■トヨタ新型「シエナ」搭載の“世界初の機能”とは
北米市場をメインに開発がなされ、日本では現在に至るまで正規販売がなされていないトヨタの大型ミニバンである「シエナ」。同車は1997年に北米でデビューし、当初は「プレビア」(日本名:エスティマ)の後継モデルと位置付けられていました。
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現在は2020年に発表された4代目モデルが販売中となっているシエナですが、先日2025年モデルの詳細が発表され、世界初の技術となる「アドバンスト・リアシート・リマインダー」が全グレードに標準装備されることがアナウンスされました。
このアドバンスト・リアシート・リマインダーは、車両の天井部分に搭載されたミリ波レーダーを用いて2列目と3列目の動きを検知するもので、動きを検知すると段階的に警告を発してユーザーにそれを知らせるというもの。
イグニッションをオフにし、運転席のドアを開けて閉め、ドアロックをするとレーダーによるスキャンが開始され、ここで動きを感知するとハザードランプが点滅し、ドアロックチャイムが鳴り響きます。そこからさらに90秒が経過した後にも動きを検知しているとホーンを鳴らしてアピール。
ユーザーがトヨタのコネクティッドサービスに加入し、アプリのリマインダー通知をONにしている場合は、警告開始から約4分後にサービスに登録されている電話番号宛てにメッセージを送信するとともにアプリからも通知を発信し、さらに2分後には登録された電話番号に自動電話がかかってくるというシステムとなっています。
今回、このアドバンスト・リアシート・リマインダーに採用されたミリ波レーダーは、暗い場所での乗員の感知はもちろんのこと、毛布などの物体の下の動きも感知できるという点が優れており、動きを感知する際の解像度が高いことが美点とされています。
現在、車内に子どもやペットなどが取り残されて最悪の事態を巻き起こすという事件が増え続けているため、このような装備は今後、シエナ以外のミニバンなどにも横展開がなされていくことが期待されています。
なお、新型シエナはこのアドバンスト・リアシート・リマインダーのほか、Platinumグレードに新型の掃除機と冷蔵庫ボックスが標準装備され、オーディオマルチメディアシステムに12.3インチタッチスクリーンが全車標準装備となった点や、インテリアの質感向上などもなされており、北米での人気ぶりをより確固たるものにする仕上がりと言えそうです。
残念ながら新型シエナは2.5リッターのハイブリッドシステムを搭載していることから、日本への並行輸入は認証の関係で莫大な費用がかかるため難しい状況となっていますが、新型シエナに日本で乗ってみたいと思う人は少なくないのではないでしょうか。
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みんなのコメント
このシエナの記事、Yahoo!ニュースやCarviewニュースなどで8回ほど投稿されているのですけども。
この記事投稿システムなんとか整理出来ないものなのか!