■「両側スライドドア」で3列シート版もある「タウンスター“エヴァリア”」
日産が欧州で販売している両側スライドドア付きの小型バン・ワゴン「タウンスター」シリーズは、コンパクトで使い勝手に優れることから、ぜひとも日本市場にも欲しいところです。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)は、このタウンスターが日本導入となる可能性は高いと考えています。
【画像】めちゃカッコいい! 日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」を画像で見る(30枚以上)
商用バンおよび乗用ワゴンとして欧州市場で絶大な人気を誇るルノーの「カングー」は、日本市場でもコアな客層に大人気となっているモデルです。最新モデルは国内でも2022年10月に発売されました。
欧州で販売されている日産の「タウンスター」は、そのカングーの兄弟車です。現行モデルは、ルノー日産三菱アライアンスによるCMF-Cプラットフォームをベースに開発されました。
全長4488mmの通常版と、ホイールベースを384mm伸ばした全長4910mmのロングボディの2種類があり、ワゴンタイプ(「タウンスター エヴァリア」)は2列シート・5人乗りに加えて、ロングボディの3列シート・7人乗りが設定されています。
後席は両側スライドドアで、背高で四角く高効率なキャビンレイアウトとともに、乗員と十分な量の荷物を運べる積載性があります。
通常のハッチゲートもありますが、観音開きタイプの後部ドアなら車両後方への開き幅が小さいので、狭い場所でも背の高い荷物を取り出すことができます。
パワートレインは、最高出力130hp、最大トルク240Nmを発揮する1.3リッターガソリンターボエンジンや、最高出力122hp、最大トルク245NmのBEV(バッテリーEV:電気自動車/45kWh)などがあります。
現地でのタウンスターの車両価格は、1.3リッターガソリンモデル(MY24)が2万1825ユーロ(約359万円)から、BEVモデルが3万3995ユーロ(約559万円)からです。
このタウンスターが日本へ導入される可能性は高いのではないかと筆者が考える理由は、この手の商用バンベースのワゴン・ミニバンは、本来のトランスポーター以外の使い道が無数に考えられ、日本でも高い需要が期待できるためです。
日産が日本国内で販売しているコンパクトバン「NV200バネット」は、日本国内で年間1万台近く売れ続ける隠れた人気車ですが、デビューは2009年5月ですのでいろいろと古さが目立ちます。
2024年10月1日には、車中泊を楽しめる新たな仕様のNV200バネット「MY ROOM」を発表するなど特別仕様を施してはいますが、ベースの古さは隠しきれません。
カングーもタウンスターも、フランス工場生産車ですから、日本導入となると車両輸送費や関税など多くの中間コストが発生し、とんでもない価格になりかねません。
しかし日本向けのNV200を生産する日産車体 湘南工場を活用して、タウンスターをノックダウン生産するという方法は可能でしょう。
タウンスターの国内販売には、コストをいかに下げられるかが重要となりそうです。
※ ※ ※
ちなみにNV200バネット MY ROOMは、1.6リッターガソリンエンジン車(FF)で464万円(消費税込み)と、ベース車両の240万円から比べると大幅な価格アップとなります。
しかしこの手の趣味性の高いクルマを欲しがる人は少なくなく、こうした特別仕様の生産も見据えつつコストを抑えたタウンスターが登場すれば、一躍人気の小型バンとなると思われます。
なお欧州では、このタウンスターをベースにしたキャンピングカー仕様も設定されており、さらに新たな需要の開拓もできるでしょう。
日本導入を大いに期待したいモデルです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
トヨタの「高級スポーティミニバン」がスゴい! 「走りが楽しい」反響多数!? 王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
追突事故を避ける「2秒ルール」ご存知ですか? あおり運転にならず割り込まれもしない、ほどよい安全な車間距離の保ち方をお教えします
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
5人乗りに加えて7人乗り「グランカングー」も導入予定とアナウンスされている。
全長は記載しているのに全幅(1860mm、アルファードよりデカイ)を記載せず「コンパクト」とか書いてあるのに悪意を感じる。