2022年7月25日、フォルクスワーゲン(VW)のクロスオーバーSUVである「T-Roc」がマイナーチェンジを受け発売された。
エクステリアの変更も行われたが、それ以上にインテリアの質感が向上。さらにハイパフォーマンスモデルの「R」も日本導入が決定した。
充実マイナーチェンジでヤリスクロスも射程圏内!!? 売れ筋輸入SUV VW T-Roc がマイナーチェンジで見せた「驚き」とは??
今回は1497ccの直列4気筒DOHC直噴ターボを搭載するT-Roc「TSI アクティブ」に自動車評論家 片岡英明が試乗!! すべてが“丁度イイ”フォルクスワーゲンT-Rocは具体的にどうなったのか見ていこう。
●マイナーチェンジの主な変更点
・インテリアを大幅改良、質感が向上
・前後バンパーの意匠変更などエクステリアデザインを刷新
・ハイパフォーマンスモデル「R」を導入
・最新の運転支援システムを全グレード標準装備
●VW T-Roc グレード別価格
・TSI Active……394万3000円
・TSI Style……417万9000円
・TDI Style……439万3000円
・TDI R-Line……460万9000円
・R……626万6000円
※本稿は2022年8月のものです。7月25日試乗
文/片岡英明、写真/VW、ベストカー編集部 ほか、撮影/茂呂幸正
初出:『ベストカー』2022年9月10日号
■ヤリスクロス キックスを向こうに回しながら売れているT-Rocがマイナーチェンジ
VW T-Roc。インテリアが大幅改良され、質感が向上している
フォルクスワーゲンのクロスオーバーSUVのなかで、T-Crossの上のポジションにいるのが「T-Roc」だ。
トヨタのヤリスクロスや日産のキックスと同じクラスで、輸入車のSUVカテゴリーにおいてT-Crossの次に売れている。
日本では2020年に2L直噴ディーゼルターボの「TDI」が上陸し、販売を開始した。
そして2021年春に気筒休止システムを備えた直列4気筒直噴ガソリンエンジンの1.5L、「TSI」を追加している。このT-Rocが初めてのマイナーチェンジを受けた。
エクステリアは前後のバンパーデザインを変え、フロントグリルには横一文字のラインに加え、LEDストリップを設置している。
また、フロントエプロンには新デザインの六角形のデイタイムランニングライトが装備された。リアも迫力を増している。
が、エクステリア以上に変わったのが、今一歩の質感と評されていたインテリアだ。
ダッシュボードやドアトリムにステッチを施したソフト素材やレザレットを採用し、見栄えと触感をよくしている。
ステアリングホイールのデザインも一新した。
また、中央のインフォテイメントディスプレイを9.2インチの大型モニターとし、それをタブレットのように配置して視認性を向上させている。
質感が向上したインパネまわり。インフォテイメントディスプレイの配置もイマ風に変更された
最新の運転支援システムやタッチコントロール式エアコンパネルなどの快適装備をおごっているのもニュースだろう。
もうひとつうれしいのが、ハイパフォーマンスモデルとして2.0TSIエンジンを積む「R」(4WD)の日本導入が発表されたことである。
新たに設定されたハイパフォーマンスモデル「R」。300ps/40.8kgmを発揮する2Lターボエンジンを搭載する
■ボトムグレードである「TSIアクティブ」に試乗
片岡英明が進化を実感! 足の動きはしなやかで洗練度が高まり魅力が増している
試乗に引っ張り出したのはボトムに位置するTSIアクティブだ。
エンジンは1497ccの直列4気筒DOHC直噴ターボで、これにデュアルクラッチ式の7速DSGを組み合わせた。
ゴルフと同じエンジンだが、フラットなトルク特性で扱いやすい。
ディーゼルターボと比べるとトルク感とパンチ力は物足りなく感じるが、7速DSGの助けもあり、軽やかにスピードを乗せていく。
ただし、ターボは過給するまで一呼吸のラグがある。そのため登坂路などでは加速時にパンチ不足を感じることがあった。
だが、Sモードやマニュアルシフトを選び、意欲を見せればそれなりにスポーティな気分を味わうことが可能だ。
リアバンパーのデザインが変更され、力強さが増した。Style以上のグレードにはシーケンシャルタイプのウインカーが標準装備される
そして驚かされたのがクルージング時の静粛性と快適性の高さである。
気筒休止システムを組み込んでいるが、その切り替えは注意していないとわからないくらい自然だ。加速時はエンジン音も高まるが、音色だって悪くない。
T-Rocの魅力のひとつは軽快なハンドリングである。
サスペンションはストラットにトレーリングアームの組み合わせだ。ゴルフほどの重厚感はないが、挙動は軽やか。コンロールしやすい。
まだ充分に走り込んでいないが、マイナーチェンジ前のT-Rocと比べると足の動きはしなやかだ。
16インチタイヤを上手に履きこなしている。為替相場の変動でちょっと値上げされたが、洗練度が高まり魅力を増している。
●VW T-Roc(TSI Active)主要諸元
・全長:4250mm
・全幅:1825mm
・全高:1590mm
・ホイールベース:2590mm
・重量:1320kg
・パワーユニット:1497cc、直4DOHCターボ
・最高出力:150ps/5000-6000rpm
・最大トルク:25.5kgm/1500-3500rpm
・WLTCモード燃費:15.5km/L
・トランスミッション:7速DSG
・価格:394万3000円
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みんなのコメント
この価格差を考慮すればってのなら話としてはわからなくもないけど単純比較なら1/10近い台数だと思うが。
TDIでしたが、良く走ります。
座面が少し高めなので乗りやすい。
やはり剛性感や重厚なドアの閉まり、ボディーを叩いても薄っぺらい音などしない。
少し国産とは違います。
良い悪いは別として、一度欧州車乗ってみて下さい