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646馬力を駆って世田谷名所「豪徳寺」へ! シボレー「コルベットZ06」は奥様も夢中にするモンスターマシンでした【世田谷マダムのクルマ探訪記】

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646馬力を駆って世田谷名所「豪徳寺」へ! シボレー「コルベットZ06」は奥様も夢中にするモンスターマシンでした【世田谷マダムのクルマ探訪記】

世田谷の名所「豪徳寺」探訪の相棒はコルベットZ06

東京の世田谷在住である筆者が、クルマの魅力と世田谷などの街の魅力を融合させた情報を主婦目線で発信するのが本企画です。諸事情により“不動車”と化している筆者の愛車に代わって今回の相棒となったのはシボレー「コルベットZ06 COUPE 3LZ 」。まず初回として訪れたのは筆者のご近所でもあり、招き猫で有名な“映えスポット”にもなっている「豪徳寺」です。モンスターマシンな相棒とともに探訪記をお届けします。

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歴史ある名所と最新のスーパーカーというギャップ

筆者の愛車が“不動車”と化している事情は置いておいて、せっかく世田谷を取材するなら高級車が映えるのではとなり、そこで浮上したのがなぜかコルベットZ06。たしかに価格もスペックも間違いなくスーパーカーではあるけれど……と筆者が疑問をはさむ余地なく、編集会議で「(筆者の愛車と)同じミッドシップだからいいんじゃない?」とのひと言で決まったのでした。

まずは世田谷名物の酷道攻略

区民でなくても酷道として割と知名度のある世田谷の道路事情。高級住宅街というブランドイメージとは真逆に、今も畑の広がる田園風景が残っているのが世田谷なのです。そんな田舎っぽいのんびりしたところもまた世田谷の魅力ですが、それゆえに旧くからある地域というのは現代の自動車事情に合わない激狭の路地が入り組んでいるもの。知らずに裏道に入るとドライバー泣かせの道が数多く潜んでいるのでご注意を。

さっそく豪徳寺で招き猫の福にあずかるべくコルベットで参詣して参りました。豪徳寺の参道は松林が立ち並ぶ荘厳な風景となっています。近隣は住宅街になっているので、普通に車両が通行することができるのです。コルベットZ06で参道に差し掛かると、いきなり世田谷の裏道あるあるに遭遇することに。ちょうど反対側からアルファードが対向してきたのです。クルマ2台分ギリギリの広さの参道ゆえに、一瞬、全幅が2025mmもあるビッグボディが頭をよぎったものの、そこはあちらも慣れたもの。譲り合いの精神があれば無問題です。激狭路地での高級車同士のすれ違いは世田谷名物のひとつといえますね。

招福猫児のお寺

豪徳寺は招き猫の発祥の地として知られています。その由来となったのは、鷹狩り帰りの殿様が、お寺の門前にいた猫に手招きされて立ち寄ったというお話。その猫のおかげで殿様は突然の雷雨を避けられ、和尚との話を楽しむことができたそう。その幸運にいたく感動した殿様こそが彦根藩主の井伊直孝だったのです。豪德寺では、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、お祀りする招福殿が建てられました。

招福猫児奉納所では大小さまざまな招福猫児の大群にお目にかかれます。奉納する決まりは特にないそうですが、招福猫児にこめたお願いごとが叶った後に奉納する人が多いのだとか。猛暑の中でもひんやりとした空気が漂うお寺のなかで、福に満ちた表情の猫たちに囲まれていると、なんとも言えない幸福をいただけた気がしました。

寺務所では、奉納所で見た招福猫児が特大サイズから極小サイズまで購入することができます。人気のせいで品切れのサイズが多かったのですが、なんとか無事に2匹だけお迎えすることができました。ちなみに、今後は本企画の相棒として活躍してもらうつもりの猫たちです。

