気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第8回。後編では、岩橋玄樹さんの愛車遍歴に迫る!
初のマイカーはアメ車のクーペ
岩橋玄樹さんが自動車免許を取得したのは18歳のときだった。
「18歳になってすぐ教習所に通い始めました。大変でしたね……仕事をしながらだったうえ、筆記がなかなか受からなくて(笑)。結局1年ぐらいかかっちゃいました」
寝る暇もないほど忙しかっただろうに、それでもクルマに乗りたかったのだ。
「初めて運転したクルマは、母が乗っていたBMW『X1』です。免許をとってすぐ、こっそりひとりで乗ってしまい、すごく怒られました(苦笑)」
免許を取得してから半年たった頃、というから2015年、人生初のマイカーとして中古のフォード「マスタング」(5代目)を手に入れた。
「2010年式だったと思います。クーペで、ボディカラーはブラック。22インチか23インチのホイールを履かせていました」
当時、シボレー「カマロ」かダッヂ「チャージャー」か、それともマスタングか、で悩んだ。最終的にはカマロかマスタングで後者をチョイス。決め手はマスタングのV型8気筒エンジンのほうが魅力的だったから。V8を搭載するカマロSSは出物がなかった。
「マフラーも改造しました。結構、お金をかけたクルマでしたね。パッと見は、ちょっとヤバイ感じ(笑)。ホイールもかなり目立つデザイン&カラーで、渋谷なんかで走っていると注目されました」
渡米後も、現地でマスタングに乗っていたという。日本で乗っていたのとは異なり、ソフトトップのコンバーチブルだった。
「通っていた語学スクールで、『マスタングで通学する生徒なんてはじめて見た』と、言われました(笑)。カッコよく登校したかったんです。それに、マスタングのオープンでロスの街を走るのが憧れだったんですよ」
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マスタングにしばらく乗ったあと、メルセデスAMG「CLA45 S 4MATIC+」に乗り換えた。
「とにかくマスタングが目立ったのも買い替えた理由のひとつです。気持ちが大人になったんでしょうね」
AMGにしたのは、やっぱりスポーティなモデルが欲しかったからだ。
「CLAにした理由ですか? ディーラーで『1番新しいモデルをください』と、お願いしたら、これだと(笑)。マスタングほどカスタマイズしませんでしたが、ホイールはブラックに塗りました」
CLA45 S 4 MATIC+は1年後、現在も所有するアウディ「RS5クーペ」に乗り換えた。A5クーペをベースに、アウディ・スポーツがチューンした超高性能モデルである。
「CLAが思ったよりもおとなしかったんです」
岩橋さん、かなりスポーティなクルマがお好きなようだ。
「アウディを選んだ理由は、父も乗っていたからです。実はマクラーレンも候補に入っていたんですけどね……」
自宅の駐車場にスーパーカーはちょっと窮屈すぎた。「最初はRS7スポーツバックを検討していたものの、RS7 でも大きくて、それでRS5クーペにしたんです」
RSといえばアウディのなかでは、超高性能として位置付けられている。Sは選択肢になかったのだろうか?
「買うなら“S”ではなくて、“RS”と決めていました。だってSに乗っていて信号待ちで、となりにRSが並んだら『いいなぁ』と羨ましくなっちゃうじゃないですか(笑)」
ちなみにクルマ好きのお父様の愛車遍歴を伺うと、ここでは書けないけれど、驚くほどエンスージアスティックだった。なるほど、岩橋さんは幼少期からクルマの英才教育を受けてきたのだ。と得心するほどに。
「RS5クーペはすごく気に入っていますね。運転も楽しいですし。2ドアでも、室内が意外と広いのも気に入っていますし、そもそもリアシートは使わないですし」
気になるクルマはマクラーレン以外にも!?
今、欲しいクルマは? と、あらためて質問した。
「もちろんマクラーレンですが、テスラの『モデルX』も気になります。電気自動車は1回でいいから乗ってみたい! 乗り心地も良さそうだし、機能面がアップデートされていく点にも惹かれます」
岩橋さんは、最新の“ガジェット”にも興味があるそうで、「CLAを買ったのも、あの長い液晶画面が気になったから」だったのだ。
ほかにはランボルギーニ「ウルス」やロールス・ロイス「カリナン」が気になるという。「サイズが大きいからアメリカで乗りたいですね!」
「アメリカで乗るクルマは探しています。ロスにいるときは、キャデラックの『エスカレード』を借りて乗っていたこともありました。アメリカだったらテスラもいいですね。充電出来る場所も多いですし」
マクラーレン一辺倒かと思いきや、クルマへの興味は幅広かった。試乗中も、「あ、あのクルマかっこいいですよね」と、周囲のクルマに反応していたのも印象的だった。
岩橋さん、イマドキの20代とは思えぬほど大のクルマ好きだったのである。
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1996年12月17日、東京都出身。アイドルグループ「King & Prince」の元メンバーで、ドラマ『SHARK~2nd Season~』、舞台『JOHNNYS' YOU&ME IsLAND』などに出演。2021年3月末にジャニーズ事務所を退所。現在はソロアーティストとして活動中。5月25 日 にセカンドシングル「PAJAMA PARTY 」をリリース、7月15日から待望の全国 F C ツ アー『GENKI IWAHASHI FANCLUB TOUR 2022 "PAJAMA PARTY” 』がスタートする。
【衣装】
ジャケット ¥58,300 ベスト¥30,800 パンツ ¥41,800 シャツ ¥25,300 ブーツ¥68,200(すべてLAD MUSICIAN/ラッド ミュージシャン 新宿)、その他 本人私物
●問い合わせ先:ラッド ミュージシャン 新宿(03-6457-7957)
【愛車の履歴書 バックナンバー】
Vol1.市毛良枝さん 前編/後編
Vol2.野村周平さん 前編/後編
Vol3.宇徳敬子さん 前編/後編
Vol4.坂本九さん&柏木由紀子さん 前編/後編
Vol5.チョコレートプラネット・長田庄平さん 前編/後編
Vol6.工藤静香さん 前編/後編
Vol7.西内まりやさん 前編/後編
Vol8.岩橋玄樹さん 前編
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.) スタイリスト・西村哲也
ヘア&メイク・奈良裕也 タレントキャスティング・落合真理(The Talent Group) 撮影協力・マクラーレン東京
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