2023年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季4回目、バルセロナでは初のポールポジションを獲得した。Q3最初のラップで暫定トップに立ち、終盤に再度アタックに入ったが、ライバルたちに抜かれないことが確定したため、チームの指示でフライングラップを取りやめた。
セルジオ・ペレスは、Q2で敗退、11番手となった。Q2終盤のフライングラップのターン5でミスをしてグラベルに飛び出したが、コースに復帰。燃料が十分あったため、もう一度アタックラップに入ったものの、ペースが上がらなかった。Q2で10番手だったニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)との差は0.051秒だった。
フェルスタッペンが今季4度目のPP。サインツが母国でフロントロウに並ぶ【予選レポート/F1第8戦】
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分13秒664:ソフトタイヤ/14周)
予選 1番手(Q1=9番手1分13秒615:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分12秒760:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分12秒272:ソフトタイヤ)
とても楽しい週末だ。マシンのパフォーマンスがすごくいい。それでも常にあちこちで改善点を見つける必要はあるけどね。
予選の序盤はトリッキーで、正しいタイミングでコース上を走り、ミスを犯さないことが重要だった。Q3に入る時点で、マシンにまだたくさんのポテンシャルが残っていると分かっていた。そこでようやく限界までプッシュすることができたんだ。
最初のランはかなり速かった。もちろん2回目のランに出て行き、本当ならさらに速いタイムが出たはずだけど、タイヤをセーブするためにアタックを取りやめるように指示された。
明日のレースでは、タイヤの摩耗に注意する必要がある。それでも最終コーナーに入っていく時には笑顔になる。あそこを走っている時、F1カーが真価を発揮するからだ。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 2番手(1分13秒914:ソフトタイヤ/14周)
予選 11番手(Q1=15番手1分13秒874:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分13秒334:ソフトタイヤ)
順調な週末とはいえない。コンディションがとてもトリッキーで、予選であまり快適に走れなかった。今週末、自分のドライビングスタイルをかなり修正しようとしてきた。でも、不安定なコンディションになると、劣勢になってしまい、マシンのポテンシャルをフルで引き出すことができなかった。
ターン5の入口は路面が少し湿っていたため、リヤのコントロールを失い、グラベルに飛び出した。そこで大きくタイムを失ったことで大きなつけを払うことになったんだ。このインシデントによって、最後のラップでタイヤが熱くなりすぎて、良い状態を取り戻すのが難しくなった。
それでも明日は何が起こるか分からない。挽回し、ポジションを上げていくために全力を尽くすつもりだ。レースが楽しみだよ。たくさんポイントを獲得できるはずだし、できれば表彰台に上りたいね。
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