2023年6月10日から11日(現地時間)、フランス・サルテサーキットでWEC世界耐久選手権第4戦 ル・マン24時間レースが開催される。毎年大きな注目を集めるが、今年はとくに100周年を迎えることもあり、さまざまなイベントが企画されるなど例年以上に大きな盛り上がりを見せている。
ル・マン100周年を記念して歴代優勝マシンがサルテサーキットに集結
100周年記念公式イベントとして開催されるのは、歴代優勝マシンによるデモンストレーション走行。これは大会主催者であるACO(Automobile Club de l'Ouest:フランス西部自動車クラブ)からの働きかけで実現したもので、日本からは1991年のマツダ787B、2018年のトヨタTS050ハイブリッド、2022年のトヨタGR010ハイブリッドが参加する。
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このデモンストレーション走行は、レース本番スタート直前にサルテサーキットのフルコースで行われるが、マツダ787Bはル・マン24時間に29回の出場経験をもつ寺田陽次郎氏、トヨタTS050ハイブリッドはアレックス・ブルツ氏、トヨタGR010ハイブリッドは中嶋一貴氏がドライバーを務める予定となっている。
決勝レース当日には水素エンジン車両のトヨタ「ORC ROOKIE GR カローラ H2 concept」のデモンストレーション走行(6月10日12時20分)も予定されている。これは水素エンジンがカーボンニュートラル(CN)社会実現に向けた選択肢として欧州でも注目を集めており、ル・マンの考え方とも合致することから実現した。
またトヨタはル・マン24時間100周年記念大会に向けて、全5台の優勝マシンをル・マン博物館に特別展示、Manufacturers' Village/ACO Fan Zoneではトヨタのル・マンでの歩み展も行う。
決勝レースや予選の模様は、トヨタの2台の車両に取り付けられた車載カメラの映像が生配信されるほか、速報リポートなどTwitterと連動して配信。トレッサ横浜(神奈川県)、裾野市生涯学習センター(静岡県)でパブリックビューイングも開催される。
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ホンダF1復帰に比べてこの寒さはナンだw