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ボルボ S60 T4 Rデザインは、ドイツ製スポーツサルーンに比肩する限定モデルだった【10年ひと昔の新車】

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ボルボ S60 T4 Rデザインは、ドイツ製スポーツサルーンに比肩する限定モデルだった【10年ひと昔の新車】

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、ボルボ S60 T4 Rデザインだ。

ボルボ S60 T4 Rデザイン(2012年:特別限定車)
ボルボ S60にスポーティな特別限定車が設定された。エンジンはダウンサイジングの1.6L 直噴ターボのDRIVe(ドライブ・イー)をベースにシャシをチューンし内外装をドレスアップ。限定100台は、すぐに売れてしまいそうだ。

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ボルボ S60に最初に試乗した際、こんな組み合わせがあったら最高だなと思っていたモデルが登場した。100台限定の特別仕様車、「S60 T4 Rデザイン」だ。S60のシャシは、DRIVeに採用されているダイナミックさと快適性を両立した設定の「ツーリング」、T6 AWD SEの「ダイナミック」、ダイナミックのアドバンスドスポーツとなる「FOURーC」、そして最もスポーティでハードな設定となる専用サスペンションが奢られた「Rデザイン」の4つが設定されている。

これまでRデザインは、3Lターボエンジンを搭載したT6にしかラインアップされていなかったのだが、今回、1.6L 直噴ターボのDRIVeをこのシャシに搭載。内外装に専用パーツを身にまとい、しかもJC08モードで12.8km/Lという好燃費を達成したモデルが具現化された。

RデザインのRは洗練(リファインメント)という意味なので、エクステリアやインテリアにも専用パーツが盛りだくさん。外観では光沢のあるピアノブラック塗装のフロントグリルに専用のフロントバンパー。リアバンパー下はディフューザー風のデザインとなっている。

これこそが、S60の理想の組み合わせかもしれない
内装では、新採用の二層からなるクッション素材と専用シェイプによりサポート性に優れた専用カラーリングのスポーツシートや、ブルーに輝くアルミニウムベゼルのメーター、ボリュームのダイヤルから波紋状にサークルが広がっていくデザインのアルミ製フリーフローティングセンタースタックといったところが目をひく。

そして、何といっても走りがいい。フロント ストラットタワーバーなどの追加によるボディ剛性アップはもとより、スプリング&ダンパーなどの強化により、全体的なシャキッと感は、DRIVeとはまったくの別モノだ。ステアリングを切ったときのレスポンスもさることながら、路面の接地感&追従性がすごい。かなり荒れた路面のワインディングロードを攻めても、どこまでもブレークすることなくついてきてくれるといった感じなのだ。

304psを発生するT6と比べるとパワーは語るまでもないが、車両重量が230kgも軽くなっているのが効いていて、軽快感では圧倒的にT4が上。またT6は6速ATなのに対してT4はDCTなので、ダイレクト感もT4のほうがある意味では上だといっていい。FFとAWDという安定感の違いはあるものの、FFならではのキビキビ感もたっぷりで、ワクワクさせてくれる性能は間違いなく上と断言できるだろう。

ボルボ S60 T4 Rデザイン 主要諸元


●全長×全幅×全高:4630×1845×1480mm
●ホイールベース:2775mm
●車両重量:1540kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1595cc
●最高出力:132kW(180ps)/5700rpm
●最大トルク:240Nm(24.5kgm)/1600-5000rpm
●トランスミッション:6速DCT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・67L
●JC08モード燃費:12.8km/L
●タイヤサイズ:235/40R18
●当時の車両価格(税込):435万円

[ アルバム : ボルボ S60 T4 Rデザイン はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

1件
  • zoo********
    この時代あたりからボルボデザインは若々しくカッコ良くなってきたと思う。
    現在はデザインは最高だが、EV専売メーカーになるとは予想つかなかった。
    また内燃機関も併売してほしいですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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