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【試乗】BMW 5シリーズ ツーリング 523d│快適性が絶妙に走りを引き立てる、バランスの取れた万能ステーションワゴン!

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【試乗】BMW 5シリーズ ツーリング 523d│快適性が絶妙に走りを引き立てる、バランスの取れた万能ステーションワゴン!

エアサスと選択肢の多いエンジンで、長いドライブも大満足

7世代目の5シリーズ、セダン(G30)とツーリング(G31)が、登場からおよそ3年を経て2020年10月にマイナーチェンジを受けた。それを機にステーションワゴンのツーリングに試乗した。

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今回の試乗車は、「523d xDrive ツーリング Luxury Edition Joy+」と少々長い車名のモデルだった。ちなみに「Edition Joy+」とは、クリーンディーゼル、プラグインハイブリッド、電気自動車(BMW i)というクリーンエネルギーモデルに設定されたお買い得仕様のこと。

標準モデルである「523d xDriveツーリング Luxury」と異なる点は、太陽の熱をカットするサンプロテクションガラスが省かれることで、価格は25万円安となっている。

ツーリングに用意されるパワートレインは、2L直列4気筒ディーゼルターボの「523d」、2L直列4気筒ガソリンターボの「530i」、3L直列6気筒ガソリンターボの「540i」の3種類。トランスミッションは全車8速AT、駆動方式は530iのみFRで、それ以外はすべて4WD(xDrive)となる。

エクステリアデザインは、セダンと同様にBMW伝統のキドニーグリルがよりワイドかつ立体的な造形になった。ヘッドライトには、L字型のLEDライトを2つ重ねることで4灯ヘッドライトを表現している。またリアは、パッと見はわかりにくいがテールランプ内部の意匠が変更されている。

インテリアでは、AI技術を活用し、「OK、BMW」で起動するBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントなどの採用によりコネクテッド機能が進化。また、ADAS(安全運転支援システム)系の変更などに伴い、ドライバー正面のメーターがアナログからフルデジタル式になった。

荷室には全車にラゲージコンパートメントパッケージを採用しており、容量を通常の570Lから、後席をリクライニングすることで最大10L拡大することが可能。リアシートをフラットにすれば1700Lもの大容量が得られる。また、リアウインドウ部分のみを開閉することができ、小さな荷物の出し入れにもとても便利だ。 523dの2L直列4気筒ディーゼルターボは最高出力190ps、最大トルク400N・mを発生。2Lディーゼルターボとしては、標準的なスペックといえるものだ。ただし、遮音性を高めていることもあり、ディーゼル特有のノイズを感じる場面はほとんどない。最大トルクを発生する1750rpmから2500rpmあたりで気持ちよく走っていれば、これがガソリンかディーゼルかを判別するのは難しいほどだ。

カタログ燃費は、WLTCモードで15.0km/Lとまずまず。今回の試乗では燃費測定はできなかったが、長距離ドライブではそれ以上の燃費を稼ぐことも可能だろう。

足回りはセダンが前後ともコイルスプリングを採用するのに対し、ツーリングでは全モデルでリアがエアサスとなる。これは、ラゲージに荷物を搭載した際のセルフ・レベリング機能を備えるためのものだが、セダンに比べて全高は20mm高く、また車両重量は90kg重くなることもあって、乗り心地はいい意味で重厚感があってしなやかだ。

5シリーズすべてに標準装備となった最新のADASは、3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーの組み合わせによって、精度と正確性が向上。前走車を追従するアクティブ・クルーズ・コントロールと、車線を維持し、またウインカー操作に応じて自動で車線変更してくれるステアリング&レーン・コントロール・アシストを駆使すれば、長距離ドライブでもまったくの疲れ知らず。

渋滞時に手放し運転が可能なハンズオフ機能も使えば、特定の高速道路上では、半自動運転以上のほぼ自動運転状態が味わえる。数多あるADASの中でも、現時点では最高レベルの使いやすさだと思う。

また、直前に前進した最大50mまでのルートを記憶し、その軌跡をバックで正確に戻ることができるリバース・アシスト機能も全車に標準装備となった。すれ違いの難しい細い路地などで有用だ。スマートに道を譲ることが可能で、無用な意地の張り合いなど、ささいなトラブルも防げる。

新型5シリーズは、デジタル面の進化に目が行きがちだが、動的質感においてもたっぷりと熟成が進んでいる。どこか遠くへ旅に出かけたくなる、そんな魅力にあふれている。 BMW 5シリーズ ツーリングの中古車を探す▼検索条件BMW 5シリーズ ツーリング(現行) × 全国文/藤野太一、写真/郡大二郎

先代BMW 5シリーズ ツーリングの中古市場は?

