現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 運転支援だらけで運転がつまらない……なんて感じてないか? あるぞ「クルマとガッツリ対話できる」運転の楽しいクルマ5台

ここから本文です

運転支援だらけで運転がつまらない……なんて感じてないか? あるぞ「クルマとガッツリ対話できる」運転の楽しいクルマ5台

掲載 13
運転支援だらけで運転がつまらない……なんて感じてないか? あるぞ「クルマとガッツリ対話できる」運転の楽しいクルマ5台

 この記事をまとめると

■最近のクルマには電子制御技術が数多く投入されており自動運転化も進んでいる

EVはまだちょっと……ならやっぱりハイブリッド! HV慣れした人でも新鮮味が味わえる新世代ハイブリッド車3台

■過激なスポーツモデルでなくとも運転の楽しさを味わえるモデルはまだ新車で多く存在する

■運転が楽しいと感じられる国産車を5モデル紹介する

 パワーがなくても運転が楽しいクルマたち

 ABSやトラクションコントロール、ESPといった電子制御技術が当たり前に搭載されるようになり、ひと昔前と比べても安全性能や運転しやすさが飛躍的に向上している最近のクルマたち。近年ではマツダのGベクタリングコントロールやホンダのアジャイルハンドリングシステムといった、運転が上手くなったように感じられる制御をさらりとやってくれるクルマも増えています。日本ではすでに自動運転レベル3まで一般道での走行が実現しており、レベル4もそう遠くない将来に実現するといわれています。

 そうなると、自分で運転を楽しみたい人にとってはその楽しみを奪われてしまうのでは? と心配になりますよね。それなら今のうちに、余計な電子制御技術の介入を感じず、自分が操っている感覚を存分に楽しむことができるクルマに乗っておきませんか? 今回は素直に運転する歓びを感じられる、おすすめの現行車をご紹介します。

 まず1台目は、もはや日本の宝といってもいい、運転の基本からスポーツドライビングまで、幅広く学ぶことができるライトウエイトオープンスポーツ、マツダ・ロードスター。4代目となる現行モデルは、先代でパワーや安全性能アップに肩入れして大きく重くなってしまったことをリセットし、初代のころの基本にもう一度立ち返って開発した1台。

 1.5リッターガソリンエンジン+6速MTモデルはとくに、軽量であることのよさと、思いどおりに操ることの難しさと楽しさを教えてくれる、清々しいドライブフィールに仕上がっています。2023年10月の大幅改良でADASやコネクテッド技術の搭載が大きなニュースになりましたが、あくまでドライバーの意思を尊重し、なるべく素の状態での運転が堪能できるようになっています。

 2台目は、新型になってスタイリッシュに変身したスズキ・スイフト。「走り」というとどうしてもスイフトスポーツが注目されがちですが、じつはスイフトはノーマルモデルにもMTがあり、操る楽しさが味わえるモデルです。その理由は運転席に座っただけでもわかります。

 シートは身体を包み込んでフィットする新形状となり、センターパネルはやや運転席側に傾斜して、操作に集中できるように。1.2リッターの3気筒エンジンはマイルドハイブリッドになりましたが、モーターアシストはあくまで自然なフィーリングなので、走らされているような違和感はなし。曲がる、止まるといったクルマの基本性能が、自分の手足の延長となるような楽しさが魅力です。

 スポーツグレードじゃないモデルも狙い目!

 3台目は、11代目となったホンダ・シビック。こちらも「走り」と聞くとTYPE Rが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、先に発売された1.5リッター直噴ターボ+6速MTのガソリンモデルは、素の走りを楽しめるモデルに仕上がっています。

 加速に応じてリニアなエンジンサウンドが響いてくるところや、爽快に吹き上がっていく直線、バランスのいい挙動でカーブを抜けていくシーンなど、何度も体験したくなってくるほど。ショートストローク化された6速MTの小気味いい操作感も、気分を盛り立ててくれます。

 4台目は、WRCをはじめモータースポーツで活躍中のGRヤリスが走りのイメージを牽引する、トヨタ・ヤリス。1リッターと1.5リッターのガソリンモデルがあり、とくに1.5リッターには6速MTが設定されており、操る楽しさが味わえるモデルとなっています。トヨタ自慢のダイナミックフォースエンジンは、低速から中速への盛り上がりが強く、シフト操作もコクコクとよく決まります。

 ねじり剛性をしっかり確保したボディや、カローラと同等レベルのサスペンションで、コーナリング時も安心して駆け抜けていけるのも楽しさのひとつ。市街地を走っているだけで、キビキビとしたスポーティな挙動が満喫できるはずです。

 5台目は、軽自動車では唯一となってしまったオープンスポーツカーのダイハツ・コペン。2代目となった現行モデルは、着脱可能な外板パネルで着せ替えができる「ドレスフォーメーション」採用が話題となりましたが、電動アクティブトップで座ったままボタン1つで開け閉めできるルーフを備える、小さな本格オープンカーです。

