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ルーフをはずしてオープントップ・スタイルも楽しめる! トヨタがファインチューニングしたダイハツの小型スポーツカーも『トミカ』の仲間! トミカ × リアルカー オールカタログ / No.93 コペン GR SPORT

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ルーフをはずしてオープントップ・スタイルも楽しめる! トヨタがファインチューニングしたダイハツの小型スポーツカーも『トミカ』の仲間! トミカ × リアルカー オールカタログ / No.93 コペン GR SPORT

『トミカ』のNO.93はトヨタ/ダイハツの『コペン GR SPORT(ジー・アール・スポーツ)』です。コペンはもともとトヨタグループのダイハツ工業(以下、ダイハツ)が2002年に初代モデルを発売した軽自動車規格のオープンカー・スタイルのスポーツカーですが、2014年に登場した2代目モデルのLA400K型をベースに、スポーツカーらしいハードな乗り心地が楽しめるよう、トヨタとダイハツとの協力により「走り」の面を中心に改良されたモデルが2019年に発売された『GR SPORT』です。このモデルはダイハツだけではなくトヨタでも販売される両社共通規格の車両です。

コペン GR SPORT実車フロントビュー(オープントップ状態)。コペン GR SPORT実車リヤビュー(オープントップ状態)コペン GR SPORT実車フロントビュー(ルーフクローズ状態)モデル名に入る『GR(ジー・アール)』とは、トヨタのレーシングチームであるGAZOO RACING(ガズー・レーシング)の活動で得られた様々な経験や知識、技術などを市販車に反映させ、その市販車を販売して得た利益でレース活動を行なう社内カンパニー(独立採算制事業部門)であるGRカンパニーが展開するブランド――GRブランド――を表しています。

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ダイハツ、トヨタという、お互いにメーカーという垣根を取り払い「もっといいクルマづくり」を目指して、トヨタの商品ラインアップにはないライトウェイトスポーツ『コペン』と『GR』が理想とする走りの味を融合。『コペン』の可能性をさらに広げ、気軽にスポーツドライブを楽しめる『GR』モデル・シリーズの入門用モデルとして誕生したのが『コペン GR SPORT』です。

ただでさえ曲げ剛性やねじれ剛性に優れた骨格構造に対し、GR SPORTではさらにフロントブレース、センターブレースなど様々な剛性強化パーツを組み込んでいる。『コペン GR SPORT』への改良は、具体的には、ボディ剛性や足まわりのチューニングを中心に開発が進められています。もともとの2代目コペンはフロント~サイド~リヤ~フロアを切れ目なくつないだ構造として曲げ剛性やねじれ剛性を高め、高い走行性能とルーフオープン時の剛性確保を行なった『D-Frame(ディー・フレーム)』と呼ぶ新骨格構造が特長です。この強固な『D-Frame』によって、2代目LA400K型コペンはボディ外板の一部を樹脂化、それらが着脱可能な『Dress-Formation(ドレス・フォーメーション)』と呼ぶ構造となり、購入後でもユーザーの好きなタイミングで、ボンネットフード、トランクフード、フロントとリヤのバンパー、フロントとリヤのフェンダー(左右各1個ずつ)、ロッカー(左右各1個ずつ)、フューエルリッドの樹脂外板11パーツとヘッドランプおよびリヤコンビランプを着せ替えできるようになっています。

その強固な『D-Frame』へ、フロントブレースの追加やセンターブレースの形状変更などの改良を加えてボディの最適な剛性バランスを実現。その造り込んだボディ剛性に対して、サスペンションのスプリングレートを最適化し、専用のショックアブソーバーとの組み合わせによって、しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を追求しています。

コペンの最大の特長である、手軽にオープンエアの爽快感を味わえる電動開閉式ルーフ『アクティブトップ』。また、専用にチューニングされた電動パワーステアリングと相まって、ステアリング操作とクルマの動きとの一体感醸成に寄与。軽だからこそのエンジンパワーを使いきれる喜び、日常生活の中でもライトウェイトスポーツらしい、意のままに車両をコントロールする「気持ち良さ」を提案しています。

デザインは、走るための機能性を優先。フロントフェイスには、水平・垂直を基調とした、『GR』の象徴とも言える“Functional MATRIX”グリルが採用されています。冷却性能向上に貢献する大開口ロワグリルと、走行性能向上に寄与するアンダースポイラー形状のフロントバンパーが精悍さを表現するとともに、低重心、ワイド&ローも強調。さらに、バンパー側面の延長やフロントバンパー・エア・アウトレットの設定などにより、空気を整流し、空力性能の向上も図られています。

内装には専用レカロシート、専用自発光式3眼メーターなど、様々な専用パーツが採用されて「走り」への期待感を演出している。ブラックの内装は、専用レカロシート、専用自発光式3眼メーターの採用により「走り」への期待感を演出するとともに、専用ピアノブラック調加飾のセンタークラスターが上質感ある雰囲気を醸し出しています。また、電動開閉式ルーフ『アクティブトップ』を標準装備し、オープンエアの風に身を任せる爽快感を手軽に味わえます。

エンジンは0.66ℓのKF-VET型 直列3気筒DOHC。DVVTと呼ぶバルブタイミング機構を装備し、環境性能・燃費性能にも優れたエンジンだ。エンジンはダイハツが『DVVT(ディー・ブイ・ブイ・ティー=Dynamic Variable Valve Timing)』と称するバルブタイミング機構(トヨタでは『VVT-i(Variable Valve Timing-intelligent system)』と呼ばれる機構とほぼ同じもの)を採用したKF-VET型。初代モデルに搭載されたJB-DET型エンジンより最大トルクが低くなったものの、低排出ガス性能が高められているため環境性能・燃費性能が向上しています。これに組み合わされるトランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付CVT、または5速マニュアルトランスミッションとなります。CVT車には『eco IDLE(エコアイドル)』と呼ぶアイドリング・ストップ・システムも装備されて、さらなる環境性能と燃費性能の向上がはかられています。

安全装備についてはVSC(Vehicle Stability Control=車両安定性制御システム=横滑り防止装置)とTRC(TRaction Control=トラクションコントロールシステム)、アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた場合にはブレーキ作動を優先する機能であるブレーキオーバーライドシステム、60km/h以上で走行中に強くブレーキを踏むとブレーキランプの点灯と同時にハザードランプを高速点滅して後続車に注意を促す機能であるエマージェンシーストップシグナルなどが装備されています。

コペン GR SPORTは、気軽にスポーツドライブを楽しめる『GR』モデル・シリーズの入門用モデルとして高い人気を誇っている。『トミカ』の『No.93 コペン GR SPORT』は、この「小さくても本格的スポーツカー」である『コペン GR SPORT』のデザインを上手くとらえてモデル化しています。また、樹脂製のルーフ・パーツをはずせば、実車の最大の特徴でもあるオープンカーとしてのスタイリングも楽しむことができます。さらに細かな『GR』マークなども再現されており、納得の1台となっています。この小さな走り屋を、ぜひコレクションに加えてみてください。

■トヨタ/ダイハツ コペン GR SPORT CVT主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1280

ホイールベース(mm):2230

トレッド(前/後・mm) :1310/1295

車両重量(kg):870

エンジン形式:KF型直列3気筒DOHC

排気量(cc):658

最高出力:47kW(64ps)/6400rpm

最大トルク:92Nm(9.4kgm)/3200rpm

トランスミッション:CVT

サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム

タイヤ:(前後) 165/50R16

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