現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 実在した三菱「パジェロエボ」 ランエボDNAも受け継いだ新型「エクリプスクロス」の走りとは!?

ここから本文です

実在した三菱「パジェロエボ」 ランエボDNAも受け継いだ新型「エクリプスクロス」の走りとは!?

掲載 更新 4
実在した三菱「パジェロエボ」 ランエボDNAも受け継いだ新型「エクリプスクロス」の走りとは!?

■新型「エクリプスクロス」の瞬発力は「エボX」と同等!?

 三菱が2020年12月に発売を予定している新型「エクリプスクロス」は、フロントとリアの外装と内装を中心にブラッシュアップされたほか、ガソリン仕様のほかに新たなパワートレインとしてプラグインハイブリッド(PHEV)仕様を設定しています。

【画像】実在した「パジェロエボ」 実車を画像で見る(35枚)

 プラグインハイブリッドとは通常のハイブリッドとは異なり、外部充電をすることが可能なハイブリッドシステムです。大容量の駆動用バッテリーを搭載し、自宅の電源や充電スポットで充電することで、燃料の使用を最小限に抑えることが可能となります。

 新型エクリプスクロスのプラグインハイブリッド仕様には、同社初のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」で実績のあるシステムが搭載されました。

 誰でも意のままの走りを楽しめる最新4輪制御システム「S-AWC」が、普通のエコカーとは一味違う高い走行安定性を実現。

 そしてハイパワーなツインモーターの採用により、0-5m発進加速のタイムは三菱のスポーツセダン「ランサーエボリューションX」と同等レベルを記録するなど、SUVでありながらスポーツカーに迫る走りの楽しさを提供します。

 プラグインハイブリッド仕様のS-AWCのドライブモードは、「ノーマル」「スノー」「グラベル」、そして「ターマック」を設定。あらゆる路面状況に適応した操縦安定性をドライバーにもたらします。

 ちなみに、システムの構成自体は異なるものの、S-AWCはランサーエボリューションXにも搭載されていた4輪統合制御システムです。

 新型エクリプスクロスは、これまで培われてきた電動技術と4WD技術の両方が詰め込まれた、いまの三菱らしさを象徴するSUVといえるでしょう。

※ ※ ※

 三菱の4WD技術は、同社が参戦してきたラリー競技のなかで磨き上げられてきました。

 ラリー競技には、WRC(世界ラリー選手権)に代表される「スプリントラリー」と、ダカールラリー(旧:パリ・ダカールラリー)に代表される「ラリーレイド」という種類があります。

 三菱は2005年までWRCにワークス参戦していましたが、1996年から1999年までトミ・マキネン選手が4年連続でドライバーズタイトルを獲得するなど、グループA時代のランサーエボリューションシリーズは、とくに輝かしい戦績を残しました。

 一方、ダカールラリーには2007年までパジェロシリーズで参戦(2008年も参戦予定だったが大会自体が中止、三菱の最後の活動だった2009年はレーシングランサーで参戦)。

 2001年から2007年の7連覇を含む12度の総合優勝を果たし、パジェロは伝説的な存在となったのです。

 そんなパジェロには、「パジェロエボリューション」というスペシャルモデルが存在します。

 ひとつは、2002年から投入された競技専用車としてのパジェロエボリューション、そしてもうひとつは、1997年に市販されたパジェロエボリューションです。

 市販版パジェロエボリューションは、当時のパジェロの集大成として開発されただけでなく、ホモロゲーション(競技出場に必要な認定で、決められた台数を生産)取得も目的として販売されました。

