この記事をまとめると
■フルモデルチェンジしたプリウスの色に注目
新型プリウスが鉄腕アトムの聖地「高田馬場」にて世界初公開! 2リッター&1.8リッターハイブリッドとPHVで展開
■ホイールアーチは素材色とブラックパール
■新色の「アッシュ」と「マスタード」が用意される
樹脂トリムによってタイヤを大きく見せている
世界的にハイブリッドカーの代名詞といえる、それ単独でブランドとして成立しているビッグネーム「プリウス」がフルモデルチェンジを発表した。
アーキテクチャーは、TNGAを進化させた第二世代バージョンということで、基本設計では従来モデルの延長線上にあるが、フロントまわりのボディ設計やサブフレーム形状を新たにしたほか、構造接着剤の活用法を見直すことなどで全体に剛性をアップした。それにより細幅大径の19インチタイヤを履きこなしているのはトピックスのひとつだ。
一般論として細幅大径タイヤというのは走行抵抗を軽減する効果が期待できる。新型プリウスの195/50R19 88Hという非常に変わったタイヤサイズは、スポーツ一辺倒のイメージというわけではない。なお、会場で取材した範囲では燃費寄りのグレードは17インチタイヤを履いているようだ。しかし、燃費スペシャルで15インチタイヤを履くグレードを用意するようなことは、新型プリウスではなさそうだ。
ところで内径19インチ・外径679mmという大径タイヤの採用は、デザイン面でもポジティブな効果を見せている。全長は4600mmと従来型から25mm長くなっただけだが、タイヤが大きくなったことにより、プロポーションから受ける印象が変わっている。
新型プリウスをはじめて見た多くの人が、素直に「カッコいい」という感想を持つのは、大径タイヤを活かしたプロポーションや、キャラクターラインを抑えて面の抑揚で表現したエモーショナルな造形によるところが大きいだろう。
そのなかで、ディテールとして注目したいのはホイールアーチ部分の樹脂トリムだ。クロスオーバーSUVのムーブメントを受けて、セダンやスポーツカーでも樹脂のフェンダートリムを見かけることは増えているが、新型プリウスが樹脂トリムを採用した狙いは、タイヤをより大きく見せるためだという。
樹脂トリムの部分までタイヤと認識させることで、21インチ級の超大径タイヤを履いているかのようなイメージを生み出すことを狙っているというわけだ。
ところで、11月16日に開催された世界初公開において、この樹脂トリムは少なくとも2パターンあることが確認できた。ひとつは素材がむき出しの仕様で、もうひとつが艶のあるブラックにペイントされた仕様だ。
発表会で取材したところ、この艶ありブラックは「プレシャスブラックパール」という非常に高価なペイントを使っていることが判明した。このことからもディテールにこだわってカラーデザインされていることがわかる。
2つの新色「アッシュ」と「マスタード」を用意
そしてカラーといえば、新型プリウスには2つの新色が用意される。
それが「アッシュ」と「マスタード」だ。
この名称は通称ではなく、トヨタとしての正式名称なのだという。従来であれば「●●パール」だとか「▲▲メタリック」、「■■マイカ」といった名前を付けることが多かったが、もっとシンプルかつダイレクトにボディカラーの狙いを表現する名前となっている。
たかがカラー名称と思うかもしれないが、これまでの型を壊すようなネーミングということからも新型プリウスが、新しいフェイズでデザインされてきたことが伝わってくる。
具体的には「アッシュ」はソリッドグレーの新表現。一見するとベタッとした色に感じるかもしれないが、マイカを加えることで光を受けて、深みのある表情を見せてくれる新色となっている。
もうひとつの「マスタード」は、スポーティを前面に押し出すイエロー・メタリックだ。発表会は室内だったため太陽光での印象は不明だが、膨張しがちなイエローを、わずかにブラックを混ぜることで彩度を抑え、ハイライトを強調する色となっているという。
いずれにしても、この新しい色には樹脂素材色のフェンダートリムではなく、プレシャスブラックパールのトリムが似合うことは間違いない。
そうした感想を伝えたときのデザイナー氏のうなずき具合からは、プレシャスブラックパールのフェンダートリムは上級グレードの専用装備となり、アッシュやマスタードといった新色も上級グレードで推しの色となっているようだ。
それにしても従来モデルからフロントオーバーハングを25mm伸ばし、リヤオーバーハングを50mmも縮めたシルエットは、ロングノーズ感を強調するもの。スポーツカーらしいプロポーションにつながっていることはいうまでもない。
さらに全高は1430mmと従来モデルから40mmも低くなった。かつてプリウスといえば空力優先で後席の居住性を犠牲にしたことが指摘された世代もあった。
しかし、そうした心配は新型プリウスでは無用だ。全高を下げたのに合わせて、着座位置も前後ともに下げている。実際、発表会場で座ってみたが後席のヘッドクリアランスは十分に確保されていた。
ホイールベースを50mm伸ばして2750mmとした効果で、前後席の距離は936mmと従来モデルより8mm伸びているため圧迫感もまったくない。特筆すべきは乗降性で、現代的な基準でいえばスポーツカーのような座面高でありながら、シートが低すぎて乗り降りしづらいという印象はなかった。
新型プリウスをハイブリッドスポーツカーとして捉え、走りを楽しむための相棒として選んだユーザーが、後席に乗せるパートナーやファミリーからクレームを受けることはなさそうだ。
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みんなのコメント
とにかくプリウスを見かけたら、極力近寄らないように運転してます。
ちゃんとルールを守って運転している人、ゴメンなさい。