405psを生み出す3リッターV6エンジンを搭載
日産自動車は4月25日、今夏に発売を予定している新型「フェアレディZ」の全モデルの価格を発表した。フェアレディZは、2022年1月の東京オートサロン会場で披露され、その時点では特別仕様車「Proto Spec」の価格のみが発表されていた。この度、特別仕様車以外の4モデルの価格が発表され、標準モデルは524万1500円から設定されることが明らかになった。
Z34のビッグマイナーチェンジ版と位置付けられる新しいフェアレディZ。ビッグマイナーとはいえエクステリアデザインは一新され、所々に歴代モデルをオマージュしたスタイリングを採用する。
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ラインアップは、標準モデルの「フェアレディZ」、同「Version S」、同「Version T」、同「Version ST」の4モデルに加え、240台限定の特別仕様車の「Proto Spec」が設定される。トランスミッションはモデルにより6MT仕様と9AT仕様、あるいはそのいずれかが組み合わされる。
エンジンスペックは全車共通で、3リッターV6ツインターボエンジンから最高出力405ps、最大トルク475Nmを発生する。
フェアレディZ車両価格
・フェアレディZ:524万1500円(6MT/9AT)
・フェアレディZ Version T:568万7000円(9ATのみ)
・フェアレディZ Version S:606万3200円(6MTのみ)
・フェアレディZ Version ST:646万2500円(6MT/9AT)
・フェアレディZ Proto Spec:696万6300円(6MT/9AT)
グレードによる装備の違い
「フェアレディZ」と「同Version S」の違いは、後者にはレイズ製19インチアルミ鍛造ホイールや、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ、メカニカルLSDが備わり、フロント&リアスポイラーも標準装備となることが主な違い。「Version T」は、標準モデルの装備に近いが、本皮・スエード調のコンビシート、パワーシートなどが装備される。
豪華グレードの「Version ST」には、本革・スエード調のコンビシート、パワーシート、BOSEサウンドシステム、臨場感あるサウンドを演出するアクティブサウンドコントロールなどが標準装備となる。
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フェアレディZの内装には、ブースト圧、ターボ回転計、電圧計の3連メーターが備わるほか、好みに合わせて3モードを切り替えられるアドバンスドドライブディスプレイが採用される。同機能のスポーツモードは、SUPER GT500のドライバーである松田次生選手からのアドバイスを反映し、タコメーターが中央に配置されるほか、シフトアップタイミングがわかるシフトアップインジケーターが表示される。同インジケーターはエンジン回転数に応じて緑→黄色→赤と点灯方法が変わり、レースカーのような演出が楽しめるものとなっている。
ライバル、スープラを上回るスペック
日産久々の新型スポーツカーということで注目が集まるフェアレディZだが、ライバルとして名が挙がるのは、やはりトヨタ スープラだろう。こちらの価格帯は499万5000円から731万3000円で、フェアレディZと重なる。
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スープラには2リッターターボと3リッターターボが設定されるが、フェアレディZはスープラの3リッターモデル(387ps/500Nm)をパワーで上回り(トルクはスープラRZの方が上)、価格はそれよりも約35万円安という絶妙な価格設定としてきた。このほかフェアレディZは6MT車の設定があること、ATがスープラより一段多い9ATを採用することが違いとして挙げられる。
なおフェアレディZは、年初には発売は6月下旬頃とアナウンスされていたが、昨今の部品不足の影響により販売開始が夏頃へと変更された。その走りを試せる日が待ち遠しい。
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みんなのコメント
そろそろ人生最後の1台にZを買える環境が整った気がする。