招福猫児とコルベットは観光客に大人気

数年前に筆者が豪徳寺を何度か訪れたときとは違い、最近は特に外国人観光客に大人気のスポットになっているようです。この日も多くの観光客が参拝にきていて、筆者が参道で撮影を始めると次第にコルベットも注目の的に。興味津々で写真を撮ったり、リアにマウントされたエンジンを覗き込んだりと、招福猫児並みの大人気でした。しまいには、撮影後に撤収しようと発進すると、ニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべた女性たちが手を振ってお見送りしてくれました。もちろんこちらも笑顔で振り返しましたよ。稀少車オーナーあるあると思うのですが、注目を浴びるクルマに乗っていると、つい愛想よく振る舞わなければという謎の義務感を抱いてしまうのです。

絶景が拝める東京ゲートブリッジへ

豪徳寺をあとにして世田谷通りに出ると、せっかくコルベットを駆る機会なのに、ちまちまとした道を走るだけでは到底飽き足らなくなってしまいました。街中をさらっと流しただけでも背中から咆哮をあげるエンジンに、筆者はとうとう内なる欲求に抗いきれなくなり、モンスターマシンに相応しいドライブスポットまで足を延ばしてみることに。

東京で気持ちよく走れる一般道となると、ドライブしながら絶景が愉しめる湾岸地域が候補にあがりやすいでしょう。都心から短時間で気軽に行ける東京ゲートブリッジなら、橋の上から東京と千葉のパノラマビューを堪能できます。絶景に気を取られていると、コルベットは体感速度が実測マイナス20~30km/hぐらいに感じてしまうせいか、ついアクセルを踏み込んでしまいがち。気がついたら後続車が秒で小さくなってしまうぐらいなのでスピードの出し過ぎには要注意です。

既存のコルベットの殻を打ち破った衝撃の変化

手作業で組み立てられた5.5LのV型8気筒DOHC“LT6”ユニットは、最高出力475kW(646ps)、最大トルク623Nm(63.6kgm)を発揮するまさにモンスターマシン。軽くアクセルを踏んだだけでも0-60マイル(約0-97km/h)2.6秒という爆発的な加速性能が顔を見せ、筆者のリミッターが解除されそうになるほど。余りあるパワーの一方で街乗り程度ではMRの不安を感じることなく安定性は高く、とても扱いやすいのです。

これまでコルベットというと、FRでロングノーズの直線番長パワーマシンという偏見を抱いていた筆者を鮮やかに裏切ってくれて、ミッドシップのNAエンジンというスーパースポーツに生まれ変わっていたのです。加えてドアを開けた瞬間、今やアメ車も右ハンドルを出してくる時代なのかと驚いてしまいました。ミッドシップレイアウトも右ハンドル仕様もコルベット史上初というのだから、いかに攻めたクルマに仕上がっているのかがわかりますね。しかもコクピットはただステアリングの位置を左右に入れ替えればいいだけでは済まないデザインになっており、スーパーカー市場で戦うコルベットの本気度が窺えます。

見事に従来のイメージを覆し、まるっきり生まれ変わった新生コルベット。筆者の愛車が復活しなければ、(価格は抜きにして)ぜひ我が家にお迎えしたい1台の仲間入りを果たすことでしょう。再びあの咆哮を背中で感じられる日を夢見て。

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みんなのコメント

4件
  • k-k
    何だこの記事は!? 全く下らない不要な記事。ただの個人日記。
  • furima-jirosan
    一口に「世田谷」といってもピンキリで、特に世田谷通りより北の
    区域…この豪徳寺周辺も含まれますが…は区画整理がなされていないため
    細い路地が入り組んでいるところがけっこうあります。
    京王線沿線あたりまで北上してくると、もう「下町」っていう感じ
    ですかねぇ。
    甲州街道渡った先は、もう杉並区ですから。

    ところで世田谷マダム…その世田谷にある中~大規模なスーパーの
    駐車場を見渡すと、高級外車が止まってる比率高いですな。
    田園調布あたりのスーパーだと、大量の買い物すると店員さんにクルマまで
    持ってきてもらえるところもあったような…
    セレブですな~w
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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