現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 実はドライバーが一番長く見ている!? 最新「インパネ」だけランキング!! 国産&輸入車ベスト5

ここから本文です

実はドライバーが一番長く見ている!? 最新「インパネ」だけランキング!! 国産&輸入車ベスト5

掲載 更新 59
実はドライバーが一番長く見ている!? 最新「インパネ」だけランキング!!  国産&輸入車ベスト5

 自分の愛車。格好いいな~とスタイルを眺める時間は少しでも、シートに座りインパネを見たり、インパネの操作類をいじる時間は長い。それだけにインパネ、重要です。

 本企画では現行モデルを対象に3つのテーマで「インパネだけ」でランキング。選者は自動車評論家 鈴木直也氏。

e-tron フィアット500 トゥーラン 8シリーズ!!! 輸入車限定モデル・特別仕様車・ニューモデル 最新情報

 デザインや質感、使い勝手や演出などで評価してもらうが、価格を加味することもポイント。つまり「この価格にしてはいい!」という要素も重視する。

「後述するけど、最近の輸入車のインパネの進化の速さはヤバい。インパネでユーザーを満足させる手法を心得ている感じ。日本車も続いてほしい」と鈴木氏。さぁ、何がランクインするか!?

※本稿は2021年4月のものです
文/鈴木直也 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月10日号

【画像ギャラリー】来てるぞ未来! 日本はどうだ?? ピックアップしたモデルたちのインパネをギャラリーでチェック!

■日本車インパネだけでBEST5

 価格やコスパをより重視して選んだのが日本車の5台。デザインや質感はもちろん、ユーザー視点の使い勝手も加味した。

*   *   *

 マツダ3もいいのだけど、一連のファミリーのなかではちょっとソフトテイストな質感とデザインのMX-30を推したい。これが1位。

 フローティングコンソールなどはボルボで見慣れた手法だけど、加飾素材にコルクをあしらうなどストーリー性がある。

マツダ MX-30…マツダの質感は評価が高いが全体的に硬い雰囲気。こちらは柔らかめで印象深い。そのインパネのスタイリングのよさに加え、使い勝手がいいのもポイント

 2位はレヴォーグ。全体的なデザインは、オシャレに徹しきれないスバルっぽさがあるのがご愛嬌。

 ただ、質感や操作性についてはよく考えられていて、その辺もまたスバル的。そこに、縦型11.6インチセンターディスプレイをぶっ込んできたのが英断。

スバル レヴォーグ…縦型の大型ディスプレイがキモ。スバルらしい泥臭さとハイテクがフュージョンしている

 ホンダeは問答無用でノミネート。インパネ全体のレイアウトはシンプルで、表示デバイスにコストをてんこ盛り。モダンなハイテク機器っぽさと親しみやすさが同居。3位ですね。

ホンダ Honda e…驚きのインパネがトピックのEV。左右に備わるデジタルミラーも意外と使いやすい

 軽自動車から一台挙げるならeKクロススペースで4位。軽は意識的にゴテゴテ感を演出するクルマが多いけど、比較的あっさり上品なテイスト。

三菱 eKクロススペース…センターコンソールのエアコン操作系がタッチパネルで、シンプル&クリーン

 5位はLCコンバーチブル。価格以上の素材へのこだわりはあるけど、インパネ全面に液晶ディスプレイをあしらうなどイマドキの高級車感が乏しいね。

レクサス LCコンバーチブル…質感は高いが、室内イルミネーションの演出が乏しく、インフォテイメントも高級車のそれではない

■輸入車インパネだけでBEST5

 お国柄もあり、デザインの方向性も操作性もさまざま。心地よさや先進性などで選出されたのがこの5台。「悩みましたね」(鈴木)

*   *   *

 1位のBMWのインパネは使う人を考えた「変わらない美学」。センターコンソールの「コマンダーダイヤル」、このダイヤルひとつでいろんなことが快適にできる。

 またショートカットを8つ選択できる伝統のファンクションキーも便利。

 さらに、例えばハンズオフが可能になるとステアリングスポークが光り、伝える。これからの時代、「光る」ことが最新トレンドです。

BMW 3シリーズ…奇抜なデザインではないけどクルマの今の状態をステアリングスポーク内が光り、伝える。これからの時代、「光るステアリング」は最新トレンド。ということもあり1位

