雨が降っても気にしない！ せっかくのキャンプツーリング、雨でも楽しく過ごせる簡単な方法

■雨でなければ楽しめないこと、あれこれ考えてみる

　梅雨や秋雨の頃など、雨の多い季節にキャンプツーリングに出ると、当然ながらどうしても雨に降られる確率が高くなります。「天気も悪そうだし、やめようかな」と考える人もいると思いますが、ここはひとつ、雨のキャンプでも楽しく過ごす方法を考えてみましょう。もちろん、タープや前室の大きなテント、きちんとした雨具や長靴を持つなど、雨対策やしっかりとした準備が大前提です。

　テントの中から出たくない、あるいはタープの下でのんびり過ごしたい、そんな人におススメなのが読書です。「何をいまさらベタな……」という声が聞こえてきそうですが、おススメするには理由があります。

　暴風雨となれば話は違いますが、雨のキャンプサイトはとても静かで、フライシートやタープを打つ雨音が心地よく、読書がとてもはかどります。文庫本を1冊か2冊、バッグに忍ばせるだけと簡単なのも理由のひとつです。

　また「ツーリングマップル」などの地図をじっくり眺めるにも、良い時間の過ごし方です。たとえば信州にキャンプに来ているとして、そのエリアをじっくり読みこんでみる、あるいは北海道版など別のエリアの地図を持参して、夏のツーリングのプランを立ててみる、なんて時間の過ごし方もあります。

　キャンプサイトにとどまるなら、料理に手間をかけてみる、という過ごし方もおススメです。なにしろ時間はたっぷりありますから、普段はやらない煮込み料理など、手間と時間のかかる料理にトライしてみる、いつもは簡単な食事で済ませている人も、これを機会に、キャンプ料理にハマるかもしれません。

　仲間同士のキャンプなら、トランプやミニゲームを持参する、というのもアリです。スマホのオンラインゲームも良いですが、昔ながらのカードゲームやミニ版のボードゲームは、すっかり大人になってしまった自分が童心に帰って、意外と楽しいものです。

　土砂降りでなければ、キャンプサイトを離れて周辺を散歩してみるのも良いでしょう。通い慣れたキャンプ場であっても、晴れた日とはまた違った表情を見せてくれるはず。いつもは見かけない昆虫なども、顔を出してくれるかもしれません。

　散歩の際には写真を撮ってみるのもおススメです。雨の日は植物が活き活きとして、なんでもない被写体が水滴をまとってドラマチックに写るものです。陰のない、ふんわりとした写真が撮れるので、愛車のさまざまな部分のアップや人物スナップを撮るのも面白いでしょう。

　あらかじめ雨が予想されるなら、温泉や“管理釣り場”などが近いキャンプ場を選ぶのも手です。道具を貸してくれる釣り場なら手ぶらでO.K.ですし、もしかしたら夕食のおかずまでゲット出来るかもしれません。温泉施設でのんびりして、食事まで済ませてしまう、なんて楽しみ方もアリでしょう。

　筆者（野岸“ねぎ”泰之）の友人には｢梅雨前に新しいグッズを買って、雨のキャンプであえて試す｣という人もいます。レインウェアの性能を確認したり、雨の溜まらないタープの張り方を試すなど、夏休みのロングツーリングに備えるのだとか。要は、雨をポジティブにとらえて楽しんでしまえばいい、ということですね。

　雨模様だからとキャンプを延期にするのもいいですが、思い切って、雨だからこその楽しみ方を見つけるのも良いのではないでしょうか。

Comments

バイクの重量や置き場所にもよりますが、サイドスタンドを出したところの地面が
雨でぬかるんで、最終的にスタンドが地面にめり込んでしまい引き起こしが面倒な
ことになるケース、ありますよね。

市販のサイドスタンドプレートを使ったり、重いバイクでは手のひら大くらいの
木の厚板か何かを持って行った方がいいですね。
ホームセンターの木工売場あたりに行くと、木工作業で出たいろいろな形の
切れっ端が売られてますので、ちょうどいいのを買って持っていればOK。
これなら、ツーリングやキャンプでうっかり置き忘れても安心ですねｗ

ブロスだ～。