■まさかの日産「GT-Rワゴン」!? R34顔&5速MT搭載! 280馬力の「謎の“爆速ワゴン”」に反響あり! 一体どんなモデル?
現在の日産のラインナップにステーションワゴン(以下、ワゴン)は存在しませんが、かつて「ステージア」というワゴンが販売されていました。
1989年にデビューしたスバル初代「レガシィツーリングワゴン」によってワゴンが一大ブームとなるなか、日産は1996年に初代ステージアを発売しました。
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初代ステージアのボディサイズは、全長4800mm×全幅1755mm×全高1490mm(2WD車)と迫力あるもの。
スクエアなフォルムによって車内スペースや荷室も広く確保され、実用的なファミリーカーとしても人気となっています。
また、内装が豪華なこともステージアの特徴のひとつとされ、インテリアは日産の当時の高級セダン「ローレル」並みのクオリティのものが採用されました。
走行面でも日産の最新技術が投入されており、リアのサスペンションには当時のワゴンでは珍しいマルチリンク式を採用したほか、4WD車にはシンクロモード付き「アテーサE-TS」を搭載。どのような路面状況でも安定感のある走りを実現しました。
さらにパワートレインに2.5リッター直列6気筒ターボの「RB25DET」を搭載することで、最高出力は前期型が235馬力、1998年のマイナーチェンジで「NEOストレート6」と呼ばれる新世代エンジンにあらためられた後期型では280馬力にまでパワーアップを果たしています。
そんな初代ステージアですが、中古車市場では個性的なカスタム車両が話題になっています。
この“カスタムステージア”のベースは、2000年(平成12年)式の「25T RS FOUR V」で、走行距離は13万4000km。
注目すべき点は、「スカイラインGT-R(BNR34)」のフロントフェイスを移植していることです。
フロントフェンダーやボンネットのつなぎ目は違和感がなく、R34 スカイラインGT-Rの特別色「ミレニアムジェイド」に全塗装されていることも相まって、「GT-Rワゴン」ともいえるカスタムが施されています。
リアやインテリアは通常仕様のステージアと変わらないのですが、このカスタムステージアでは、トランスミッションが4速ATから「R33 GT-R」の5速MTに換装されていることも特徴のひとつ。
エンジンは280馬力を誇るRB25DETが搭載され、ホイールは軽量なDIREZZA ST01F(18インチ)、サスペンションは社外車高調が装着されるなど、ハイパワーにも対応しています。
ほかにも、社外前置きインタークーラーや社外エアクリーナーといったライトチューンが実施されており、通常仕様のステージアよりも高い走行性能を誇っていることでしょう。
※ ※ ※
このカスタムステージアについてさまざまな反響が見受けられ、「こういうクルマいいな」「R34顔のステージアって、個人的には好きだな」など、最大の特徴であるフロントフェイスに注目する声が届いています。
また、「RB25DETの後期の四駆に乗っていましたが、パワーありました」「ステージア良かったんだけどなぁ。終わってしまったのは本当に残念でした」「ステージア、復活してほしいです」など、当時のステージアに思いを馳せる人もいました。
なお、R34顔のカスタムステージアは車両本体価格248万円で取り扱われており、販売会社によると、価格はほかの車両の相場を参考にして算出したそうです。
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