「2位じゃダメなんでしょうか?」 2009年、政権交代後の「事業仕分け」での蓮舫議員が放ったセリフは、いまでは平成の名セリフとして語り継がれている。次世代スーパーコンピューターの開発競争の意義を問い詰めたシーンである。
僕(筆者:木下隆之)がそんなことを思い返したのは、ホンダのN-BOXが首位の座を奪還したからだ。2022年に国内で最も売れた新型車である。これまでトップ争いを繰り広げてきたトヨタ・ヤリスを退け、2年ぶりに首位に返り咲いた。
ベースは同じでも全然違う!? ホンダ「スーパーカブC125」と「CT125・ハンターカブ」 比較にならない結果に
こっちは1位でも2位でも利益的にはそれほど大差ないのだろう。販売台数は約20万2000台で、約18万8000台のヤリスに大差をつけた。ただし、開発陣のモチベーションには差があろうと思う。「2位は敗者の中のトップにすぎない」とは著名なアスリートの名言だが、販売台数争いも、2位じゃ納得できない人がいるような気がするのだ。
ホンダはバイクにも強い。世界トップクラスの販売力を誇る。なかでもコンパクト系のモデルは爆売れ状態だ。2022年1月から12月の出荷実績では、「タクト」が約2万3000台、「PCX」シリーズが約1万8000台、「スーパーカブ110」シリーズが約1万500台である。N-BOXの20万台超には及ばないが、趣味性の強いバイクであることを考えれば驚異的な数字だろう。
ホンダはこの手のコンパクトモデルを開発させると天才的なセンスを披露する。軽自動車の世界ではとくにトップを突き進むのだ。それにフィットやフリードの人気にも衰えは感じられない。
おそらくこの先も、スーパーカブ人気が落ちる事はないような気がするし、タクトやPCXで得たスクーターノウハウは今後に継承される。2輪と4輪を制したホンダの勢いは、まだまだ持続しそうだ。
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みんなのコメント
制した割には四輪の売上と利益が厳しいのだが。
Fランの学生でも、もう少しマシな文章書くよ。
四輪を制したと言うなら根拠となる数字くらい
書くべきだな。
↑
自らFラン卒と自己紹介までしている
哀れで愚かな底辺ヒキコモリ男