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あの「ビームス」が日産・ルークスをカスタマイズ!オシャレなコンセプトカーの全貌とは?

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あの「ビームス」が日産・ルークスをカスタマイズ!オシャレなコンセプトカーの全貌とは?

オートサロン [2023.12.20 UP]


あの「ビームス」が日産・ルークスをカスタマイズ!オシャレなコンセプトカーの全貌とは?

日産 タフギア感アップのエクストレイルほか出展 東京オートサロン2024

ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT
 日産は2024年1月に幕張メッセで開催される「東京オートサロン2024」にて、2023年6月にマイナーチェンジした軽自動車「ルークス」をベースに、ビームスがカスタマイズを監修したコンセプトカー「ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT(ルークス・ビームス・カスタマイズド・コンセプト)」を出展する。両社はオートサロンの開催に先駆けて、同モデルのコンセプトや監修担当者によるコメントなどを公開した。

 ただオシャレなだけではない、こだわりのポイントとは?


コンセプトカーのキーワード“EYE”に込められた複数の意味
 今回のコンセプトカーは、「軽自動車をビームスの視点で見つめ直す」というアプローチから、“BEAMS ROOX EYE(藍・愛)”をスローガンに設定。キーワードとなる“EYE”からイマジネーションを膨らませ、複数の意味を持たせた。

 まず、服づくりの醍醐味である生地選びに着目し、軽自動車が人々にとって身近な存在であることから、クルマにもファッションで馴染みのあるデニム(“藍”)をインテリアに採用。

 そして、随所に気分が高揚するフレッシュなデザインを採用することで、広々とした「ルークス」の車内に、家族や友人と自然に会話が生まれる“愛”に満ち溢れた空間を演出した。

 さらに「本当に良いモノに表裏はない」というビームスの価値観を、インテリアに使用したオモテ側にデニムの裏地を大々的に打ち出すことで表現。冒険的で意外性に満ち溢れた新たな軽自動車のイメージを提案している。


デニムの裏地を忠実に再現したシート

ライトグレー×インディゴのツートーンでデニムの裏地を表現

ライトグレーでデニムの裏地を表現。対となるインディゴが表地を表す

窓際を飾る藍色の浮島状のアクセントとビームスのコーポレートロゴ
 ビームスと日産のロゴが施されたボディは、旧式の織機(シャトル織機)で織られた“セルビッチ”と呼ばれる高品質なデニムの裏地をイメージしたライトグレーをメインカラーに採用。窓際を飾る浮島状のアクセントや、リアバンパーの周辺を含む車体の下部に、デニムの表地を表すインディゴ(藍色)をあしらい、本物のデニム生地の裏側を彷彿とさせる、都会的でグラフィカルな車体に仕上げた。


アクセントカラーにオレンジを取り入れて、繊細なカラーコントラストに仕上げた
 また、「オシャレは足元から」というファッションの通説を取り入れ、ホイール中央のプレートをボディと同じライトグレーで合わせつつ、ディスクの隙間からはインディゴ/オレンジのディテールを覗かせる繊細なカラーコントラストに。細部までこだわってトータルコーディネートするビームス流スタイルを体現した。


大胆なアプローチでデニムの真骨頂を魅せたインテリア

車内の主役となるセルビッチデニムの特徴を活かしたシート

通称“耳”と呼ばれるパーツとピスネーム
 インテリアはより大胆なアプローチを施し、デニムの真骨頂をお膳立て。車内の主役となるシートは良質なセルビッチデニムの特徴であるほつれ止め、通称“耳”と呼ばれるパーツもデザインと見なし、デニムの裏地を忠実に再現。一方で、足元のフロアマットにはデニムの表地が来るように配置した。

 これはデニムを“育てる”というファッションの世界に美徳にちなみ、走行距離がクルマの愛着へと変わり、それにともないデニムが経年変化していくことで、一層「ルークス」への愛情を深めてほしいという想いが込められている。

 さらに、座席後ろのピスネーム(タグ)や、大小のシートポケットなど、ジーンズのデザイン言語を余すことなく落とし込み、アクセントとしてステアリングスイッチ部にビームスのコーポレートロゴを配している。


ステアリングスイッチ部分のカラーコンビネーション

カスタマイズ監修担当者「軽自動車がオシャレであれば、気分がハッピーに」

カスタマイズ監修を担当した、ビームス・加藤忠幸氏
監修担当者コメント

 ビームスが追求するのは、普段着のカッコよさです。ファッションにもルールがありますが、私たちはその掟を少しずつ破ることで、カッコいいの定義を拡大してきました。

 日産はバブル期に派手な車体が登場するなか、愛嬌のあるレトロなモデルを打ち出し、パイクカーの火付け役となった企業と認識しています。他者と異なるこのアプローチはファッションの感覚に近く、鋭い着眼点で乗用車のスタンダードを拡張する日産の哲学に親和性を感じずにはいられませんでした。

 私は農業に携わっていることもあり、5台のクルマを所有していますが、家族が最も“愛用”しているのが軽自動車です。

 多種多様な移動が求められる現代社会では、生活のすべてが軽自動車から始まります。米国の某アーティストも、こんなにも手頃で高機能なクルマは日本の軽自動車しかないと絶賛していました。

 日本の実用性を象徴する軽自動車がオシャレであれば、気分がハッピーになるはずです。

 裏デニムを使用したこのコンセプトカーは、日産が培ってきたノウハウと、ビームスに宿るファッションの美学が融合し、本質から共鳴した企画ができたと実感しています。

【監修担当者プロフィール】
加藤 忠幸(かとう ただゆき)
SSZディレクター / BEAMSバイヤー
1973年生まれ、大学卒業後、BEAMSに入社。
販売スタッフ兼アシスタントバイヤーを経て、2012年よりメンズカジュアル部門で「サーフ&スケート」の担当バイヤーに就任。2017年には、ビームスの新ブランドSSZ(エス エス ズィー)を立ち上げ、ディレクター兼デザイナーとして活躍。
また、鎌倉にある加藤農園の4代目として、野菜農家の顔も併せ持つ。


東京オートサロン2024開催概要
会期:2024年1月12日(金)9:00~19:00(ビジネスデー、14:00~一般特別公開)
       1月13日(土)9:00~19:00
       1月14日(日)9:00~18:00
会場:幕張メッセ(日本コンベンションセンター)
主催:東京オートサロン実行委員会

ビームス 公式HP:
http://www.beams.co.jp/

日産 公式HP:
https://www.nissan.co.jp/

【あわせて読みたい】

https://www.goo-net.com/magazine/cartopic/auto-salon/210304/https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/191742/ ルークスの新車情報を見る

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みんなのコメント

1件
  • furima-jirosan
    BEAMSとクルマがコラボするケースは、2007年の3代目スバル・インプレッサ
    「BEAMS EDITION」以来でしょうか。
    アチラはボディカラーもBEAMSのコーポレートカラーであるオレンジになって
    おりましたが、今回はステアリングやホイールキャップにオレンジがあしら
    われた、楚々とした感じにしたようですね。
    しかしデニム地のシートには、よーく見るとオレンジのステッチが入って
    いたりと、細かいところにもこだわりを見せているようです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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