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欧州ではすでに新型が登場! アドベンチャー大型スクーターの大ヒットモデル ホンダ「X-ADV」はどう変わる?

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欧州ではすでに新型が登場! アドベンチャー大型スクーターの大ヒットモデル ホンダ「X-ADV」はどう変わる?

実は欧州で二番目に売れたホンダのバイク

 2023年に欧州で二番目に売れたホンダのバイクは、実は「X-ADV」だといいます。

【画像】「超カッコイイ!」ホンダのアドベンチャースクーター「X-ADV」を画像で見る(36枚)

 これまでホンダは、オートマチックトランスミッションを搭載したスクータータイプの大型二輪車を多数導入してきました。

 ベルト式ではない新機構のATを採用するなどチャレンジングな大型スクーターでしたが、ヒットには恵まれず短命に終わるという歴史があります。

 直近では、「NCシリーズ」とエンジン・車体を共用した「インテグラ」が2012年に発売されましたが、現在はカタログ落ちとなっています。

 しかし2017年に登場した「X-ADV」は、これまでのジンクスを打ち破る大ヒットモデルとなりました。

 オフロードにも対応したクロスオーバースクーターという新たなパッケージと個性が受け入れられたのです。

 2021年にはモデルチェンジが行われ、現行型(国内)は2代目となっています。

 ちなみに欧州では、すでに累計7万6000台以上が売れたと発表されています。

 この大ヒットを受け、125ccエンジンを搭載した弟分「ADV150」(現ADV160)も登場し人気を博しています。

 そんなX-ADV最大のマーケットである欧州で2024年9月24日、3代目となる新型X-ADVが発表されました。

 日本国内では未発表ですが、どこが変わったのかみていきましょう。

クルーズコントロールを新搭載し快適性を向上

 まずは国内現行型のスペックを確認しましょう。

 ボディまわりの値は、全長2200×全幅940×全高1340mm、ホイールベース1580mm、最低地上高135mm、シート高790mm、車重236kgとなっています。

 エンジンは水冷直列2気筒SOHC4バルブで、最高出力43kW(58PS)/6750rpm・最大トルク69Nm(7.0kgm)/4750rpm。トランスミッションは6速AT(デュアルクラッチトランスミッション:DCT)を搭載しています。

 次に欧州で登場した新型のスペックをみてみましょう。

 ボディまわりは、全長2215×全幅940×全高1370mm、ホイールベース1590mm、最低地上高165mm、シート高820mm、車重237kgという値。エンジンスペックは国内現行型と同様のようです。

 スペック面では、ボディサイズが変わりました。若干長く高くなっていますが、高さの面は欧州の人の体格に合わせてサスペンションを専用に変えているとも考えられます。ホイールベースの延長も、それに伴うものかもしれません。

 次に新型で変更された点を見ていきましょう。

 まずはカウルのデザインが一新されました。ヘッドライトに代表されるように、より鋭角的なデザインにリフレッシュされ、タフさとともにスポーティさも強調されています。

 さらにボディパネルに環境に配慮した樹脂が採用されました。

 ラゲッジボックスやシートの底部にはホンダ四輪車のバンパーをリサイクルした樹脂を使用、サイドスカートカバーとフロントウインドウには、バイオマス樹脂「DURABIO」、そのほの箇所にもリサイクルしたポリプロピレン樹脂が使用されているとのことです。

 ちなみにフロントウインドウは5段階調整式ですが、その操作方法を改善。シートのクッションにはウレタンフォームを10%増加させ座り心地も改良したようです。

 機能面でも改良が入りました。

 DCTが改良され停止状態からの発進がよりスムーズになり、10km/h未満の極低速域での応答性も改善。これにより、Uターンがよりしやすくなるとのことです。

 そしてクルーズコントロールを新たに採用しました。高速道路などでの負担の軽減に大きく寄与することでしょう。

 ちなみにカラーはブラック、グレー、ホワイトに加えてイエローの計4色となっています。

 イエローは国内現行型にはないのですが、非常に個性的で“映え”るカラーです。

※ ※ ※

 欧州新型は、ボディデザインを見直したと同時にツーリング時の快適性を高めた新型といえそうです。

 逆にいえばそれだけ欧州でヒットしツーリングユーザーが多いということになるでしょう。

 日本導入が待ち遠しい1台です。

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みんなのコメント

5件
  • natuob
    排気量も書けないのか?この記者?
  • みつ
    この記事に出てきたクルマが車の方のインテグラになってるぞ!!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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