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ランボルギーニの秘密兵器、空力ベクトリングは前後のスポイラーに仕掛けがあった

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ランボルギーニがYouTubeに「ウラカン ペルフォマンテ」の空力解説をUPしましたよ。ウラカン ペルフォマンテはつい先日、ニュルブルクリンク北コースで量産モデル最速ラップとなる6分52秒01をマークした注目のマシンですが、空力面でも自慢したい秘密があったようです。その名も「ALA(ランボルギーニ・アクティブ・エアロダイナミクス)」。

まずはフロントの大型リップスポイラー。翼のような断面形状のスポイラーの中ほどにフラップが付いていて、コーナリングなどで前輪のスタビリティ(加重)を増やしたいときはフラップを閉じて気流をスポイラー上面に流して最大のダウンフォースを発揮。一方、ストレートなどで加速してトップスピードへ向かうときは、フラップを開いて、スポイラー先端でいったん上面へと流した気流をボディ下へと導きドラッグを最小限に抑えます。

お次はリアスポイラー。往年の「カウンタックLP500」を髣髴させる(古いか)ランボルギーニらしいビッグウイングは、さらに複雑なアクティブ構造が内蔵されていました。コーナリングで後輪のスタビリティ(加重)がほしいときはノーマル状態で、ウイングに気流を沿わせ最大のダウンフォースを得ます。逆にトップスピードに向かうときは、ウイングのずっと下のリアガラス表面を流れてくる気流を、専用のフラップと空力ガイドでウイングの下面まで引き上げ、この気流をウイング下面に沿って流れる気流にぶつけてウイングから引き剥がして、ドラッグを減少させるようです、すごいな。

しかも、リアウイングは気流の流れを左右独立して制御できるようになっていて、例えば右コーナーでは左側の下側気流を導くフラップを開き、左側=アウト側だけダウンフォースを下げます。そして、右側=イン側のリアウイングはトラクションをかけて、空転しがちなイン側リアホイールの駆動グリップを適正化するのでありました。まさに空力ベクトリング。

動画では最後のほうに、車内のインジケーターにALAの動作状態やダウンフォースの加重状態が表示されている様子も映っていますよ。(編集T)

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