7月19日、トヨタは、新型の「アクア」を発表した。
5ナンバー・サイズを維持
なくなる前に乗っておきたいクルマ 第3回──「気軽に買えて身軽に乗れる左ハンドル車」
2011年に登場した初代アクアは、ハイブリッド専売モデルとして約10年にわたり生産・販売されたロングセラーモデルだ。
第2世代も、初代とおなじくガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド・モデルのみの設定だ。駆動方式はFWD(前輪駆動)にくわえ、4WDが新たに設定された。報道資料によれば、“さらに次の10年を見据えたコンパクトカー”として開発されたという。
新型のボディは全長×全幅×全高=4050×1695×1485mm、ホイールベースは2600mm。先代とおなじく5ナンバーサイズに収めた。
エクステリア・デザインのコンセプトは「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)。フロント・フェンダーから立ち上がったキャラクターラインがリア・エンドに向かってダイナミックにキックアップし、なだらかに下がってきたルーフラインに合流して収束するというかなり個性的なプロファイル。ボディカラーは新規開発の「クリアベージュ」など全9色。最上級の「Z」がアルミホイール(15インチ)で、ほかはスチールホイール(14、15インチ)になる。前後灯火類はLEDだ。すべてのガラスはUVカット機能付きになる。
内装はシンプルで、ダッシュボードの一部やアームレストには人工皮革を使う。シート表皮は、オプションでファブリックと合皮のコンビも選べる。
ティッシュボックスなどを収納できる助手席アッパーボックスや、センターコンソールのスライド式トレイなど小物入れも豊富だ。
インパネ上部にはディスプレイ・オーディオを設置。Zは10.5インチで、ほかは7インチになる。スマートフォン連携機能を搭載し、Apple CarPlayやAndroid Autoが使える。ナビゲーション・システムやTV(フルグセ)などはオプション。スピーカー数はZとGが4個で、XとBが2個。バックガイドモニターはZとGに標準で、ほかはオプション。望めば360°カメラも選べる。
デジタル・メーターには、4.2インチのTFT液晶画面のマルチインフォメーションディスプレイが付く。Zにはオプションでカラーヘッドアップディスプレイも装着出来る。
新しい電池を搭載
パワーユニットは1.5リッター直列3気筒ガソリン(91ps/5500rpm、120Nm/3800~4800rpm)とフロントモーター(59kW/141Nm)を組み合わせる。
また、アクア初の4WDモデルは、フロントにくわえリアにもモーター(3.9~4.7kW/52Nm)を搭載する。
WLTCモード燃費は、一部快適装備を省いたエントリーグレードの「B」が35.8km/L(2WD)/30.1km/L(4WD)を実現。上級グレードの「Z」と「G」は33.6km/L(2WD)/30.0km/L(4WD)になる。
新型アクアは、高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を駆動用車載電池として世界初採用した。先代アクアのニッケル水素電池に比べバッテリー出力が約2倍に向上したという。さらに、アクセル操作への応答性が向上し、低速からリニアでスムーズな加速が可能になった、とされる。また、電気だけでの走行可能速度域を拡大し、街中の多くのシーンでエンジンを使わず電気だけで走行出来るようになったという。
さらに、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードを全車に標準装備した。車両駐車時に非常時給電モードを選ぶと、電気ポットやドライヤーなどの家電製品が使える。
先進安全パッケージの「Toyota Safety Sense」も全車標準になった。交差点での右左折時の事故を防止するために対応範囲を拡大した衝突被害軽減ブレーキや全車速追従型レーダー・クルーズ・コントロール、同一車線内の中央を走行するよう操舵支援するレーン・トレーシング・アシスト、さらにはペダル踏み間違い時の急加速を抑制するプラスサポートなどを組み込む。
また、オプションで、駐車時のハンドル操作、ブレーキ、アクセル、ギアチェンジなど全操作を車両が支援する「トヨタチームメイト・アドバンストパーク」も選べる。
価格は、FWDモデルが198万~240万円、4WDモデルが217万8000~259万8000円になる。
文・稲垣邦康(GQ)
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