 パワートレインはもちろん、軽自動車規格で64馬力/92Nmの0.6リッター3気筒ターボですが、発進からドカンと押されるような力強い加速フィール。でも上り坂ではちょっと気を抜くと押し戻されるような失速感があるし、コーナリングでも回転を落とし過ぎれば再加速が遅くなり、ロスしてしまうなどドライバーの腕次第で気もちよく走れたり、モタモタしたり、クルマがカバーしてくれないのがいいところ。それらのコツをつかみ、思いどおりに操れるようになるのが楽しみの1つともいえる、今では貴重なクルマです。

 ということで、クルマがどんどん便利に安全になっていくのはいいことであると感じる反面、運転する楽しさ、操る一体感を感じられるクルマはどんどん減っていくような気がしますね。まだ今なら間に合うので、もっともっと多くの人にそんな楽しさを味わってほしいと思います。

こんな記事も読まれています

2024年F1第10戦スペインGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第10戦スペインGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
AUTOSPORT web
ドイツの2大ブランドの最新情報を徹底リポート『BMWとメルセデス』ル・ボラン2024年8月号、本日発売!!
ドイツの2大ブランドの最新情報を徹底リポート『BMWとメルセデス』ル・ボラン2024年8月号、本日発売!!
LE VOLANT CARSMEET WEB
「山陰道」開通に黄信号? 県内最後の区間「予見できぬ事象発生」 影響を精査へ
「山陰道」開通に黄信号? 県内最後の区間「予見できぬ事象発生」 影響を精査へ
乗りものニュース
全長約4m! 日産新型「小さな高級車」初公開! 斬新顔の新型「オーラ」登場に「従来型が良かった…」の声!? “新旧モデル”どっちがいい?
全長約4m! 日産新型「小さな高級車」初公開! 斬新顔の新型「オーラ」登場に「従来型が良かった…」の声!? “新旧モデル”どっちがいい?
くるまのニュース
2024年F1第10戦スペインGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第10戦スペインGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
AUTOSPORT web
【宮田莉朋F2密着】前日の好走から一転。スピードを失った車両で苦戦した日曜日/第6戦レビュー後編
【宮田莉朋F2密着】前日の好走から一転。スピードを失った車両で苦戦した日曜日/第6戦レビュー後編
AUTOSPORT web
フルチューン済み、ノイエ・クラッセのBMWの相場感は?「1800TI」のFIA公認済みの個体なら800万円程度が妥当!?
フルチューン済み、ノイエ・クラッセのBMWの相場感は?「1800TI」のFIA公認済みの個体なら800万円程度が妥当!?
Auto Messe Web
『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画26-2「JB64のシートを移植しよう」
『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画26-2「JB64のシートを移植しよう」
グーネット
新型BMW M5登場!──GQ新着カー
新型BMW M5登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
ダ・コスタのFEミサノ優勝剥奪が正式決定。レース後車検の失格を控訴裁判所が支持
ダ・コスタのFEミサノ優勝剥奪が正式決定。レース後車検の失格を控訴裁判所が支持
motorsport.com 日本版
オットキャストとユアーショップが業務提携、販路拡大へ
オットキャストとユアーショップが業務提携、販路拡大へ
レスポンス
【ファイヤー!!!】復活は100%ありえないだろう・・・5億円超のケーニグセグ ジェスコが全焼&全損!無残な姿に・・・
【ファイヤー!!!】復活は100%ありえないだろう・・・5億円超のケーニグセグ ジェスコが全焼&全損!無残な姿に・・・
AutoBild Japan
【日本限定のビスポーク】 日本と英国からインスピレーション レンジローバーSVに限定仕様
【日本限定のビスポーク】 日本と英国からインスピレーション レンジローバーSVに限定仕様
AUTOCAR JAPAN
新型ディフェンダーにピックアップトラックが出た!──GQ新着カー
新型ディフェンダーにピックアップトラックが出た!──GQ新着カー
GQ JAPAN
どこから? 三菱自動車の敷地で環境基準を超えるフッ素…使用履歴はなし 愛知県岡崎市
どこから? 三菱自動車の敷地で環境基準を超えるフッ素…使用履歴はなし 愛知県岡崎市
レスポンス
グラフィットが四輪型特定小型原動機付自転車を用いた実証実験を7月からスタート
グラフィットが四輪型特定小型原動機付自転車を用いた実証実験を7月からスタート
バイクブロス
【今日発売】BYDシールに国内最速試乗 AWDで537ps・航続およそ600kmにして実質537万円の戦略価格
【今日発売】BYDシールに国内最速試乗 AWDで537ps・航続およそ600kmにして実質537万円の戦略価格
AUTOCAR JAPAN
「感動を疑似体験」ヤマハ発動機と楽器のヤマハ、体験型インスタレーション「e-plegona」がデザイン賞
「感動を疑似体験」ヤマハ発動機と楽器のヤマハ、体験型インスタレーション「e-plegona」がデザイン賞
レスポンス

みんなのコメント

13件
  • cho********
    シビックは、良いと思うよ。
    不人気車ゆえの、飽きの来なさもありますね(笑)
    愛車選びは、自己満の世界ですから!
  • gur********
    まぁ、現実的なところで良いチョイスかな
    あと、86とかもいいかもね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村