いまなら50万円以下でゲットできる名車も!
最近ではシビックタイプR(FK8)のように、FFでもターボで320馬力、ボディも大きいなんてスポーツモデルもあるが、かつてのFFスポーツといえば、コンパクトモデルが中心で、若き走り屋のエントリーモデルとして愛されたクルマも多かった。そんなFFスポーツの名車たちを、メーカーごとに振り返ってみよう。
いまでも忘れられない青春のクルマたち! アラフォー世代が強烈に憧れたモデルとは
●ホンダ
FFスポーツといえば、ほとんどホンダの独断場といってもいいだろう。傑作車はいくつもあるが、まずはインテグラタイプR(DC2)から。
ちょっとスポーティーな1.8リッタークーペのインテグラを、メーカー自らが本格的なスポーツ仕様にフルチューンしたタイプRはかなり特殊なクルマだった。
エンジンは、もともとVTECでリッター100馬力もあったB18に、約60もの専用部品を新たに開発し、手作業によるポート研磨まで行って200馬力にまでチューニング。量産NAエンジンとしては世界最高レベルの性能を発揮したB18Cを搭載。
サスペンションも車高を15mm落とし、バネレートとダンパーを強化。車重を40kgも軽量化する一方で、ボディ剛性は大幅にアップ。ヘリカルLSDが標準で、FF嫌いの人をも唸らせるほど、良好なハンドリングに仕上がっていて、“曲がるFF”の先駆けとなった。そしてあのパフォーマンスが、新車で222.8万円だったのもビックリ!!
またホンダといえば歴代シビックも、レースからストリートまで大活躍している。とくにグランドシビック(EF9)は、4輪ダブルウィッシュボーンサスとVTECエンジン(B16A)を武器に、グループAレースやS耐でも輝かしい成績を残している(1990年の筑波ナイター9時間では、GT-Rを押さえて総合優勝)。
初代シビックタイプRのEK9も名車のひとつ。185馬力までチューニングされたB16Bエンジンと、サイズアップされたブレーキ、ねじれ剛性が35%もアップされたボディに、約30kgも軽量化。1998年の十勝24時間レースでは、GT-R、ランサーを破って優勝している。
シビックの兄弟車のCR-X(EF8)も、コンパクトで個性的なボディが魅力で、走りのレベルは高かった。
もう一台、2代目シティ=GA2も隠れた名車。
1.3リッターで100馬力のエンジンを780kgの軽量ボディに搭載し、低重心で剛性の高いボディと、抜群の回頭性とコントロール性を誇り、ジムカーナでは無敵の存在だった。
●トヨタ
トヨタのFFスポーツといえば、やっぱりスターレット。スターレット初のFF、EP71は「かっとびスターレット」、EP82は「青春のスターレット」、そして最終モデルのEP91。
むかしの走り屋は、1.3リッターのこのクラスから入門して、1.6リッターのシビックやレビン・トレノにステップアップするというパターンが多かった。
とくにスターレットは、価格が安く、1.3リッター+ターボでパワフル、チューニングパーツも豊富だったのが魅力。レースでも入門クラスの「富士チャンピオンレース」では、実質的にNAのスターレットのワンメイククラスがあったほど(N1400クラス)メジャーな車種だった。
AE92、AE101、AE111のレビン・トレノも、メジャーなFFスポーツだが、シビック勢にはパフォーマンスの面で差をつけられていたので……。
トヨタでもう一台上げるとすれば、7代目セリカT230。歴代セリカの中では、モータースポーツでのイメージも薄く、ちょっと地味な存在だが、FF専用シャシーに、バイザッハアクスル式ダブルウイッシュボーンのリヤサスを採用。
1100kgと車体も軽く、ハンドリングはかなり上々。中古車の平均価格も50万円以下にまで下がっているので、けっこう狙い目な一台だ。
国産車でマニュアルモードつきのATを初採用したモデルも登場!
●日産
スカイライン、フェアレディZ、シルビアを擁する日産には、FFスポーツのイメージは希薄だ。
強いて言えば、初代プリメーラのP10。剛性の高いボディにロール剛性の高いサスペンションの組み合わせは、ヨーロッパのスポーツセダンのような味付けで、スポーティカー以上にスポーティなハンドリングが楽しめた。
もう一台、5代目パルサー(N15)に、可変バルブタイミング&リフト機構のNEO VVLを備えたSR16VE(通称青ヘッド=175馬力)を搭載したVZ-Rや、2リッターのSR20を積んだオーテックバージョン、スーパー耐久レースのベース車両としてチューニングされた、VZ-R・N1(エンジンは、200馬力にチューニングされた通称赤ヘッド=SR16VEエンジン)やVZ-R・N1バージョン2というホットモデルもあったが、走り屋たちの認知度は低かった……。
●三菱
三菱のFFスポーツというと、ワンメイクレースで有名なミラージュがある。
国内では、シビックと並ぶメジャーなワンメイクレースで、有名ドライバーも多数参戦して熱戦を繰り広げられていたが、街の走り屋がミラージュを愛車にチョイスする例は稀だった。むかしのランタボ(ランサーターボ FR)や、ランエボ(4WD)のほうが走りのイメージは強い。
というわけで、FFスポーツでは、FTOをプッシュしておく。ベースはミラージュだが、ホイールベース/トレッド比が1.68で、操縦性、機動性のいいディメンションを持っていて、エンジンも2リッターV6に可変バルブタイミング・リフト機構=MIVECをプラスしたNA200馬力の6A12型が載っていた。
国産車で初めてのスポーツモード(マニュアルモード)付きのATを積んだのもFTO。クーペ・フィアット風の斬新なスタイリングで、ハンドリングが良いFFスポーツだった。
●その他
変わったところでは、いすゞの2代目ジェミニ・ハンドリングbyロータス。DOHC1.6リッターエンジンは140馬力とやや非力だが、独自のニシボリックサスペンション(受動型トーコントロール付のリヤサス)をロータスがチューニングし、キビキビした走りに特徴があった。
ダイハツの3代目シャレード(G100)も、挙動がわかりやすいコンパクトカーとして記憶されている。じつはサファリラリーにも参戦し、格上の2リッターターボ4WD軍団を打ち破って、上位に入賞も果たしている。
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