懐かしい…昭和世代が乗りたかったバイクって?
今から約40年ほど前の1980年代の、日本のバイク史に残る出来事といえば “空前のバイクブーム” が挙げられます。ピークの1982年には、新車の販売台数が328万5000台という驚異的な数字を記録し、原付から大型までありとあらゆるバイクが街中にあふれていました。
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当時の若者は16歳になると、こぞってバイクの免許を取りにいっていた時代です。アルバイトでためたお金で買ったり、知り合いにゆずってもらったりして、念願のバイクを手に入れていました。
そんなバイクブームを牽引していたのが昭和40年代に生まれた世代の人たちで、まさに青春の真っ只中をバイクブームとともに過ごしてきました。この頃の少年たちは、バイク雑誌やカタログを眺めながら憧れのマシンに一喜一憂していたのです。
では、昭和40年世代が乗りたかったバイクとして、どのような車種が挙げられるのでしょうか。数ある80年代のバイクの中から、代表車種5つをピックアップします。
◆スズキ「GSX750S」
1982年に「カタナ」の初代として登場したのが、スズキ「GSX750S」。1980年のドイツ・ケルンでのモーターショーで世界中にセンセーションを巻き起こした「GSX1100Sカタナ」の国内モデルとしてデビューしました。
海外モデルのデザインを受け継いでいましたが、当時は国の基準によりスクリーンや低いハンドルの装着が認められていませんでした。そのため、スクリーンは外され、ハンドルも大きく引き上げられた形に変更されることに。
エンジンは、「GSX750E」と共通の4バルブDOHC4気筒を搭載。高性能なエンジンと「日本刀」をイメージした斬新なデザインで高い人気を誇りました。2年後の1984年には、リトラクタブルヘッドライトを採用した3型にフルモデルチェンジされ、その後「KATANAシリーズ」は1100ccから250ccまで幅広く展開しています。
◆スズキ「RG250Γ(ガンマ)」
1983年にスズキから発売されたのが「RG250Γ(ガンマ)」です。1980年に登場したヤマハ「RZ250」に対抗するため、2ストロークスポーツのジャンルに、スズキがメーカーの威信をかけて送り出したモデル。RG250Γは、それまで誰も知らなかった市販車のカウル付きというスタイルと、その完成度の高さに多くのバイクファンが衝撃を受けました。
量産車として世界初となるアルミフレームに、クラス最高の45psエンジンを搭載。WGPマシンを彷彿させるカウルと16インチフロントタイヤ、サイレンサー別体チャンバー、3,000回転以下の表記がないタコメーターなど、それまでの市販車の常識を超えた装備と刺激的な走りで大ヒットしました。
そしてRG250Γは、ライバル車の全体の性能アップを促がし、一大レーサーレプリカブームの火付け役となったモデルとして語り継がれています。
◆ヤマハ「FZ250フェーザー」
1985年には、ヤマハ初となる250cc4気筒エンジンを搭載した「FZ250フェーザー」が登場します。
1980年代のスポーツモデルといえば2ストロークが全盛。そんななか、水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載し、4ストエンジンでありながら、2ストエンジンと同等の45psを発生。超高回転型エンジンから生み出される「キュイーン」という甲高いサウンドが、多くのライダーを魅了しました。
また、このバイク最大の魅力は、ヤマハらしい流麗で美しいカウルライン。どのカテゴリーにも属さない独特なスタイリングは、現代でもまったく古さを感じさせません。それまでにない斬新なデザインや乗りやすさから、女性ライダーにも高い支持を得ました。
しかし、当時のレーサーレプリカブームの波に押される形となり、2年ほどで生産が終了。後継のレプリカマシン「FZR250」にバトンを受け渡すことになったのです。
◆ヤマハ「TZR250」
2ストローク250ccのジャンルに新たな風を吹き込んだのが、1985年に登場したヤマハ「TZR250」です。
市販レーサーの「TZ250」ゆずりの水冷並列2気筒エンジンを搭載し、ワークマシン「YZR500」と共通のクランクケースリードバルブを採用。また、アルミデルタボックスフレームにより、乾燥重量126kgという超軽量ボディを実現しています。
走りのポテンシャルは、あらゆる性能面でそれまでの水準を大きく上回り、各地のプロダクションレースでも上位を独占するほどの圧倒的なパフォーマンスを見せつけました。その一方で、前後17インチタイヤと軽量ボディが、軽快なハンドリングと良好な足つき性をもたらし、初心者や女性ライダーからも高い支持を得たモデルです。
1988年にマイナーチェンジがおこなわれ、1989年には後方排気の「3MA型」にフルモデルチェンジを果たしています。
◆ホンダ「NSR250R」
1986年にホンダが満を持して送り出したのが、250ccクラス最速といわれた「NSR250R」。ワークスマシン「NSR250」のコンセプトやスタイリングを受け継ぎ、限りなくレーサーマシンに近づけたモデルです。
優れた吸気効率を発揮するクランクケースリードバルブを採用。一時振動をなくすことができる90度V型2気筒のエンジンレイアウトにすることで、軽量コンパクトで高い剛性を実現しています。また、コンピューター制御によるホンダ独自の排気バルブ(RCバルブ)が装備され、スムーズでトルクフルな特性となりました。
わずか1年4ヶ月後の1988年には、2代目となる「MC18型」にモデルチェンジします。市販車では世界初となるコンピューター制御式のPGMキャブレターを採用。PGM-CDI点火システムやRCバルブ2などを新たに装備し、さらに性能が向上しました。ライダーから “ハチハチ” の名称で親しまれ、シリーズ最速という声が多かったモデルです。
NSRシリーズは、ホンダの持てる技術を惜しみなく投入した、2ストロークスポーツの最高傑作マシンといえるでしょう。
※ ※ ※
1980年代は、さまざま新型モデルが次々と発売され、バイクの性能が一気に飛躍した時代です。昭和40年代に生まれたバイク好きの世代は、もっとも贅沢な青春時代を過ごした幸せなライダーたちなのかもしれません。
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みんなのコメント
独特なエンジン音は好き嫌い別れますが。
ただ、北海道は条例で16才で当時の中型二輪の免許は
取得出来なかったので18才になるまでひたすら
バイトして新車のVFR、最終型のOKIカラーを
買いました。特にトラブルも無く
50才目前ですが未だに乗ってます。