現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【最新モデル詳報】マツダの上質&広々フラッグシップ「CX-80」は3列シートSUVを革新する!

ここから本文です

【最新モデル詳報】マツダの上質&広々フラッグシップ「CX-80」は3列シートSUVを革新する!

掲載 51
【最新モデル詳報】マツダの上質&広々フラッグシップ「CX-80」は3列シートSUVを革新する!

コンセプトは「Graceful Driving SUV」 上質な作りと伸びやかフォルムは圧巻

 いよいよマツダCX-80の販売がスタートする。CX-80の位置づけはCX-8の後継であり、CX-60の3列シート版である。マツダ車の中で最高価格帯を担うフラッグシップとなる。CX-8はミニバン主体の国内の3列シート車市場において独自のポジションを築いたモデルだった。先発のCX-60も数々の新しいことに挑戦。マツダが未経験だった領域に踏み込んだ意欲作である。
 両車はプレミアムブランドの輸入車ユーザーを含め、従来のマツダ車とは異なるユーザー層の取り込みに成功した。その系譜の最新版となるCX-80の登場を心待ちにしている人は多いだろう。

豊かで上質な移動体験を約束するマツダCX-80がまもなく正式デビュー!

 「Graceful Driving SUV」というCX-80の商品コンセプトには、ドライバーと乗員に、心が湧き上がるような運転体験と、上質な時間を届けたいという思いが込められている。そのために、大きく3つの価値を提供する。

 1つ目は走りの領域だ。力強く意のままに操れる加速や、気持ちのいいハンドリングで実現したクルマとの一体感を、ドライバーが楽しむだけでなく、乗員にも提供。すべての人に快適な乗り心地をもたらすことを目指した。パッセンジャーが車内でくつろいでいる姿を見て、ドライバーの心に余裕が生まれるような走りをイメージしているという。2つ目はデザインの魅力である。ただカッコいいとか美しいにとどまらず、日常シーンからアウトドアに出かけたときまで、さまざまな場面で乗員全員の生活を彩るセンスを感じさせる“たたずまい”を目指している。3つ目は実用性の領域。乗員を新しい体験へと誘う高い機能性だ。室内空間の余裕、快適装備の充実、優れた燃費や高い安全性を追求した。

 CX-80はラージ商品群として、独自の縦置きプラットフォームや直6エンジンといった主要技術を継承。車格にふさわしい力強い走りとマツダらしい走る悦びの進化を味わえるようにしている。

 パワーユニットは直6の3.3リッターディーゼルと、そのMHEV版のe-SKYACTIV・D、2.5リッター直4ガソリンに大型モーターを組み合わせたPHEVのe-SKYACTIV・PHEVの3種。純ガソリンは未設定だ。

造形は、強い存在感を発揮。真の余裕を追求した室内は素晴らしい

 室内空間、とくに2列目は乗り込んだ瞬間に余裕が感じられるように工夫されている。2列目の室内高がCX-8より拡大したことで、体格の大きな乗員でもゆとりをもって座れるようになった。一方で小柄な乗員の使い勝手にもこだわり、身長150cm相当でもフロアに足をつけて着座できるよう、フロアが部分的にかさ上げされている。

 シートバリエーションは3種。2列目がセパレートのキャプテンシートで座席間のコンソールの有無による2種類と、3人掛けベンチシートの7人乗りが設定される。
 3列目の作りが気になるところだが、閉塞感のない快適な環境を目指すとともに、より自然な着座姿勢で大人もしっかり座れるよう工夫したという。CX-8同様に身長170cm相当までの乗員が座れる空間に、ボトルホルダー兼小物入れ付きアームレスト、風向き調整が可能な3列目専用の空調ベントなど、快適性装備が揃っている。

 室内高がCX-8比で約30mm拡大した結果、頭の位置を高くしてシートバックに深く腰かけられるようになり、走行中の姿勢が安定。快適に過ごせるようになった。大型クオーターウィンドウと2列目頭上までのパノラマルーフが、開放的な視界と明るさをもたらす。

