現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「スバル・インプレッサGC/GD編」’90~’00年代モデルを末永く乗るためのポイント公開

ここから本文です

「スバル・インプレッサGC/GD編」’90~’00年代モデルを末永く乗るためのポイント公開

掲載 更新
「スバル・インプレッサGC/GD編」’90~’00年代モデルを末永く乗るためのポイント公開

これから買う人も知っておきたい 要注意メンテナンスポイントとは

車齢15~20年超のクルマが増えてきたこともあり、メンテナンスのポイントも変わってきたというスバル車。しっかりと車両点検を行なってメンテナンスすれば、末長く現役で乗ることができるというワケで、旧世代のスバル車を得意とする「ガレージKM1」に、そのポイントについて聞いてきた。 現オーナー然り、いま人気上昇中の中古車を狙っている人も要チェック。

"コペンがGT-Rに、S660がNSXへ” Kカーが大変身する驚きの新感覚ボディキット【東京オートサロン2018】

純正部品の耐久性や構造の違いで、現行モデルとは異なるメンテナンスメニューが必要となるGC/GD世代のSUBARU インプレッサ。とくにGC/GD系は競技前提に作られた世代であるため、現行車よりも耐久性の高い部品が使用されている部分もあるようで、しっかりとメンテナンスすれば長く乗り続けることができる。では、どこを注意すべきなのか。 それは、燃料フィルターをはじめフロントのハブベアリング、シフトブッシュなど。見落としがちであり、”クルマは消耗部品の集まり”と話す「ガレージKM1」の緒方代表によれば、オイル交換のタイミングで下まわりを点検してくれるショップとの付き合いが重要だという。 「ガレージKM1」では、メンテナンス時期を迎える前に見積もりを作成し、次のタイミングで必要な作業内容をお客さんにお知らせする。そうすれば、あらかじめ心構えやメンテ貯金をしておけるからだ。 10万kmでもきちんとメンテすれば、さらに10万km乗ることも可能。せっかくのハイパワーAWDに乗っているのだから、楽しんで乗ってほしいとのこと。”メンテナンス不良でクルマを壊してしまうのは恥ずべきである”と認識してほしいと語る。 また、運転の仕方で寿命を縮めてしまうことも。「ガレージKM1」では、そうした部分も含め、同社が主催する無料ドライビングレッスンを積極的に開催している。走り込むことで、匂いや音に敏感になり異常を早期発見できるスキルも身に付くそうだ。他にも各部の寿命を延ばせるような運転テクニックを備えることもできる。

ここを注意!【トラブルもこまめなチェックで未然に防止】

リアデフのすぐ横を排気管が通るGC/GDインプレッサで多いトラブルは、熱の影響でリアデフからのオイル漏れが発生するケース。オイル切れで走行不能になることもあるので、ここはシール交換で対策しておきたい。

ここを注意!【ドライブシャフトの摩耗】

燃費や静粛性に大きな影響をおよぼすフロントハブベアリングは、装着状態での点検は難しくドライブシャフトを抜く作業が必要。経年変化でハブのすり減りが起こる純正ハブを、強化ハブへ交換することを推奨している。 ベアリングのみ交換が可能となるほか、耐久性も大幅に向上できるようだ。

ここを注意!【ひと昔前のスバル車では定番メンテポイント】

’90年代までのスバル車では“水平対向エンジンの宿命”とまでいわれたロッカーカバーからのオイル漏れが発生する。これはあらかじめ塗られている液体ガスケットが飛散してしまうためで、ロッカーカバーを取り外して再度液体ガスケットを塗布して対処したい。

ここを注意!【シフトレバーがガタガタするのは!?】

インプレッサ(GC/GD系)のシフトリンケージブッシュは、経年とともに劣化するケースの多い箇所。 ここがダメージを食らうになると、シフトが入っているのにまるでニュートラル状態かのようにシフトがガタガタと動く。その場合は、シフトリンケージブッシュを新品に交換したい。

ここを注意!【タイミングベルト交換時にオイルポンプもチェック】

タイミングベルトカバーから大量のオイル漏れということがある。タイミングベルトを交換するならば、同時にチェックしてほしいのがオイルポンプ。「ガレージKM1」ではポンプを確認し、問題がなければ再利用するそうだ。

ここを注意!【見落としがちな燃料フィルターの交換】

意外と忘れられがちなポイントが燃料フィルター。 写真は7万8000km走行のGC8インプレッサの燃料フィルターだが、薄いピンク色のハイオクガソリンがご覧の状態に。詰まるとパワーダウンが発生することもあるので、ハードに走る人は2万kmごと、一般的な走らせ方でも4万kmまでに交換しておきたい。「ガレージKM1」オリジナルのマグフィルターは、強力磁石と大型ろ紙の採用で浄化性能をアップさせた。

ここを注意!【クラッチをいたわる乗り方の改善も必要】

レアなケースではあるが、画像はクラッチ板が完全に剥離してしまっている状態。 クラッチの場合、徐々にフィーリングの変化で交換時期を感じ取ることができるが、クルマに負担をかけない、ていねいな運転を心がけることも大切だ。

