジションを上げていった。
ピット作業で逆転するためには、タイヤ交換をミスなく行なうことも必要だが、給油時間を短くすることも欠かせない。36号車は燃料流量が絞られているため、その分燃費がやや良くなるという要素があるのも確かだが、坪井はかなり燃費走行をしていたようだ。優勝した37号車Deloitte TOM'S GR Supraの大立健太エンジニアも、坪井の秀逸な燃費走行に舌を巻いていた。そこも、坪井が“現役最強ドライバー”と評される所以か。
坪井本人も、ピットでライバルの前に出ることを意識した作戦を立ててそれが機能したとして、戦略面で完璧だったと語った。
「(燃費走行は)難しいですけど、やれる時はしっかりやっていました。燃リスが入っているので、そこは逆に(燃費面で)優位になれたと思っています」
「燃リスが入っていない車の真後ろにいたら、絶対に前へ出ることができることは分かっていました。なのであまり抜けなくても焦らず、しっかりピットで前に行ける作戦を採れるようチームと組み立てた結果、ああいう作戦を採ることができました」
「結果、面白いようにアンダーカットできたので、作戦としては完璧だったとかなと思います」
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