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左ハンドルの「ダットサントラック」発見! ATをハコスカ用4速MTに自分で載せ替えたオーナーの気になる職業とは?

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左ハンドルの「ダットサントラック」発見! ATをハコスカ用4速MTに自分で載せ替えたオーナーの気になる職業とは?

ピックアップトラックはアメリカのクルマ文化の象徴のひとつ

アメリカではポピュラーな存在のピックアップトラックは、荷物がたくさん積めて、汚れても傷がついても気にならない、そんな使い勝手の良さから、オフロードバイクやサーフィンといった趣味にも活用できます。「瀬の本グランプリ 2024」で取材した日産620型「ダットサントラック キングキャブ」のオーナー、中園隆登さんもそんなアメリカ的ライフスタイルを愛車とともに楽しんでいます。

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左ハンドルのUS仕様を個人輸入

ピックアップトラック乗りは、ほぼ間違いなくアメリカ的ライフスタイルが好き。この考えは筆者に限らず、同様の趣味嗜好を持つ方々であれば、ほとんどの方が納得してくれるはずだと信じている。そして、実際にそのような人生を過ごしている姿を見ると、とても羨ましく感じるというのも本音である。

2024年5月5日、子どもの日に熊本県阿蘇郡にある瀬の本高原で開催された「瀬の本グランプリ 2024」の会場には、日産「ダットサントラック」が3台並んでいた。右端に620型の日本仕様で、左端に720型の日本仕様。そして、真ん中にこの青い左ハンドルの620型。いずれも日常で使われているのだろうと思わせる、良い意味で普通な雰囲気が好印象。どれを取材しようか悩んだが、左ハンドルでシェル付きに興味がわき、オーナーである中園隆登さん(35歳)に声をかけたのだった。

「ピックアップが大好きで、以前は日産 サニートラックに乗っていました。その頃はビンテージモトクロスを楽しんだり、ほかのバイクを積んで出かけたり。サーフィンをやっていて、アメリカの横乗り系のカルチャーが大好きなので、ピックアップをトランスポーターとして使うのに憧れていました」

ライフスタイルとしてはアメリカンなものに憧れるけれども、日本車が好き。サニートラックからダットサントラックへとステップアップしたのも、日本車だからという理由だった。

「アメリカに住む友人がいたので、現地でずっと探してもらっていました。色は指定しなかったのですが、自分が好きな青系が見つかって嬉しかったですね。シェルは付いていなかったので別で探してもらい、8年ほど前に全部まとめてアメリカから個人輸入したのです」

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基本的にはDIYで楽しむ

前園さんの愛車は1977年式のダットサントラック キングキャブ。若干のリクライニングが可能なスペースが確保され、わずかに広めのキャビンが特徴だ。

「外装は見てのとおりノンレストアで、このままの状態でアメリカから引っ張ってきました。エンジンはアメリカ仕様なので、2000ccのL20B型が載っています。オイル漏れしていたので自分で修理し、調子が悪かったATも自分でハコスカ用の4速MTに載せ換えました。ミッションの長さが何種類かありますが、L型エンジンなので適合を調べれば合うんですよ」

エンジンからミッションまで自分で手がけることができる前園さんの職業は、自動車整備士。輸入時の排出ガス検査は専門の業者に頼んだそうだが、登録を済ませてから基本的な修理や整備は自ら行っている。この取材時にはすでに外して焼却処分してしまっていたが、以前は木製のキャンパーシェルを自作したこともあり、その仕様で某雑誌の取材を受けたこともあった模様。ちなみに、焼却した理由は、「完成度が気に入らなかったから(笑)」。

バイクやサーフィンだけではなく、キャンプ、フィッシング、サイクリングにアガベなどの栽培など、多趣味な中園さん。もはやアメリカンライフスタイルを飛び越えて、完全なる自己流ライフスタイルで、愛車とともに人生を満喫しているのだ。

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