 乗降性は、拡大したリアドア開口部と平坦で踏みやすいステップにより大幅に改善されている。CX-80は、用途に合わせて余裕のある室内空間に乗員や荷物を自在にフレキシブルに載せることが可能。カーライフの可能性を広げてくれる完成度を持っている。

 デザインコンセプトは、タフなSUVの中に豊かで優雅な美しさを表現した「Graceful Toughness」。上質な落ち着きと存在感を追求した。ロングノーズ&ロングキャビンの伸びやかさを生かしつつ、Dピラーの部分を太く直線的に構成。3列目の乗員空間の豊かさをさりげなく強調した造形は印象的だ。

 CX-80には3列シートレイアウトならではの骨格的な豊かさと、余分な要素を削ぎ落しながら面質をしっかりと作り込むことで磨き上げた優雅さがある。ボディサイズは4990×1890×1705~1710mm。実車を見た第一印象は、数値から想像するよりも大きく立派に見えた。同じ車格の輸入車だと1500万円以上はしそうだ。

 内外装のバリエーション展開は基本的にCX-60と共通。だがCX-80の特徴を際立たせるために一部の表現はオリジナルだ。銅の表面に薄くサンドブラストをかけたような表情のボディ色、メルティングカッパーメタリックを設定(国内初)。縦フィンに統一したグリルメッシュに、CX-80を表す専用アクセントが配されているのも目を引く。
 走りも、新しいことに挑戦したCX-60の経験を踏まえ、多角的に見直して改善を図っているという。ドライブできる機会が楽しみだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【クルマの通知表】スズキらしいアイデアを満載した世界戦略コンパクト、新型スイフトの軽量・高機能ポイント
【クルマの通知表】スズキらしいアイデアを満載した世界戦略コンパクト、新型スイフトの軽量・高機能ポイント
カー・アンド・ドライバー
スズキ「本格“3列”SUV」がスゴイ! 2.7リッター「V6」×ラダーフレーム採用! 全長4.6m超えでちょっとビッグな「グランドエスクード」とは
スズキ「本格“3列”SUV」がスゴイ! 2.7リッター「V6」×ラダーフレーム採用! 全長4.6m超えでちょっとビッグな「グランドエスクード」とは
くるまのニュース
むしろ「モンデオ」の後継車? フォード・カプリ AWDへ試乗 目標はファミリースポーツカー
むしろ「モンデオ」の後継車? フォード・カプリ AWDへ試乗 目標はファミリースポーツカー
AUTOCAR JAPAN
中古感ゼロ!! なんと100万円台で買える[王道ミドルサイズミニバン]先代モデル3選
中古感ゼロ!! なんと100万円台で買える[王道ミドルサイズミニバン]先代モデル3選
ベストカーWeb
スペーシア シリーズの最新モデル「ギア」に試乗しながら、シリーズ全体の人気動向などを考察する
スペーシア シリーズの最新モデル「ギア」に試乗しながら、シリーズ全体の人気動向などを考察する
Webモーターマガジン
【20世紀名車】初代Sシリーズ最終完成型。珠玉の4気筒DOHCを搭載した1969年ホンダS800Mクーペの俊敏世界
【20世紀名車】初代Sシリーズ最終完成型。珠玉の4気筒DOHCを搭載した1969年ホンダS800Mクーペの俊敏世界
カー・アンド・ドライバー
【外遊び系Kカー】三菱デリカミニはオフロードも強いデリカの弟分。もう一歩踏み込める、頼もしい本格派
【外遊び系Kカー】三菱デリカミニはオフロードも強いデリカの弟分。もう一歩踏み込める、頼もしい本格派
カー・アンド・ドライバー
日本のミニバンとはまるで異なる──新型メルセデス・ベンツV220d EXCLUSIVE long Platinum Suite試乗記
日本のミニバンとはまるで異なる──新型メルセデス・ベンツV220d EXCLUSIVE long Platinum Suite試乗記
GQ JAPAN
6速MT搭載! トヨタの「“最新”AE86」が凄かった! 「旧車そのまま」デザインד漢”の「2シーター」仕様採用! 「最新ユニット」で復活の「AE86 BEV」実際の印象はいかに
6速MT搭載! トヨタの「“最新”AE86」が凄かった! 「旧車そのまま」デザインד漢”の「2シーター」仕様採用! 「最新ユニット」で復活の「AE86 BEV」実際の印象はいかに
くるまのニュース
