イーロン・マスクの「ボーリングカンパニー」が、シカゴのオヘア空港と中心街を結ぶ高速シャトル「(シカゴ エクスプレス)ループ」建設の契約を受注しました。やや今更ですがどんな交通サービスなんでしょうか。
ループは地下トンネルを使った高速の公共交通システム。エレクトリック・スケーターと呼ばれる8~16名乗りのシャトルが、トンネル(ハイパーループと違って真空ではない)を200-240km/hの高速で自動操縦走行します。シャトルはバッテリー駆動のピュアEVで、「テスラ モデルX」がベースだそうですよ。
予想イラストを見ると、広い発着スペースに何本もの搭乗レーンが伸び、乗客が乗り込むと、シャトルがレーンの先にあるトンネルに入っていく模様。上下線1本ずつのトンネルでどうやって無数のシャトルをさばくんだろうと思ったら、これなら大丈夫そう。シャトルは最短30秒間隔で走行できるとか。
バスより小さく、タクシーより大きなシャトルは、フォルクスワーゲンが実証実験を開始したミニバン型のシェアリングサービスの「MOIA(写真2、3枚目)」や、トヨタがCESで公開した「eパレット コンセプト(写真4、5枚目)」を思い出させます。このあたりが次世代公共交通のサイズ感なんでしょうか。
動画を見ると、途中に駅がある場合も合流させる仕組みが可能なんですね。専用トンネルの近くに駅の設置が縛られてしまうものの、シャトルの自動運転性能によっては、トンネルからやや離れた場所でも機能しそうな雰囲気もあります。
一度に乗せられる乗員は鉄道より少ないけれど、個々のシャトルの運行はずっと柔軟で、待ち時間も少なく、シャトルの数を増やせば輸送量的にも問題はないということでしょうか。さらに、自家用車をパレット状のシャトルに乗せて運ぶプランもあるようですが、デザインやサイズがそれぞれ違うクルマをどう固定するかなど、こちらは解決すべき問題がありそうな気もしました。
こういうのを見ると日本の公共交通システムにもクールなアイテムがほしくなります。羽田空港の利用客は1日20万人。現行のモノレールなどは乗り心地も利便性も今ひとつだし、ボーリングカンパニー社が言うように、飛行型の公共交通が実現するまではまだまだ時間もかかりそう。トンネルと自動運転車を組み合わせた高速シャトルサービス、SFっぽいのに意外に現実度の高いプランに思えてきました。次々に新アイデアにゴーサインが出るアメリカが、ちょっと羨ましいかも。
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