アメリカでのF1の人気は急上昇を続けており、先週末のF1第6戦マイアミGPはテレビ視聴者数の記録を塗り替えた。『ESPN』によると、平均で310万人という記録的な数の視聴者が『ABC』にチャンネルを合わせ、ランド・ノリス(マクラーレン)の記念すべきF1キャリア初優勝を目撃した。視聴者数はピーク時には360万人に達し、2022年のマイアミGP初開催時における260万人の記録を優に上回った。
この印象的な数字は、一過性の現象ではない。マイアミは現在、アメリカにおけるこれまでのF1レース生中継の視聴者数でトップ3となっており、昨年のレースも210万人というかなりの視聴者を引きつけた。
【F1第6戦無線レビュー】「今朝からそんな気がしていたんだ」ようやく掴んだ初優勝。自信を持ってレースに臨んだノリス
『RACER』の報道によると、記録破りの視聴者数にはいくつかの要因が寄与していた。まず第一に挙げられるのが、視聴のしやすさだ。マイアミGPは『ABC』ネットワークで無料放送され、より多くの視聴者にリーチするうえで間違いなく重要な役割を果たした。また北米における今シーズン最初のレースであり、シーズン後半に開催されるオースティンでのアメリカGPやラスベガスGPと比較して、東海岸の視聴者が視聴しやすい、より有利なタイムゾーンの恩恵を受けた。
またマイアミGPはシーズンの序盤に行われるレースであり、チャンピオンシップはまだまったく予測がつかない状態なので、ファンの間で興奮が高まっていたことは間違いないだろう。
セーフティカー先導下での戦略的な賭けの末に達成されたノリスのスリリングな勝利は、視聴者の関心をさらに高めた。現チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑えての彼の勝利は、ファンを画面に釘付けにし、ドラマに拍車をかけた。
また、マイアミで初めて行われたF1のスプリントフォーマットも成功を収めた。土曜日のスプリントレースは、平均して94万6000人の視聴者が『ESPN』で視聴し、2021年の導入以来、このフォーマットの最高視聴者数を記録した。
アメリカの観客数の多さは、国内におけるF1への情熱の高まりを改めて浮き彫りにしている。北米市場での存在感を拡大するというF1の戦略的決定が明確に示されており、今後数年間の継続的な成長とファンに対する取り組みへの道が開かれている。
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