5世代目のワールドプレミアを迎えた新型RX。まずは撮影カットをチェックしていこう。
RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)RX450h+(プロトタイプ)全長4800mm(±0mm)全幅1920mm(+25mm)全高1695mm(-10mm)ホイールベース 2850mm(+60mm)タイヤサイズ21インチボディカラーソニックイリジウムインテリアカラーソリス ホワイト/墨杢主要諸元(日本仕様・プロトタイプ)〈新型RXのポイント〉
レクサスRX(4代目) | これがオーナーの本音レビュー! 「 燃費は? 長所は? 短所は?」
1.クルマの素性を徹底的に鍛え上げ、レクサスならではの乗り味を進化
2.走る楽しさを追求したパフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」を導入
3.多様化するニーズに寄り添った多彩なパワートレーンラインナップ
4.機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性の追求
5.人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全
1.クルマの素性を徹底的に鍛え上げ、レクサスならではの乗り味を進化
GA-Kプラットフォームを採用。軽量化と低床化により重心高は従来比で15mmダウンしている。全長は従来型と同様ながらホイールベースを60mm延長。トレッドをフロント15mm、リヤ45mm各幅し、ヨー慣性モーメントを低減するパッケージとした。
サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット。リヤは新規開発のマルチリンク式サスペンションを採用して、駆動力の伝達と車両姿勢変化の両立を目指している。GA-Kプラットフォームのリヤ側は新規開発し、リヤサスペンション、リヤサスペンションメンバーの取り付け部は高い着力点剛性を確保している。フロントフェンダーのアルミ化、ホットスタンプ材の採用を始めとする軽量化により、車両重量は従来比で90kg減。重心高の低減、操安性向上をもたらしている。
ボディ構造(プロトタイプ/イメージ)ボディ構造(プロトタイプ/イメージ)フロントサスペンションリヤサスペンション大野貴明チーフエンジニアに聞く
大野貴明チーフエンジニアRXは、より小型なモデル群ほどハンドリングがどう、というキャラクターではないかもしれません。レクサスの中心を支える存在という立ち位置もあります。ただそれでも、逆にレクサスのグローバルコアモデルであるからこそ、守るのではなく積極的に攻めていく変革への挑戦に向き合ってきました。プラットフォームはNXと同じKプラットフォームがベースではありますが、ワイドトレッド化してかなり手を入れましたし、リヤはまったく新設しています。軽量化、低重心化したシャシーを下山に持ち込んでさらにいじめ抜き、徹底的にクルマの素性を鍛え上げることに取り組みました。
2.走る楽しさを追求したパフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」を導入
BEV専用車「RZ」で採用された路面や走行状況を問わず、クルマの接地荷重に応じて常に四輪の駆動力を緻密に制御するシステム「DIRECT4」。RXにも、走る楽しさを追求した新たなHEVシステムによる「DIRECT4」を採用している。緻密な四輪駆動制御で前後輪のグリップを最大限に活かし、姿勢コントロールも行いながら気持ちのいい走りを実現する。
レクサス初となる新HEVシステムとして、フロントに高トルクな2.4Lターボエンジン、モーター、6速ATを搭載、リヤには高出力モーター「eAxle」を積む。バッテリーは高出力のバイポーラ型ニッケル水素を採用している。エンジンとモーターの間にクラッチを配置するだけでなく、6速ATはトルクコンバーターの代わりにクラッチを採用して、モーターとトランスミッションの間に配置。状況に応じてエンジンとモーターの使い分け、統合ができる機構となっている。
DIEWCT4の前後輪駆動力配分は、100:0~20:80の間で制御。発進時、直進加速時や、ステアリングの切り始め、あるいはコーナー脱出時などで、駆動力配分の可変領域を変え、トラクション性能の確保や気持ち良い旋回フィーリングの実現に寄与している。
新たに「F SPORT Performance」を設定。従来のF SPORT パッケージ仕様に加えて、パワートレーンまで強化された設定とされている。フロント対向6ピストンブレーキキャリパーの採用、後輪転舵角を拡大したDRS(DYNAMIC REAR STEERING)の採用、専用開発21インチタイヤなどが主な内容である。
2.4Lターボ HEVシステム(プロトタイプ)新型RX(プロトタイプ)2.4Lターボ HEVエンジン(プロトタイプ)3.多様化するニーズに寄り添った多彩なパワートレーンラインナップ
RX500h F SPORT Performance 2.4Lターボ HEV DIRECT4RX450h+ 2.5L PHEV E-FourRX350h 2.5L HEV E-FourRX350h 2.5L HEV FFRX350 2.4Lターボ AWDRX350 2.4Lターボ FF
多様なニーズに合わせて上記の豊富なパワートレーンを用意する。パワートレーンは4種類あり、下から、2.4Lターボ、2.5Lハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッド、2.4Lターボ ハイブリッドとなる。駆動方式は、下2つはFFも選べる。4WDは、下から、AWD、E-Four、DIRECT4の3種類がそれぞれ搭載される。
NXも4つのパワートレーンを持つが、NXの上3つと、RXの下3つが共通のユニットとなる。NXは一番下に2.5L NAを持ち、RXは、今回目玉となる2.4Lターボハイブリッドを冠する。トップレンジにハイブリッド車+DIRECT4ということで、そこは、電動化を推進する、というレクサス全体のコンセプトに合っている。
RX500h F SPORT Performance(プロトタイプ)対向6ピストンブレーキキャリパー(プロトタイプ)4.機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性の追求
ホイールベース延長、低重心化、前後トレッド各幅によるスタンスの良さをベースに、駆動力コントロールやDIRECT4という新たな走りのエッセンスを表現し、低重心で踏ん張り感のあるスタイルを構築している。
草刈穣太チーフデザイナーに聞く
草刈穣太プロダクトチーフデザイナー低重心、踏ん張り感を感じさせることに注力しました。フロントフード前端は上げて、逆にリヤウインドウ下端を下げることで、サイドから見た時に、水平的で低重心な姿勢を表現しています。Aピラーの付け根を後ろに引いているため、フロントフードが伸びやかに見えると思います。クオーターピラーは、従来型からのRXのアイデンティティとしてフローティングピラーのエッセンスを踏襲しています。フロントグリルは、従来の「スピンドルグリル」をさらに進化させて立体の塊で表現する「スピンドルボディ」に進化させ、力強さと低重心をここでもあらわしています。
5.人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全
NXから採用するプロアクティブドライビングアシストの採用、RZに続いて、高度運転支援機能のレクサスチームメイトの機能であるアドバンストドライブ、アドバンストパーク(リモート機能付)などが採用されている。
従来型からあらゆる面で大きな進化を遂げている新型5代目RXの日本での発売は、2022年秋頃が予定されている。
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