10月27日に開催されたカングージャンボリー2024。イベントMCとして登場した安田大サーカスの団長 安田さんはカングーファンとしても知られ、3台のルノー『カングー』を乗り継ぐマニア。そんな団長がタイヤとして選んだのがトーヨータイヤのオープンカントリーだった。
◆拘りを持つ団長が一目惚れしたクルマがルノーカングだった
カングージャンボリー2024の会場に展示された団長のカングー。このクルマは二代目カングー最後の限定車として販売されたルノー・カングー リミテッド ディーゼルMT。カラーはグリハイランドMであり、すべてにおいて団長お気に入りのクルマだ。そんな団長のカングー=団グーの足もとに輝いていたのはトーヨータイヤのオープンカントリーだったのに注目した。カングーにホワイトレターのATタイヤ、そんな組み合わせを選んだ理由や団長のカングー愛についてインタビューしてみた。
世界最大規模のカングーだらけなイベント『カングージャンボリー2024』が今年も凄かった!
「ある日、出入りしているショップに行ったら展示されていたカングーの中古車にホワイトレターのタイヤが装着されていたんです。なんだか可愛いしかっこいいなあ~と思って気になってすぐに調べ始めたんです」
そのスタイリングに一目惚れした団長は、すぐさまホワイトレターのタイヤを探し始めた。そしてたどり着いたのがトーヨータイヤのオープンカントリーだった。ホワイトレター+AT(オールテレーン)タイヤであるデザイン的な面に加え、国産タイヤによる高いクオリィもセレクトの理由になったという。
「カングーは“カワイさ”“無骨さ”と“上品さ”を兼ね備えているクルマなので大好きでずっと乗り続けているんです。外装に少しずつパーツ取り付けをしているんですが、いずれもそのコンセプトから外れないことを心がけています。今回選んだオープンカントリーのタイヤはこれにピッタリ、見た目はゴツゴツのトレッドで無骨でしょ? でもホワイトレターがなんだか可愛いじゃないですか。実際に装着してみたところ、タイヤだけでこんなにイメージが変わるとは思っていなかったのですごく得した気分です」
しかも、同時に団長にとって当初はあまり期待していなかったタイヤ交換による副産物があった。それは乗り味の良さだった。
「このタイヤって見た目がゴツゴツで、最初の印象としてはデザイン性重視のファッションアイテム的に考えていたんです。でも装着して乗り始めると一気にイメージが変わりました。乗り心地がすごくソフトで優しくて、音も静かで快適なんです。特に高速道路を走っているとそれが顕著です。見た目の無骨さに反して乗り手に優しいタイヤだって思いました。今ではオプンカン(オープンカントリー)のことを“オプ団”って呼んでかわいがってますよ~」
ホイールにはディーン・ブランドのクロスカントリーをチョイス。ホワイトレタータイヤとのマッチングも絶好で、これも団長のお気に入りとなる。しかもセンターカバーの中央部分をボディ同色にペイントしてオープンカントリーをカングーのボディにマッチさせる工夫も込めている。細部にまで愛車のカラーコーデにこだわる団長らしい他じゃ見られない処理と言えるだろう。
◆これが3台目の“団グー”。他では味わえない魅力とは
そんな団長のカングーへの思い入れについても聞いてみた。現在乗る“団グー”が3台目だという団長、自らが操作するMTが好きで3台すべてにMTを選んできたという。
「カングーってもともとは働くクルマでしょ、僕が好きなファッションである作業着とかワークブーツのイメージとも共通するところが好きなんです。しかもおしゃれさや上品さも併せ持っている点も独特でしょ。それを見いだしたのって日本人じゃ無いですか。そこもなんだか愛すべき点なんですよ」
団長はファッションでもワークシャツなどの作業ウェアを自分流にアレンジして着るのが大好き。取材当日も仏軍のカーゴパンツであるM-47やダナーのワークブーツを履き、ワークシャツをおしゃれに着こなすセンスを持つ人物。そんな団長だからこそカングーの良さを肌感覚で感じていたのだろう。団長がカングーを選んだ感覚はファッションをチョイスするのと似ている、フランスで仕事クルマとして使われているカングーだからこそ、それをベースにカスタムして自分流におしゃれに乗りこなすことに醍醐味を感じるという。
「芸人として売れてなかった関西時代にカングーとは出会ってるんです。尼崎にあったフランス系のショッピングセンターで初代カングーが展示されていたのを見てクルマのこともあまり詳しくなかった当時でしたが“可愛いなあ~”って思ったんですよ。その後ずいぶん時間が経って関東に出てきてからテレビでツールドフランスの中継を見てたんです。するとフランスの街中にあのときのクルマが停まっているのを見つけたんです。“あのクルマや~!”って盛り上がって、すぐに二代目のカングーを手に入れました。その時に試乗したMTのフィーリングがすごく良くて、それ以来ずっとカングーのMTを乗り継いでいます」
現在乗っているのは限定車のルノー・カングー リミテッド ディーゼルMT、シルバー系のカラーリングであるグリハイランドMも団長の大のお気に入りカラーになっている。
「ただのシルバーじゃないでしょ、なんだかおしゃれな色なのが気に入ってます。カングーの働くクルマだとか道具感があった上でこのボディ色ってところも良いですよね。これが限定車で出たときに前のカングーの車検が残ってたんですけど思い切って乗り換えちゃったほどです。その色に合わせてルーフレールとかエンブレムなんかも黒にしました。そして最後に決め手になったのがオープンカントリーのホワイトレターです。このタイヤのイメージはカングーにもこのボディカラーにもピッタリ合ってるんですよ」
働くクルマをベースにしているカングーに共感して長く愛することになった団長。大好きなファッションとの共通点もあるカングーなので内外装のコーディネートでもこだわり満載。そんな団長のファッションセンスにも合致したタイヤだったのがオープンカントリー。団長が惚れ込んだことからもホワイトレターとATのトレッドパターンはカングーユーザーの新たな注目タイヤとなる予感だ。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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