現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なんと総額800万円オーバー! 究極スタイルを目指すワゴンRスティングレーに圧倒されっぱなし【KING OF K-CAR MEETING】

ここから本文です

なんと総額800万円オーバー! 究極スタイルを目指すワゴンRスティングレーに圧倒されっぱなし【KING OF K-CAR MEETING】

掲載 207
なんと総額800万円オーバー! 究極スタイルを目指すワゴンRスティングレーに圧倒されっぱなし【KING OF K-CAR MEETING】

内外装フルコーデされたドレスアップカーの極みといえる1台

 乗用車タイプからトラック、ノーマルからカスタマイズカーまでバラエティ豊かな車種が、岡山国際サーキット臨時駐車場を彩った2022年のKING OF K-CAR MEETING。全国各地から集結した280台のなかから、これまで厳選した参加車両を紹介してきたが、最後に「これぞドレスアップカーの極み」というマシンをピックアップしよう。

純白の室内が眩しい! ポップなカスタムを極めたムーブキャンバスに拍手【KING OF K-CAR MEETING】

「雑誌の表紙を飾りたい!」それがカスタマイズの原動力

 取材班が選んだのは、徳島県からやってきたNさんの3代目のワゴンRスティングレー(以下スティングレー。ワゴンRとしては5代目)。「雑誌の表紙を飾りたい」というのがカスタマイズの原動力で、すでにドレスアップカーコンテストでは上位となり、雑誌デビューはもちろん、念願だった表紙も飾るなど本気で取り組んだ上級コーデマシンだ。

 機動戦士ガンダムのモビルアーマー「ザクレロ」をイメージさせるような開口部を持つ大胆なフロントバンパーは、バタフライシステムのスティングレー用とSADカスタムジャパンのハイエース用を短縮加工したニコイチ。その中央部には大型インタークーラーをセットし、独特のパイピングレイアウトでフェイスにさらなるインパクトを加えている。軽自動車には大きすぎるサイズのため、ダミーですか? とNさんに問うと「効果はともかく活かしています」との返事。

フロント60mm&リヤ100mm拡大で限界インセットの9Jをインストール

 マフラーも、フロントのイメージに合わせた取り回しで魅せるワンオフデザインだ。まずバタフライシステムのバンパー中央を大きくカットし、前からきたパイプを左右に振り分けて両側にサイレンサーをマウント。エンド部は大口径の4本出しで、中央部下にはワンオフのアンダーディフューザー&バックフォグを組み、スポーティさとボリューム感を上手にミックスさせている。

 迫力ある前後バンパーデザインに合わせて、左右にグッと張り出したフェンダーはフロント60mm、リヤ100mm拡大し、フロント8J、リヤ9Jのスーパースター・ライゼをインストールする。センターフェイスがカッパークリアで、深さのあるリムはアウターがブラッシュド(ブラシ掛けしたような流れるような研磨痕を付ける加工)、インナーがブラックと細かくカラーを指定。カスタム上級者ならではこだわりを満載している。

ハイライトはラゲッジ内のエアロ風味なオーディオボックス

 見せ技満載のエクステリア以上に力が入っているのが、オレンジとブラックカラーをベースにフルコーディネイトしたインテリア。ダッシュボード/ドア/天井などはすべてアルカンターラで張り替えており、とくにフロントドアはアクリルとLEDを駆使したイルミネーションで煌びやかさを演出する処理は、まさにショーアップカーという印象だ。ドアを開けっぱなしでも様になる。

 フロントに2脚装着された本革のレカロシートはフェラーリF430もモチーフにデザイン。中央部から左右に降ろすようなステッチはまさにそれで、フェラーリオーナーが見てもうらやむ上質感溢れる仕上がりだ。

 このクルマのハイライトとなるのが、リヤシート&ラゲッジの高さと奥行きを埋め尽くす、インパクトのあるエアロ風味なオーディオボックスだ。箱型のボックス形状でサブウーハー/トゥイーター/コアキシャルなどを重ねていくのが一般的である。だが、Nさんはイベントで目立つためにサウンドだけでなく、デザイン性にもこだわり「立体的なデザインにしてほしい」と、香川県のピットハウスコスギにオーダー。完成したのがこれまでの常識を覆す、このスポーティなボックスというわけだ。

カスタムの情熱なくして雑誌掲載やイベント上位は成らず!

 特徴的なのは、ラゲッジ上部の左右に2本ずつ振り分けられた筒形のトゥイーター。やや外側を向くようにマウントされたデザインは、マフラーとの連動性を感じさせ、Vの字にデザインされたラックはリヤウイングを彷彿とさせる。リヤハッチからだけでなく、運転席側から見たときのビジュアルも考えられており、全方位手抜きなし。迫力あるエクステリアの雰囲気と見事に調和させたそのセンスに脱帽である。

 また、4本出しのトゥイーターの中央にあるホルダーにiPad miniをビルトインして、音源の再生コントロール。さらにリヤハッチにプロセッサーを組み込むことで、リヤゲートにいながら操作できるイベント仕様ならではのシステム環境も整えている。

 そのほか、内外装ともに詳細を書ききれないほど手が入っており、手数ではなくクオリティまでとことん追求したスティングレー。その総額は800万円オーバーというから、やはり雑誌の表紙を飾ったり、イベントで上位に入ることはカスタムへの情熱なくして成し遂げられないし、始めないとその楽しさも分からないというわけだ。「ビジュアルもサウンドもやりつくした感があり、次のリメイクに踏み出せないのが悩み」と語るNさん。次なる作品にも期待したい!

文:Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【GR GTに至るまで】2000GT、初代レクサスLFAに80型スープラ!トヨタのスポーツカー史でキーになる3台とは
【GR GTに至るまで】2000GT、初代レクサスLFAに80型スープラ!トヨタのスポーツカー史でキーになる3台とは
AUTOCAR JAPAN
結構本格的!? 大黒ジャンクション内でいただくピリリと辛い「四川風麻婆丼」 バイクで行く高速道路グルメ
結構本格的!? 大黒ジャンクション内でいただくピリリと辛い「四川風麻婆丼」 バイクで行く高速道路グルメ
バイクのニュース
日本における三菱の顔は間違いなくデリカD:5! フルモデルチェンジせずともずーっと売れ続ける怪物ミニバンの秘密
日本における三菱の顔は間違いなくデリカD:5! フルモデルチェンジせずともずーっと売れ続ける怪物ミニバンの秘密
WEB CARTOP
スキージャンプ「高梨沙羅」の“愛車”どんなクルマ? 「似合いすぎてる」“スバル車”公開され話題に! 「応援したくなる」「かっこいい!」声も
スキージャンプ「高梨沙羅」の“愛車”どんなクルマ? 「似合いすぎてる」“スバル車”公開され話題に! 「応援したくなる」「かっこいい!」声も
くるまのニュース
小田原→海老名「4両で直通」! 小田急の赤電が “車両基地まで”1月に営業運転 撮影会も初開催
小田原→海老名「4両で直通」! 小田急の赤電が “車両基地まで”1月に営業運転 撮影会も初開催
乗りものニュース
スバルが“理想を追求した”人気ミッドサイズSUVが初授賞! 2025-2026の“今年の1台”は「フォレスター」に決定!! 輸入車部門はVW「ID.バズ」に栄冠
スバルが“理想を追求した”人気ミッドサイズSUVが初授賞! 2025-2026の“今年の1台”は「フォレスター」に決定!! 輸入車部門はVW「ID.バズ」に栄冠
VAGUE
【欧州新車】ホンダ「X-ADV スペシャルエディション」次はトリコロールだ! アフリカツインみが高まるアドベンチャースクーター
【欧州新車】ホンダ「X-ADV スペシャルエディション」次はトリコロールだ! アフリカツインみが高まるアドベンチャースクーター
WEBヤングマシン
車高アップは乗り心地が悪いは昔の話? TEINがクロスロードで証明した最適解~カスタムHOW TO特別編~
車高アップは乗り心地が悪いは昔の話? TEINがクロスロードで証明した最適解~カスタムHOW TO特別編~
レスポンス
【GR GT&レクサスLFAコンセプト誕生前夜】トヨタから新たにスーパースポーツが生まれた背景とは?『悔しさ』から生まれたカウンターストーリー!
【GR GT&レクサスLFAコンセプト誕生前夜】トヨタから新たにスーパースポーツが生まれた背景とは?『悔しさ』から生まれたカウンターストーリー!
AUTOCAR JAPAN
艶やかな赤いボディへ全塗装!メルセデス・ベンツ「Gクラス」の象徴をスムージングという荒業を施す
艶やかな赤いボディへ全塗装!メルセデス・ベンツ「Gクラス」の象徴をスムージングという荒業を施す
Auto Messe Web
スバルの“良心”が評価された日。新型フォレスターが日本COTYを受賞! 輸入車勢はID.Buzzと911が強烈な個性を発揮
スバルの“良心”が評価された日。新型フォレスターが日本COTYを受賞! 輸入車勢はID.Buzzと911が強烈な個性を発揮
LEVOLANT
想像以上にデリケートなクロームメッキ、NAKARAIのKINGシリーズでメンテし綺麗に保つ
想像以上にデリケートなクロームメッキ、NAKARAIのKINGシリーズでメンテし綺麗に保つ
WEBヤングマシン
斬新「“縦目”FRセダン」まもなく初公開! 全長5m級“レトロなボディ”&「白い豪華内装」のド迫力仕様! 「紫ヘッド」の直6エンジン搭載! 日産グロリアベースのNATS「和製ローライダー」に注目!
斬新「“縦目”FRセダン」まもなく初公開! 全長5m級“レトロなボディ”&「白い豪華内装」のド迫力仕様! 「紫ヘッド」の直6エンジン搭載! 日産グロリアベースのNATS「和製ローライダー」に注目!
くるまのニュース
グローバルカーとして刷新された4代目ホンダCR-V【10年ひと昔の新車】
グローバルカーとして刷新された4代目ホンダCR-V【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
ランサーここに極まる!? よみがえる三菱のWRC黄金時代! 超精巧なランサーエボリューションIVのミニカーが登場!!
ランサーここに極まる!? よみがえる三菱のWRC黄金時代! 超精巧なランサーエボリューションIVのミニカーが登場!!
ベストカーWeb
30万円台で買えるホンダの「原付二種スクーター」!! ゆったり足元の「リード125」2026年モデル発売
30万円台で買えるホンダの「原付二種スクーター」!! ゆったり足元の「リード125」2026年モデル発売
バイクのニュース
【最新モデル試乗】ホンダのイメージリーダーはどっち!? 「非日常のときめき_プレリュード」と「FF世界最速_シビック・タイプR」の気になる関係性
【最新モデル試乗】ホンダのイメージリーダーはどっち!? 「非日常のときめき_プレリュード」と「FF世界最速_シビック・タイプR」の気になる関係性
カー・アンド・ドライバー
苦節14年の快挙!東北660シリーズでついに初優勝を果たしたベテランドライバー
苦節14年の快挙!東北660シリーズでついに初優勝を果たしたベテランドライバー
Auto Messe Web

みんなのコメント

207件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村