FCAジャパンは「Nuova(ヌーヴォ) 500」の誕生60周年を記念した「Fiat(フィアット) 500C」の限定車「500C 60th(シックスティース)」を、5月21日(土)より50台限定で販売した。当限定車は内外装に数々の専用装備を採用した特別感溢れる1台となっている。
500C 60thは、装備の充実ぶりを特徴とする「1.2 Lounge」をベースに、限定車ならではの特別な2トーン・ボディカラー「ビコローレ」を採用したモデル。
車体の上下を異なる色で塗り分けたビコローレは、Nuova 500が誕生した1957年以前からフィアットが採用していた伝統的なカラースキームで、当限定車ではアイボリーとアイスホワイトを組み合わせ、歴史あるビコローレをモダンなタッチで再現。さらにエンジンフードのクロームラインやクローム仕上げのエクステリアミラーハウジング、2トーンの専用アルミホイールといったエクステリアパーツや、往年のFIATエンブレムをモチーフとしたFIATビンテージロゴ、「60」の文字をあしらったBピラーの60thロゴなど、伝統と遊び心が融合したチンクエチェントらしい表現が用いられている。
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インテリアはアイボリーを基調に、鮮やかなボルドーが随所に散りばめられている。上品さが漂うアイボリーのレザーシートにボルドーのパイピングがアクセントとして取り入れられているほか、大胆なボルドーのダッシュボード、ボルドー/ブラックのフロアマットなど限定車ならではのカラーリングによりビンテージとモダンが調和した仕立てが特徴。さらに様々な情報を鮮明なカラー液晶パネルに表示するTFTメータークラスターも特別装備している。
歴代モデルから引用した特別なカラースキームや専用装備により、特別感が演出された500C 60th。’50年代にNuova 500が移動の喜びを世間に広く伝えたように、500C 60thも乗る人や一緒にいる人を高揚させる、イタリアらしさに溢れた1台に仕上がっている。
■Nuova 500とは
1957年に誕生したチンクエチェント「Nuova 500」は、当時はまだ夢のような存在だった自動車を人々の身近な存在にした、イタリアの国民車として親しまれたモデル。その人気はヨーロッパ中に広まり、1975年に生産が終了するまでに367万台以上が出荷された。なお車体は屋根を開けて走ることができるキャンバストップを採用しており、その特徴は現代の500Cに受け継がれている。
FIAT 500C 60th オフィシャルサイト
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