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【進化するスカイアクティブX】マツダ3がドライバビリティを向上させる改良を実施。既販車への無償アップデートも

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【進化するスカイアクティブX】マツダ3がドライバビリティを向上させる改良を実施。既販車への無償アップデートも

マツダは2020年11月19日、主力機種である「マツダ3」の改良を実施。「スカイアクティブG1.5」および「スカイアクティブG2.0」搭載モデルを同日よりマツダ販売店で発売した。「スカイアクティブX」、「スカイアクティブD1.8」は2021年1月発売予定。ファストバックの2Lガソリンエンジンに新設定の6速MT搭載車は2021年2月発売予定。価格は222万1389~368万8463円。
 
マツダ3は、「日常が鮮やかに輝くパーソナルカー」をコンセプトにデザインや走行性能、質感などの基本性能を一新し、クルマならではの提供価値に磨きをかけ、新世代商品第1弾として2020年5月に国内販売を開始した。
今回の改良では、走行性能と安全性能の向上を図った。

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スカイアクティブXの瞬発力と走りの質感を向上トピックは、スカイアクティブXの進化だ。マツダが世界で初めて実用化した独自の燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧着着火)」とマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を採用した新世代ガソリンエンジン「eスカイアクティブX」搭載車のエンジンおよびトランスミッションの制御を見直した。これはハードウェアはそのままに、ソフトウェアをアップデートすることで、アクセル操作に対する応答性とコントロール性を高め、上質でしなやかな走りを実現している。
 
「SPCCI」の燃焼制御を最適化することにより、ほぼすべてのエンジン回転域でトルクと出力が向上。最高出力は従来の132kW(180ps)から140kW(190ps)に、最大トルクは224Nmから240Nmにそれぞれ向上した。
 
また、高応答エアサプライの過給を緻密に制御するプログラムに変更。素早いアクセル操作に対して、より速やかに過給することで、応答性を向上させている。
 
マツダ3は、スカイアクティブXエンジンを初めて搭載したモデル。発売から1年余りが経過したことで改善点も明らかになり、今回は燃焼制御をさらに緻密化させる方向で進化させたわけだ。
 
このほか、スカイアクティブXエンジン搭載車には、新たにフロントフェンダーとリヤに「e-SKYACTIV X」専用エンブレムが装備される。ちなみにフェンダー部には「SKYACTIV X」のエンブレムが装着され、リヤ部にはマツダの電動化技術の総称である「e-SKYACTIV」をわかりやすく表現するため、エンブレムを「e-SKYACTIV X」に変更し、装着される。

 
既販車も無償でアップデート予定!今回の改良に際して、既販車へ同様のソフトウェアアップデートの無償提供が計画されている。これは、世界初のSPCCIエンジンという未知の技術に対して、期待をもっていち早く購入してくれた人への感謝と、これからも一緒にスカイアクティブXを育てていってほしいという気持ちを込め実施するもの。具体的な実施時期などは未定だが、準備が整いしだいアナウンスするそうだ。
 
ディーゼルモデルも進化スカイアクティブDについてもアップデートを実施。こちらは最高出力を85kW(116ps)から95kW(130ps)に向上させるとともに、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発揮させる制御に変更。アクセル踏み始めた瞬間の応答を大幅に改善させるとともに、高速道路での合流や追い越しなどでアクセルを踏み増して一気に加速するシーン(3000回転~)において、より強いトルクを瞬時に生み出し、ディーゼルならではのパワフルな加速を持続的に発揮するようになった。

ディーゼルエンジンならではの省燃費性能を犠牲にすることなく、アクセル操作に対して遅れなくトルクを発揮させることで、ドライバーが意図したとおりにクルマが応答するように燃焼制御を見直している。
 
サスペンションはよりしなやかさを増したすべてのモデルでコイルスプリングやダンパーの特性をチューニング。サスペンションをより滑らかに動かすことで、路面から車内に伝わる振動を抑制。運動性能と乗り心地を向上させている。
 
車線維持アシストが高速域まで可能に安全面でも進化。追従走行機能とステアリングアシスト機能を組み合わせたCTS(クルージング&トラフィックサポート)において、これまで車線中央維持をサポートするステアリングアシスト機能が55km/hまでで解除される設定だったが、これを高速域まで引き上げた。また、マツダの全車速追従機能付きクルーズコントロール(MRCC)については、加減速をより滑らかに制御するように変更されている。
 
このほか、ファストバックの2リットルガソリンエンジン「スカイアクティブG2.0」搭載車に6速MTを新設定。クルマを操る楽しさを感じられるMT搭載モデルが拡充された。
 
 

100周年記念車に「2020WCDOTY受賞記念モデル」を設定2020年ワールドカーデザインオブザイヤー(WCDOTY)の受賞を記念して特別仕様車を設定。100周年特別記念車に、WCDOTY受賞記念モデル専用オーナメントを付与するほか、ボディカラーがソウルレッドクリスタルメタリックとなる。100周年特別記念車および100周年特別記念車WCDOTY受賞記念モデルの価格は289万3869~397万3343円。

 

 

 
 
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

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