Garage KM1 TEL0533-72-5084 http://www.km1.jp オーナーと一緒にクルマの事を考えてくれる頼れるスバル専門ショップ。無料ドライビングレッスンの開講でドライビングスキル向上にも積極的で、サーキットレッスンをはじめ、本格的ドライビングシミュレーターでのレッスンも実施している。 SUBARUを知り尽くす元ディーラーメカニックの緒方代表ならではのメンテナンスメニューやオリジナルパーツで、ウイークポイントを解消する。

(リポート:スバルマガジン編集部)

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

あなたは内気循環派? 外気導入派? クルマの空調設定は賢く使え!
あなたは内気循環派? 外気導入派? クルマの空調設定は賢く使え!
ベストカーWeb
F1マイアミGP開幕! FP1ではフェルスタッペン最速。角田裕毅はミディアムで8番手……スプリント予選でも速さ見せるか
F1マイアミGP開幕! FP1ではフェルスタッペン最速。角田裕毅はミディアムで8番手……スプリント予選でも速さ見せるか
motorsport.com 日本版
もう[ハマーH6]と呼ぶしかないッ!? 待ってました[ダイハツタフト]ってやっぱイイのよ!!
もう[ハマーH6]と呼ぶしかないッ!? 待ってました[ダイハツタフト]ってやっぱイイのよ!!
ベストカーWeb
F1マイアミFP1速報|フェルスタッペン最速! ピアストリとサインツJr.が続く。角田裕毅はミディアムで8番手
F1マイアミFP1速報|フェルスタッペン最速! ピアストリとサインツJr.が続く。角田裕毅はミディアムで8番手
motorsport.com 日本版
ピレリがトルコGPの復活に助力、次なる開催は2026年か。イスタンブール・パークの管理に名乗り
ピレリがトルコGPの復活に助力、次なる開催は2026年か。イスタンブール・パークの管理に名乗り
AUTOSPORT web
史上初の3時間レース。スーパーGT第2戦富士のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
史上初の3時間レース。スーパーGT第2戦富士のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
AUTOSPORT web
ビッグモーターが再始動!? 新たな社名「WECARS(ウィーカーズ)」で中古車ビジネスの波を乗り切れるか?
ビッグモーターが再始動!? 新たな社名「WECARS(ウィーカーズ)」で中古車ビジネスの波を乗り切れるか?
ベストカーWeb
1周目で終えた開幕戦の雪辱なるか。17号車Astemo太田格之進「勝ちにこだわっていきたい」/第2戦富士プレビュー
1周目で終えた開幕戦の雪辱なるか。17号車Astemo太田格之進「勝ちにこだわっていきたい」/第2戦富士プレビュー
AUTOSPORT web
[ランクル70]路線切望!! やっぱカクカクボディがいいなぁ!! [復活パジェロ]に期待するコト
[ランクル70]路線切望!! やっぱカクカクボディがいいなぁ!! [復活パジェロ]に期待するコト
ベストカーWeb
日産R35「GT-R」用新作バンパーを開発! 老舗ショップ「トップシークレット」がMY24「ニスモ」をリスペクトした逸品です
日産R35「GT-R」用新作バンパーを開発! 老舗ショップ「トップシークレット」がMY24「ニスモ」をリスペクトした逸品です
Auto Messe Web
フェラーリの新型車、間もなく発表へ…『812スーパーファスト』後継か
フェラーリの新型車、間もなく発表へ…『812スーパーファスト』後継か
レスポンス
【インディカー開幕3戦レビュー】実力伯仲の2024年。ガナッシとペンスキーに挑む急成長のアンドレッティ
【インディカー開幕3戦レビュー】実力伯仲の2024年。ガナッシとペンスキーに挑む急成長のアンドレッティ
AUTOSPORT web
大注目のビッグネーム多数。5月8日開催のスーパー耐久富士公式テストのエントリーリストが発表
大注目のビッグネーム多数。5月8日開催のスーパー耐久富士公式テストのエントリーリストが発表
AUTOSPORT web
「美貌とギャップ」で夢中にする! アストン マーティンDB12 ヴォランテへ試乗 調和しきれない怒涛の加速
「美貌とギャップ」で夢中にする! アストン マーティンDB12 ヴォランテへ試乗 調和しきれない怒涛の加速
AUTOCAR JAPAN
アルピーヌF1、マクラーレンを離れたサンチェスの獲得を正式発表。“3本柱アプローチ”の技術部門を監督へ
アルピーヌF1、マクラーレンを離れたサンチェスの獲得を正式発表。“3本柱アプローチ”の技術部門を監督へ
AUTOSPORT web
シーズン2勝目とWECスパでの連勝記録更新に挑むトヨタ「力強い戦いを見せられるよう総力を挙げる」
シーズン2勝目とWECスパでの連勝記録更新に挑むトヨタ「力強い戦いを見せられるよう総力を挙げる」
AUTOSPORT web
アップデート投入でGT300予選を制圧! 88号車JLOCランボルギーニに取り付けられたパーツとは
アップデート投入でGT300予選を制圧! 88号車JLOCランボルギーニに取り付けられたパーツとは
motorsport.com 日本版
ギュンター・シュタイナー、元所属チームのハースF1に対し法的手続きを開始。肖像の無断使用、ボーナス未払いなどを主張
ギュンター・シュタイナー、元所属チームのハースF1に対し法的手続きを開始。肖像の無断使用、ボーナス未払いなどを主張
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.0263.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

21.9349.8万円

中古車を検索
インプレッサの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.0263.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

21.9349.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村