シビック・タイプR同様に内燃機関オンリー
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】トヨタ・カローラ【GRヤリスやGRスープラと一緒に写真で見る】 全139枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
トヨタのガズー・レーシングは電動化の流れに逆行し、1.6L 3気筒エンジンを搭載したGRカローラを導入すると英AUTOCAR編集部は予想している。
まだ確定ではなく、2023年まで発売される見込みもないが、トヨタは昨年3月、オーストラリアでGRカローラの商標を出願している。内部関係者はAUTOCARに対し、昨年発表し絶賛されたGRヤリスや直6ガソリン車のGRスープラと並んで「必然的に」提供されることになるだろうと語った。
ホンダは次期シビック・タイプRに高出力ターボチャージャー付きのガソリンエンジンを搭載するが、これと同様にGRカローラもパフォーマンスモデルとして電動化はされないものとみられる。
また、トヨタはカローラのプラットフォームの一部を利用したGRヤリスの専用シャシーとパワートレインを活用することも可能だ。もしそれが計画されているのであれば、1.6L 3気筒ターボユニットによる260psの出力と、後輪に偏ったトルク配分を持つ4輪駆動システムに期待したい。両車軸のLSDも設定される可能性がある。
価格重視なら既存モデルの延長線上に
GRヤリスが英国で3万3000ポンド(467万円)を超えていることを考えると、ゴルフRなどライバルの4WDホットハッチと同じ価格になるかどうかは不明だ。
価格を重視するなら、後輪駆動を諦めて、既存のカローラのシャシーとマルチリンク式サスペンションをチューニングするという選択肢もあり得る。GRヤリスよりも遅くはなるが、高い収益性と比較的手頃な価格設定を実現できるだろう。
自動車メーカーの中には、CO2の企業平均排出量目標を達成するために、内燃機関によるパフォーマンス部門を縮小しているところもある。しかし、トヨタはハイブリッド車の販売が好調であることから、排出量にはある程度の余裕がある。
トヨタの欧州部門を率いるマット・ハリソン副社長は以前、これにより「CO2を多く排出する」クルマを作ることができるようになり、魅力と性能を付加することでブランドに貢献できると語っていた。
いずれにせよGRファミリーのラインナップ拡大には期待したい。
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みんなのコメント
ただ間のグレードも欲しいね、フォーカスST、メガーヌGTみたいな