 三菱は市販版パジェロエボリューションをベースに1998年のパリ・ダカール・ラリーに参戦し、2位の成績を収めています。

 それではここでクイズです。

 市販版パジェロエボリューションについて誤った説明をしているのは、次のうちどれでしょうか。

【1】専用開発の4輪独立懸架サスペンションを装着

【2】新開発の3.5リッターV型6気筒MIVECエンジンを搭載

【3】ワイドフェンダーを含む専用エアロパーツを装備

【4】レカロ製フルバケットシートを標準装着

※ ※ ※

 正解は【4】の「レカロ製フルバケットシートを標準装着」です。

【1】から【3】はすべて正解で、新開発の3.5リッターエンジンは最高出力280馬力・最大トルク35.5kgmを発揮。戦闘力の高さを感じさせる外観も含め、まさにエボリューションの名に相応しいモデルとなっていました。

 ちなみにフロントシートはフルバケットではないものの、レカロ製が採用されています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

こんな記事も読まれています

【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?
【欧州でプロトタイプ目撃】レクサスが市販めざし開発中か 「GR GT3コンセプト」はどんなクルマ?
AUTOCAR JAPAN
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
5速MT搭載! スズキが「大きなワゴンR」実車展示!「軽自動車」超えたビッグサイズに「最新技術」採用したニューモデルに反響あり!
くるまのニュース
1800馬力の電動ハイパーカー、ブガッティ『トゥールビヨン』発表…ヴェイロン 後継車は2026年発売
1800馬力の電動ハイパーカー、ブガッティ『トゥールビヨン』発表…ヴェイロン 後継車は2026年発売
レスポンス
BMW「当面の間」はエンジン車の販売継続 新型EVと同じ外観で生産か
BMW「当面の間」はエンジン車の販売継続 新型EVと同じ外観で生産か
AUTOCAR JAPAN
学生時代の愛車だったホンダ「CR-Xデルソル」を再び購入! バブル期の車だけあって、外装パーツが専用品で入手困難です
学生時代の愛車だったホンダ「CR-Xデルソル」を再び購入! バブル期の車だけあって、外装パーツが専用品で入手困難です
Auto Messe Web
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
自動車保険料3年連続の引き上げ、2026年以降平均5.7%上げへ[新聞ウォッチ]
レスポンス
7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
7/25申込締切 モビリティ・ロードマップ2024(自動運転法制を中心に)とモビリティDX戦略
レスポンス
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
くるまのニュース
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
ドライブレコーダーを付けたからと言って安心はできない!? 事故にあった際の正しい操作方法とは
バイクのニュース
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
一年中快適に楽しめるオープンモデル!メルセデス・ベンツ、高い走行性と安全性を併せ持つ「CLEカブリオレ」を発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
伝統と革新が融合したスポーツモデル!ダイナミックな外観や新世代ISGを引っ提げ、「メルセデスAMG CLE 53クーペ」発売!
LE VOLANT CARSMEET WEB
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
今季10戦目にしてなんと5回目の11位……ヒュルケンベルグ抜群の安定感も”入賞圏外”に落胆「新しいポイントシステムが必要だ」
motorsport.com 日本版
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
オートバックスセブン、林野庁と協定締結 店舗での国産木材使用を拡大
日刊自動車新聞
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
そういえば滑りづらくなった!? 首都高の二輪車安全対策「フィンガージョイントすべり止め」「カーブ部のカラー舗装延伸」とは?
バイクのニュース
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
日産が新型「軽“ワゴン”」発表! ホンダ「N-BOX」対抗の「超背高モデル」! 超スゴイ“ピンク”も追加の「新ルークス」に販売店でも反響あり
くるまのニュース
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
「ChatGPT」車載化、VWがゴルフやティグアンにオプション設定…欧州仕様
レスポンス
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
アクセルを戻せば減速する……のはわかる! でも説明しろと言われると悩むエンジンブレーキの「仕組み」とは
WEB CARTOP
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
フレッシュアップされたBMW 3シリーズの全情報 価格から走行性能&比較テストまで 新型BMW 3シリーズのすべて
AutoBild Japan

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

277.3352.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

142.9453.8万円

中古車を検索
エクリプスクロスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

277.3352.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

142.9453.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村