いよいよ今年も「ツール・ド・フランス」の季節がやってきました。毎年7月に開催される「ツール・ド・フランス」は、世界最高峰の自転車ロードレースにして、サッカーワールドカップやオリンピックと並んで世界三大スポーツイベントのひとつとも言われています。しかし日本での注目度は「名前を聞いたことはあるけど、内容はイマイチ……」という感も否めません。そこで「ツール・ド・フランス」について、ざっくり紹介します。
ひとことで自転車レースと言っても、自転車競技場内で行なわれるトラック競技や、屋外に設置された周回コースを使うマウンテンバイク(MTB)やBMXなど、その種類はさまざまです。その中で、我々が普段使用している一般道を使ってゴールの着順や所要時間などで順位を決めるのがロードレースです。
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そしてロードレースには、決められたコースのゴールまでの所要時間を争う「タイムトライアル」、陸上マラソンのように一斉にスタートしてゴールの着順を争う「ワンデーレース」、数日間から数週間かけて「ステージ(区間)」と呼ばれる1日単位のレースを毎日行ない、その順位とゴールまでの所要タイムを争いながら、全ステージを終えた時点での合計所要タイムが一番短い選手が総合優勝に輝く「ステージレース」などがあります。
そのようななかで、フランス語で「フランス一周」を意味する「ツール・ド・フランス」は、距離にして計3500km前後、高低差2000m以上という起伏に富んだコースを21日間かけて走破する(2日の休息日があるので大会は全23日間)という、想像を絶する過酷なステージレースです。
なかなか想像のつかない走行距離ですが、日本で言えば最北端の宗谷岬から、最南端の佐多岬までを3週間で走り抜く計算になります。
一般道を走ることになるので、各ステージはさまざまな表情を持ちます。起伏の少ない市街地や田園地帯、海岸線などを走る平坦コース、アルプスやピレネー山脈などの標高2000mを超える高山地帯を走る山岳コースなどが用意されていて、なかには石畳や、土を踏み固めただけの道を走行するステージもあります。
はじめて見た人は、たくさんの選手が一斉にスタートして走っているので、選手それぞれが優勝を狙う個人競技だと誤解しがちですが、「ツール・ド・フランス」はほかのプロスポーツのようにスポンサーが付き、8人編成のチームで出場し、各チームのなかで一番実力のあるエース選手を勝たせるため、ほかの選手がアシスト役になる団体競技なのです。アシスト役はエースの風避けになったり、補給のための水分や食料を運ぶなど、縁の下の力持ちとして総合優勝を支えます。
また総合優勝のほかに、各ステージでも勝者が決まります。もちろん全行程を通して総合優勝することが最大の名誉ですが、伝統ある「ツール・ド・フランス」でステージ優勝することは一生の勲章となる成績で、総合優勝が狙えないチームは表彰台に上ることよりも、ステージ優勝を目指す場合もあるほどです。
さらに個人総合成績1位の選手だけが着ることができる黄色のジャージ「マイヨ・ジョーヌ」や、平坦コースを得意とするスプリンターと山岳コースを得意とするクライマーの違いなど、「ツール・ド・フランス」に関するアレコレはたくさんあります。
世界トップレベルの自転車ロードレースはほかにも、3週間程度に渡って行なわれる大規模なステージレースとして、イタリアの「ジロ・デ・イタリア」、スペインの「ブエルタ・ア・エスパーニャ」があり、これに「ツール・ド・フランス」を加えて「グランツール」と呼ばれることもありますが、その中でも「ツール・ド・フランス」の知名度や人気度はズバ抜けており、まさに世界最高峰の自転車ロードレスと呼べる大会なのです。
第110回目となる「ツール・ド・フランス」は、2023年7月1日から23日まで開催されます。じっくりとレース展開を楽しんだり、ゴール前のスプリントで手に汗握ったり、長いレースの間に選手が栄養補給する、いわゆる「もぐもぐタイム」をチェックしてみたり、見どころはさまざまです。
ちなみに、出場する選手にはイケメンが多いので、あなただけの推しが見つかるかもしれません。興味がある方はぜひ「ツール・ド・フランス」をチェックしてみてください。
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