 2位はボルボXC60。インパネ全体の質感は北欧デザインをうまく取り込んでいる。いち早く縦型センターディスプレイを採り入れ、スイッチ類を極力削減。

 スマホ的にスライドやピンチ、フリックなどができ、インターフェイスとして優れているね。

ボルボ XC60…いち早く採用した縦型ディスプレイに加え、乾いた木の雰囲気をうまく採り入れている

 3位はジープ・ラングラーで、アグレッシブさと豪快さを感じる。レバーなどはごついけど、それでいて使い勝手はいい。

Jeep ラングラー…クルマのキャラそのもののアグレッシブなインパネデザイン。それでいて使い勝手はいい

 4位のミニONEはナビも備わる伝統的なアイコン、丸型のディスプレイがインパネのキャラ。昔のオーディオのようなタンブラースイッチも味がある。

MINI ONE…光る丸型ディスプレイは印象深いアイコン。クラシックな雰囲気があるのもいい

 プジョー208が5位で、立体的に見える3次元メーターなど価格のわりには新しいことを採り入れてますね。

プジョー208…上下をカットしたステアリングの形状で、その上からメーターを見るという新しい提案

■斬新&個性派インパネBEST3

 最後のテーマは、コスパはさほど考慮せず「斬新&個性的」で選ぶベスト3。やはり……という感じで輸入車だけの登場となるが、「Sクラスはデザイン、質感、先進性、光を操るエンターテイメント的な演出、すべてが凄い。参りました」と鈴木氏。

 ……インパネに満足できるクルマをどんどこ紹介してきた企画だが、このページでもまだまだ登場!

*   *   *

 ベンツ新型Sクラスが圧倒的な1位。1000万円台クラスを象徴するかのような大型液晶パネル。斬新さやキラキラ感、ときめきを重視したインパネデザインは素晴らしいのひと言。悲しいかな同じ価格帯のレクサスLSはすでに古臭いね。

 内装のイルミネーションに驚き、ドライバーが尋ねることに対する応答を、光の色や光のデザインで表現するところが凄い。

 まるでクルマ(Sクラス)が生き物で、会話している感じ。エンターテイメント的な演出が抜きん出ている。

メルセデスベンツ Sクラス…同車格のモデルの先をゆく新型Sクラスのインパネ。光で人とクルマがコミュニケーションをとる

 2位はテスラモデル3で、インパネは強烈なインパクト。だってシンプルななかにiPadをポンと置いているだけ(笑)。ヒーターコントロールなどの物理スイッチまでこのパネル内に取り込んでいる。凄いです。

テスラ モデル3…中央にiPadをポンと置いたようなスタイルが斬新すぎ。500万円台からのクルマでこの狙い、おもしろい

 3位はi3。グイグイ進化する、いわば「肉食系」に対して自然素材を使った部分が個性だね。

BMW i3…インパネや内装に環境に優しいナチュラル系の素材を使った部分が唯一無二のi3。デザインはあっさり系だが、使い勝手はいい。7年前のモデルでこの方向性を示した点が高評価

【番外コラム】歴代日本車「ふか~く」印象に残るインパネたち

「初代ソアラ/デジタルメーター」…当時は液晶以前の時代でLED表示だったが、回転系はグラフ表示、速度はデジタル、燃料計などがセグメント表示。めっちゃ未来的!

初代ソアラ/デジタルメーター

「初代アルシオーネのメーター」…メーター内に道路が表示され、そこを自車が進む“ゲームセンターメーター”が印象深い。

アルシオーネ/ “ゲーセン”メーター

「ピアッツァのデザイン」…ジウジアーロデザインのコンセプトカーのインパネを、ほぼ忠実に再現。

ピアッツァ/“不思議系”インパネ

「インフィニティQ45/ココン・インパネ」…和のテイストの漆塗りインパネ。クルマの耐久要件を満たすため保護層を厚く塗ったが……、プラスチックにしか見えなかった。残念(笑)。

インフィニティQ45/ココン・インパネ

初代プレリュードの「集中ターゲットメーター」…よく見るとタコとスピードが同軸。新しいものを作ろうというパッションは高かった!

初代プレリュード/集中ターゲットメーター

【画像ギャラリー】来てるぞ未来! 日本はどうだ?? ピックアップしたモデルたちのインパネをギャラリーでチェック!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

59件
  • レヴォーグのインパネの良さが全くわからない
  • オシャレだし近未来的でだとは感じますが、個人的にはエアコンだけ…ナビの設定を…などの作業が全てタッチパネルだと視線を奪われるのが怖いです。
    昔の跳ね馬や暴れ牛みたいにスイッチが一杯有るのも個性的でカッコいいんだけどなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6340.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

163.0277.1万円

中古車を検索
MX-30の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6340.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

163.0277.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村