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トヨタが電動垂直離着陸機を開発するJoby Aviation社に5億ドルを追加で出資

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トヨタが電動垂直離着陸機を開発するJoby Aviation社に5億ドルを追加で出資

空のモビリティの実用化に向けた取り組みを加速

トヨタが開発を支援するJoby Aviationの電動垂直離着陸機(eVTOL)

先進運転支援システムADAS関連市場、2030年までにグローバルで1910億ドル規模に

トヨタ自動車(以下トヨタ)は、空のモビリティの実現に向け、電動垂直離着陸機(eVTOL※)を開発するJoby Aviation(以下Joby)に5億ドルを追加出資することで、同社と合意した。

2020年1月に出資した3.94億ドルと合わせ、同社への累計投資額は8.94億ドルとなり、トヨタではeVTOLの研究開発段階から実用化に向けた取り組みを加速していく。

トヨタの小川哲男・執行役員(左)、Jobyの創業者兼CEOジョーベン・ビバート氏(右)

今回の発表に際して、担当するトヨタの小川哲男・執行役員は、「今回の追加出資により、引き続き、Jobyとともに、eVTOLの研究開発段階から実用化に向けて取り組んでまいります。空のモビリティは、様々な交通課題の解決に寄与する可能性を秘めており、トヨタはJobyとともに、その実現に向け、一層取り組んでいく所存です」とコメントしている。

これを受けて、Jobyの創業者兼CEOであるジョーベン・ビバート氏もこう話す。

「今回の出資は、両社間の7年近くにわたる協力関係を基盤とするものです。トヨタのモノづくりで培ったノウハウや支援は、当社の取り組みの前進に大きく貢献してきました。より身近な空のモビリティの実現という共通の目標に向け、今後も連携してまいります」

2019年の協業開始以降、同社に対し、トヨタは生産技術の見地から、生産しやすい工程の設計、治具・補助ツールの開発などの知見を共有してきた。また、2023年には、Jobyに対して電動化関連部品の供給を開始している。



Jobyは、カリフォルニア州マリーナの生産ラインで3機目の試作機を完成させたほか、生産用地の拡張にも着手。2024年8月には、航空機の型式認証プロセス5段階のうち4段階目まで進んでいる。

両社は、トヨタの自動車生産及び技術開発の知見と、JobyのeVTOL開発のノウハウを持ち寄り、一緒に未来のモビリティ社会の構築を目指す、としている。

■eVTOL(※)について

eVTOLは、短距離・多頻度運航用に設計されており、都市圏にて通勤者や出張者、旅行者によるオンデマンド利用が見込まれる空飛ぶタクシー市場のニーズに適している。

また、ヘリコプター、ドローン、小型飛行機の要素をもち、信頼性、環境性(ゼロ・エミッション)、静粛性などにも優れる。運用コスト、メンテナンスコストも低く抑えることができ、強化された安全機能も装備する。
※ Electric Vertical Take-Off and Landing=イーブイトール

関連情報
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/41625879.html?adid=ag478_mail&padid=ag478_mail

構成/清水眞希

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