オープンカーに乗っていると、風とか匂いとか、太陽の光とか街のノイズとか、いろんな刺激が飛び込んできて、脳ミソが活性化する。他者の視線も感じるから、しゃきんと背筋が伸びる。たとえ同じモデルであっても、クーペとカブリオレでは見える景色はまるで違う。オープンカーに乗ると毎日の生活が変わる、かもしれない。
家の外に出るときに、カッコつけるのは大事だ
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家がそのまま移動している感じのミニバンだったら、パジャマにカーディガンを羽織った姿で乗っていてもおかしくないかもしれない。でも屋根が開くクルマは、そういうわけにはいかない。あたりまえだけれど、外から丸見えだからだ。私はこういう顔で、こんな服装で、このクルマみたいな内外装のデザインが好きな人間です、ということを多くの人に知らせることになる。
こういう姿勢を「見せびらかしやがって」ととらえるのはよくない、と思う。ああ、あなたはそういう人となりなんですね、私はかくかくしかじかの者です、と心をオープンにしてコミュニケーションを図りたい。スモークガラスに囲まれたクルマに乗る人が匿名的であるのに対して、屋根が開くクルマに乗る人は社会的な存在なのだ。
メルセデス・ベンツEクラスのカブリオレは、後席に大人2人がゆったりと座れるから、ファミリーカーとして使うこともできる。でも幌を下ろせば、乗っている人はオトーサンでもオカーサンでもなければ、その家の子どもでもなくなる。この社会で暮らすひとりの人間であり、家の外に出るときにカッコつけるのが大事だということをこのクルマは教えてくれる。だれに会っても恥ずかしくない服装で乗りたい。
屋根を開けたEクラスを走らせていると、古いジープ・ラングラーがすれ違いざまに「プップッ」とクラクションを鳴らし、開いた窓からサムアップを飛ばしてきた。サムアップの主は見えなかったけれど、もし屋根の開くクルマが増えたら、世の中のいざこざが少しは減るかもしれない。
Mercedes Benz E300 Cabriolet Sportsメルセデス・ベンツは伝統的に4座のオープンモデルに力を入れており、現行ラインナップもCクラス、Eクラス、Sクラスにフル4シーターのカブリオレを設定する。Eクラスのカブリオレは2020年にマイナーチェンジを受け、新世代のスポーティな形状のハンドルが与えられたほか、安全・運転支援装置がアップデートされた。
SPEC 全長×全幅×全高:4845×1860×1430mm
ホイールベース:2875mm 車両重量:1870kg
エンジン:2ℓ直列4気筒ターボ
最高出力:258ps/5800~6100rpm
最大トルク:370Nm/1800~4000rpm
乗車定員:4名 価格:¥8,710,000~
Photos Utsumi / Words サトータケシ Takeshi Sato
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みんなのコメント
オープンカーは一度乗ると、やめれなくなる。
オープンカーの開放感にドはまりしてます。
この時期は昼間は暑いので夜のドライブが最高です。