先代は2009年から2016年までの間発売。

リアウインドウハッチや車高調整機能付きエアサスペンションなど、現行モデルに搭載されている一部機能はこのモデルでも装備されている。

現在の中古市場はモノクロ系が多く流通、価格は最低100万円から平均200万円ほど、 パワフルなV8エンジンモデル550iの流通量は少なく、エントリーグレードである523dや523iが非常に手の届きやすい価格で流通している。

BMW 5シリーズ ツーリング(先代)の中古車を探す▼検索条件BMW 5シリーズ ツーリング(先代) × 全国写真/BMW【試乗車 諸元・スペック表】●523d xドライブ ラグジュアリー エディション ジョイプラス ディーゼルターボ 4WD型式3DA-JP20最小回転半径5.8m駆動方式4WD全長×全幅×全高4.98m×1.87m×1.5mドア数5ホイールベース2.98mミッション8AT前トレッド/後トレッド1.6m/1.63mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1840kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量2115kgミッション位置フロア最低地上高0.14mマニュアルモード◯  標準色ブラックオプション色ブラック・サファイアメタリック、ソフィストグレーブリリアントエフェクト、ブルーストーンメタリック、グレイシャー・シルバーメタリック、ミネラル・ホワイトメタリック、ブリリアント・ホワイトメタリック、フローズン・カシミヤ・シルバーメタリック、フローズン・ブリリアント・ホワイトM、ピュア・メタル・シルバーメタリック、ベルニーナ・グレー・アンバーエフェクトM、ファイトニック・ブルーメタリック、フローズン・ダーク・シルバーメタリック、アルビット・グレーメタリック、タンザナイト・ブルーメタリック、アヴェンチュリン・レッドメタリック掲載コメント-型式3DA-JP20駆動方式4WDドア数5ミッション8ATAI-SHIFT-4WS-標準色ブラックオプション色ブラック・サファイアメタリック、ソフィストグレーブリリアントエフェクト、ブルーストーンメタリック、グレイシャー・シルバーメタリック、ミネラル・ホワイトメタリック、ブリリアント・ホワイトメタリック、フローズン・カシミヤ・シルバーメタリック、フローズン・ブリリアント・ホワイトM、ピュア・メタル・シルバーメタリック、ベルニーナ・グレー・アンバーエフェクトM、ファイトニック・ブルーメタリック、フローズン・ダーク・シルバーメタリック、アルビット・グレーメタリック、タンザナイト・ブルーメタリック、アヴェンチュリン・レッドメタリックシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.8m全長×全幅×全高4.98m×1.87m×1.5mホイールベース2.98m前トレッド/後トレッド1.6m/1.63m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1840kg最大積載量-kg車両総重量2115kg最低地上高0.14m掲載用コメント-エンジン型式B47D20B環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料軽油過給器ターボ燃料タンク容量66リットル可変気筒装置-燃費(JC08モード)17.4km/L総排気量1995cc燃費(WLTCモード)15km/L└市街地:13.2km/L└郊外:13.7km/L└高速:17km/L燃費基準達成-最高出力190ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm400(40.8)/2500エンジン型式B47D20B種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1995cc最高出力190ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm400(40.8)/2500環境対策エンジン-使用燃料軽油燃料タンク容量66リットル燃費(JC08モード)17.4km/L燃費(WLTCモード)15km/L└市街地:13.2km/L└郊外: 13.7km/L└高速: 17km/L燃費基準達成-

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みんなのコメント

3件
  • フルモデルチェンジでは、あの巨大出っ歯グリルになるでしょうから
    今が買い時かもしれません。
  • 今回の試乗で燃費は計測出来なかったって、燃費も計れないような短時間・短距離の試乗で何がわかるのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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