■後輪駆動のグレードも用意するスポーツEV
独ポルシェは2022年1月19日、同社のEV「Taycan(タイカン)」のボディバリエーションとして「Tycan Sport Turismo(タイカン・スポーツツーリスモ)」を設定、欧州市場に導入すると発表しました。
【画像】ポルシェの最強EV「タイカン」のラインナップを画像でチェック(30枚)
タイカンはポルシェ初の電気自動車(EV)で、2019年9月に世界初公開。4ドアのスポーツサルーンとして登場しました。
その後2021年3月には、オフロードタイプの「タイカン・クロスツーリスモ」が登場、今回登場したタイカン・スポーツツーリスモはこのクロスツーリスモをベースにしたモデルで、オンロードの使用を想定したツーリングワゴンのスタイリングを持っています。「パナメーラ」に設定された「パナメーラ・スポーツツーリスモ」と同様のコンセプトになっています。
タイカン・クロスツーリスモが4WDモデルのみなのに対し、タイカン・スポーツツーリスモは4WDのほか2WDも用意しているのが違いです。つまりタイカン・クロスツーリスモの日常の使いやすさとタイカンのオンロードダイナミクスを兼ね備えたモデルと考えるとその立ち位置がわかります。
グレードは5つ用意され、後輪駆動で326馬力の「タイカン・スポーツツーリスモ」が8万6495ユーロ(日本円で約1110万円。ドイツの付加価値税VAT19%込、以下同)、4WDで490馬力の「タイカン4S・スポーツツーリスモ」が10万7439ユーロ(約1380万円)、4WDで517馬力の「タイカンGTS・スポーツツーリスモ」が13万2786ユーロ(約1710万円)、4WDで625馬力の「タイカンターボ・スポーツツーリスモ」が15万3968ユーロ(約1980万円)、4WDで625馬力のフラッグシップモデル「タイカンターボS・スポーツツーリスモ」が18万7288ユーロ(約2410万円)となっています。
最上位グレードのタイカンターボS・スポーツツーリスモは0-100km/h加速が2.8秒、最高速は260km/hというパフォーマンスを発揮します。また航続可能距離が長いのはタイカン4S・スポーツツーリスモで、WLTPモードで498kmとなります。急速充電はおよそ22分30秒で5%から80%まで充電可能で、さらに100km走行分の充電をわずか5分でおこなうことが可能です。
タイカン・スポーツツーリスモはワゴンのようなボディ形状のため、セダンのタイカンよりも後席ヘッドルームに45mm以上余裕があります。さらにテールゲートの開口部はタイカンよりも801mm長く、ラゲッジルームへのアクセスが容易です。
ラゲッジルーム容量はオプション設定により変わりますが、サウンドパッケージプラスと組み合わせると最大446リッター(タイカンは407リッター)と十分な容量で、さらに60:40の分割可倒式後席を倒せば、最大1212リッターに広がります。さらにフロントにも84リッターの荷室が存在しています。
欧州市場では、GTSグレードが2022年2月末に発売され、さらに3月中旬にはほかのグレードも発売されます。日本への納車時期は未定です。
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みんなのコメント
もんげー。
充電スポット見るとご大層な機械とナニコレっていうプラグなんだけど。
ガレージにコンセントあるからできると超楽なんすが。