ID.3の車高を持ち上げたモデルが2026年に
フォルクスワーゲンは、一層の量販を実現する電動コンパクトSUVを、2026年に発売するという計画を明らかにした。同社のID.4よりひと回り小さいサイズで、車高を持ち上げたモデルになると考えられる。
【画像】フォルクスワーゲンのバッテリーEV 既存のID.3からID.7 現代版タイプIIのID.Buzzも 全97枚
現行モデルの電動ハッチバック、ID.3と並行してドイツ・ヴォルフスブルク工場で生産される見込みで、同社のMEBエボと呼ばれる新しいプラットフォームを基礎骨格にするようだ。
この新モデルの発売時期は、現地時間2023年9月30日の同社取締役会で示された、2028年へ向けた自社工場ネットワークの体制に関わる情報の1つとして、明らかになったもの。
プラットフォームを共有するモデルをグループ化し、生産効率を最大化することが、今後の重点課題になるという。様々なモデルを世界各地の生産拠点へ最適に割り振る計画が、今後順次進められていくことになる。
タイロンとトリニティも生産準備が進行中
フォルクスワーゲンの生産を統括するクリスチャン・フォルマー氏は、次のように述べている。「私たちは電動モデルへの移行を、生産工程の複雑さを減らし、生産効率を一層高める機会として活用しています」
「工場内で作られるすべてのブランドに関して、同じアーキテクチャをベースとするモデルを、体系的に統合しています。これにより、大幅な投資削減が可能になります」
「さらにいえば、弊社の工場毎に1つのアーキテクチャの技術をベースとした、複数のモデルを生産したいと考えています」
ヴォルフスブルク工場では、既存のID.3と今回の新しいコンパクトSUVに加えて、2024年に大改良を受ける予定のゴルフと、新しいティグアンの製造も行われる。またティグアン・オールスペースに代わる新モデル、タイロンも2025年から生産が始まるようだ。
今回のフォルクスワーゲンの取締役会で、高度な自律運転を叶えた新型フラグシップモデル、トリニティ専用の工場が設けられないことも判明した。現在、ID.3とID.5が製造されているドイツ・ツヴィッカウ工場で生産されるという。
2022年にAUTOCARでは、トリニティの開発の遅れに伴い、専用工場が準備されない可能性をお伝えしている。内燃エンジンモデルの需要減少に伴い、既存の工場ネットワークに余剰が生まれることが見込まれていたためだ。
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みんなのコメント
大した開発必要無いから次から次えとポンポン車作れるんだね