現代に調和しない「特異の美学」 パンサー:J72からカリスタまで フェラーリに迫った価格
現代に調和しない「特異の美学」 パンサー:J72からカリスタまで フェラーリに迫った価格
AUTOCAR JAPAN
最新 BMW M5へ試乗 2024年へ再解釈されたスーパーサルーン! 727psのプラグインHV
最新 BMW M5へ試乗 2024年へ再解釈されたスーパーサルーン! 727psのプラグインHV
AUTOCAR JAPAN
BMW、完全刷新の4代目『1シリーズ』導入。斬新な“斜めキドニー”や48Vマイルドハイブリッドも採用
BMW、完全刷新の4代目『1シリーズ』導入。斬新な“斜めキドニー”や48Vマイルドハイブリッドも採用
AUTOSPORT web
最低でも540万円! トヨタ「アルファード」どうやって買う? 街中に溢れるほど手に入りやすいの? まもなく“噂の安価仕様”も登場か
最低でも540万円! トヨタ「アルファード」どうやって買う? 街中に溢れるほど手に入りやすいの? まもなく“噂の安価仕様”も登場か
くるまのニュース
【最新フェラーリの世界】フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ。「12気筒」は跳ね馬の象徴。最新フラッグシップはあくまで美しく、速い!
【最新フェラーリの世界】フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ。「12気筒」は跳ね馬の象徴。最新フラッグシップはあくまで美しく、速い!
カー・アンド・ドライバー
今“20万円台”から買える! ホンダ斬新「“2列6人乗り”ミニバン」とは? 「前列に3人座れる」シート採用! めちゃ個性的な「エディックス」がスゴイ!
今“20万円台”から買える! ホンダ斬新「“2列6人乗り”ミニバン」とは? 「前列に3人座れる」シート採用! めちゃ個性的な「エディックス」がスゴイ!
くるまのニュース
N-BOX JOY登場でスペーシアギア・デリカミニ・タントファンクロスと「四天王」が出そろった! スーパーハイト軽クロスオーバー4台の「買い」はドレ?
N-BOX JOY登場でスペーシアギア・デリカミニ・タントファンクロスと「四天王」が出そろった! スーパーハイト軽クロスオーバー4台の「買い」はドレ?
WEB CARTOP
日産レパード280X・SF-L(昭和55/1980年9月発売・HF30型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト113(最終回)】
日産レパード280X・SF-L(昭和55/1980年9月発売・HF30型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト113(最終回)】
Webモーターマガジン
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」が凄かった! 伝説の「パンダトレノカラー」ד画期的“「テンロクNAエンジン」採用! 「AE86 G16E」実際の印象はいかに
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」が凄かった! 伝説の「パンダトレノカラー」ד画期的“「テンロクNAエンジン」採用! 「AE86 G16E」実際の印象はいかに
くるまのニュース

みんなのコメント

51件
  • kuz********
    その3列シートの設定が曲者で、7人ベンチシート・6人キャプテンシート・6人キャプテンシート+センターコンソールが各グレードで固定なんだよな。さらに電動or非電動でリクライニング機能に差があったり。
    もっと自由に選べないと辛いと思う。
  • sek********
    どうでもいいから、早く業界向け試乗会の動画を解禁して下さい。解禁できない理由でもあるのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

269.9565.0万円

中古車を検索
CX-60の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

269.9565.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村