■トヨタが「プリウス」以来となる日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得
今年のクルマにふさわしい1台を決める「第40回2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー」に、トヨタのSUV「RAV4」が選ばれました。
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トヨタ車が日本カー・オブ・ザ・イヤーに選出されるのは、「第30回2009-2010日本カー・オブ・ザ・イヤー」の3代目「プリウス」以来、10年ぶりとなります。
2019年12月6日に、2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会が東京国際交流館で開催され、RAV4をはじめとした各賞が決定されました。
※ ※ ※
イヤーカーと各部門賞を受賞したクルマは、以下の通りです。
●2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー トヨタ「RAV4」
2019年4月に日本で発売されたミドルサイズのSUVです。日本市場では3年ぶりの復活となるモデルで、トヨタが採用をすすめるTNGAの技術が多数取り入れられているほか、世界初の機構を持つ「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用しています。
日本自動車販売協会連合会の発表する2019年上半期(4月から9月)の販売台数ランキングで、SUVにおいて首位を獲得しました。
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー BMW「3シリーズセダン」
2019年3月に新型モデルが国内導入されたFRセダンです。エンジンは、3リッター直列6気筒ガソリンや2リッター直列4気筒ディーゼル、出力違いの2リッター直列4気筒ガソリンが搭載されます。
「運転支援システム」や「インテリジェント・パーソナル・アシスト」など、先進装備が多数用意されている点も特徴です。
●部門賞
・イノベーション部門賞 日産「スカイライン」
・エモーショナル部門賞 ジープ「ラングラー」
・スモールモビリティ部門賞 日産「デイズ」/三菱「eKクロス」「eKワゴン」
●実行委員会特別賞
該当なし
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なお、前回および前々回はスウェーデンの自動車メーカーであるボルボのモデルが2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことから、日本車の受賞は3年ぶりとなります。
RAV4のチーフエンジニアを務めた佐伯禎一氏は、今回の受賞を受けて次のようにコメントします。
「まず最初に、10ベストカーとしてトヨタ『カローラ』にも点を入れていただいたことを感謝しています。
ミッドサイズビークルカンパニー(トヨタの社内カンパニー)のなかで、RAV4とカローラというふたつのクルマが競い合うことは大変きついことでして、トヨタのなかで各自が競い合って『良いクルマをつくろうよ』としていることは良い反面、こういった場所では少しつらいです。
カローラにも評価をいただきまして、ありがたく感じております。
2019年4月にRAV4を発売した前後、色々な人と話をしながら、私自身も勉強させていただきました。
なかには良いアドバイスもあれば辛口のコメントもありましたが、そうしたなかで、これはRAV4の良し悪しだけではなく、『もっとトヨタ頑張れよ』というような、ここにおられる皆様の想いや期待を、改めて感じました。
大切なことは、RAV4だけでなく、トヨタだけでなく、ものづくりをおこなう我々が『もっといいクルマ』をつくる、そして皆様に『最近頑張っているな』と感じていただくことだ、というように思い、勇気をいただいたわけであります。
改めて、トヨタだけでなく、日本の自動車メーカーも含めて、頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」
※ ※ ※
2019年11月7日に選出された、「2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー」の10ベストカーは以下のとおりです。
・ダイハツ「タント」「タント カスタム」
・トヨタ「カローラ」「カローラ ツーリング」
・トヨタ「RAV4」
・日産「デイズ」/三菱自動車「eKクロス」「eKワゴン」
・ホンダ「N-WGN」「N-WGN カスタム」
・マツダ「MAZDA3」
・BMW「3シリーズ セダン」
・ジャガー「I-PACE」
・ジープ「ラングラー」
・メルセデス・ベンツ「Aクラス」「Aクラス セダン」
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