アプリリア「RS 660 リミテッドエディション」を発表【EICMA 2021】

■モトアメリカ勝利記念の限定モデルを発表

　アプリリアは、初参戦のモトアメリカで大活躍したRS 660の限定カラー「RS 660 Limited Edition（RS 660 リミテッドエディション）」を2021年11月25日からイタリア・ミラノで開催されるバイクの見本市「EICMA 2021」で発表しました。

　EICMA2021で公開した「アプリリア RS660 リミテッドエディション」は、MotoAmerica（モトアメリカ）での勝利を記念して、星条旗をモチーフにした特別なカラーリングが施されています。

　アプリリア RS660 リミテッドエディションには、一人乗り用テールフェアリングカバーや大型トップフェアリング、クイックシフトなどのレーシングパッケージを標準装備し、燃料タンクに取り付けられたバッジには、1500台のシリアルナンバーが入り限定生産であることが示されています。

　発売から1年が経過した「RS660」は、2021年に開催されたツインズカップを制覇しました。ツインズカップとは、アメリカで開催されているモーターサイクルレースシリーズ「モトアメリカ」の中で、中型エンジンのツインシリンダーに特化した選手権です。

　カラーリングは、ツインズカップのチャンピオンであるカレブ・デ・キーレル選手が、アメリカでの勝利を記念して招待されたアプリリアRS660トロフィーの最終戦であるヴァレルンガでのレースで乗ったバイクのグラフィックに由来しています。

　アプリリア RS660 リミテッドエディションは、ツインズカップで13戦中10勝という圧倒的な強さを発揮したコンペティションバージョンのレーシングコンテンツの一部を標準装備しています。

　アプリリア RS660 リミテッドエディションのスポーティさは、シングルシートのテールフェアリングカバーによって強調されており、リアの洗練されたデザインを強調しています。なお、タンデムシートも付属しており、2人乗りにも対応しています。

　大型のトップフェアリングは、路上でもサーキットでも、風からライダーを防ぎます。また、クイックシフトギアボックスを上下逆さまにセットアップできるソフトウェアを搭載。必要に応じて、バイクの部品を交換することなく、ストリートバージョンとアップサイドダウンバージョンのギアボックスをすべて自分で設定することができます。

　EICMA2021で公開された「アプリリア RS660 リミテッドエディション」。日本への導入に期待したいところです。