現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ポルシェ「タイカンターボGT」予約受注スタート 史上最もパワフルな市販モデル

ここから本文です

ポルシェ「タイカンターボGT」予約受注スタート 史上最もパワフルな市販モデル

掲載 5
ポルシェ「タイカンターボGT」予約受注スタート 史上最もパワフルな市販モデル

車種別・最新情報 [2024.03.12 UP]


ポルシェ「タイカンターボGT」予約受注スタート 史上最もパワフルな市販モデル
 ポルシェジャパンは3月12日、「タイカンターボGT」と「タイカンターボGTヴァイザッハパッケージ」の予約受注を、日本全国のポルシェ正規販売店にて開始した。

ポルシェ “先導車仕様”タイカンを公開!東京マラソン2024の大会車両で20台が走行

 メーカー希望小売価格31,320,000円(消費税込)。


よりダイナミックさを増したパフォーマンス
 今回モデルラインナップに追加されるタイカンターボGTとタイカンターボGTヴァイザッハパッケージは、2月に発表された新型タイカンのハイパフォーマンスモデル。後者はサーキット走行に特化したモデルで、パワーウェイトレシオをさらに向上させるためにリヤシートを取り外している。

 両モデルとも1,100PSを上回る最高出力を発生。さまざまな軽量設計とエアロダイナミクス対策を組み合わせることで、これらのオールエレクトリックGTスポーツカーはドライビングダイナミクスの水準をさらに引き上げる。

 リアアクスルには、半導体材料に炭化ケイ素を使用した、さらに強力で効率的なパルスインバーターを採用している。

 新しいリアアクスルモーターを備えて強化されたパワートレインにより、先代モデルよりもさらにダイナミックなパフォーマンスを発揮。

 より強力なパルスインバーターを装備し、両モデルともに580kWを発生。ローンチコントロール使用時のオーバーブーストパワーは最高760kW、最高出力測定法に従うと2秒間で最大815kWに達するという。

 0-100km/h加速はタイカンターボGTが2.3秒、ヴァイザッハパッケージ装着車両の場合は2.2秒で、タイカンターボSより0.1~0.2秒速い。

 また、0-200km/hまでの加速は、タイカンターボGTが6.6秒、タイカンターボGTヴァイザッハパッケージが6.4秒で、タイカンターボSより最大1.3秒速くなり差はさらに大きくなる。

 なお、航続距離においては、タイカンターボGTで最大555kmとしている。

 Bピラートリム、ドアミラーのアッパーシェル、サイドスカートのインレイなどにカーボンファイバーを使用し、タイカンターボSと比較してタイカンターボGTを最大75kg軽量化している。

 また、CFRP製のフルバケットシート、軽量ラゲッジコンパートメント、テールゲートの電動ソフトクローズ機能の削除も軽量化に寄与する。

 タイカンターボGTにはダイナミクスパッケージが標準装備され、ここにはGT専用チューニングを施したポルシェアクティブライドサスペンションも含まれる。ダイナミックな走行条件において、このサスペンションがホイール荷重をバランスよく配分して路面とのほぼ完璧な接続を実現する。

 さらにパッケージには、スペシャルパフォーマンスサマータイヤと21インチ軽量鍛造ホイールが含まれ、ターボGT専用ホイールは、スポークにリリーフポケットを採用し、軽量化と同時にブレーキの効果的な換気を促す。


スポーティに特化した内外装デザイン
 エクステリアにおいては、エアロブレード付きフロントスポイラーをタイカンターボGT専用に開発。リアビューはアダプティブスポイラーが際立ち、そのティアオフエッジにはハイグロスカーボン織り仕上げのガーニーフラップが備わる。

 マトリックスLEDヘッドライトは標準装備となり、タイカンターボGTでは、追加料金なしでHDマトリックスLEDヘッドライトにアップグレードできる。

 両モデルとも、フロントボンネットと軽量アロイホイールのハブカバーにポルシェカラークレストがあしらわれ、リアリッドの“Turbo GT”ロゴはマットブラック塗装に仕上げている。

 エクステリアカラーは全6色で、新色のペールブルーメタリックとパープルスカイメタリックが含まれる。さらに、ドア下部とフロントボンネットには、ヴォルトブルーまたはマットブラック/ハイグロスブラックの“Taycan”ロゴ入りデカールが用意される。

 インテリアは、スポーティーなRace-Texとブラックレザーのトリム、カーボン織り仕上げ(ハイグロス)の軽量フルバケットシートを標準装備。フロントヘッドレストには“Turbo GT”ロゴが刺繍され、クライメートコントロールパネルの下には各モデルのロゴ入りバッジが付けられる。

 フロントアダプティブスポーツシートプラス(18way電動調整機能とメモリーパッケージ付)は、追加料金なしで設定可能、ヴォルトブルーまたはGTシルバーのコントラストカラーを基調としたエクスクルーシブインテリア装備も要望に応じて利用可能だという。


サーキット走行に特化!ヴァイザッハパッケージ
 エアロダイナミクスと軽量設計をさらに追求したタイカンターボGTヴァイザッハパッケージは、アンダーボディのエアディフレクターエレメントと新しいフロントディフューザーが追加される。

 リアボディには、ウイングサポートを固定したカーボン織仕上げの固定式リアウイングが装備され、ダウンフォースの総量は最大220kg。リアウイングの両サイドにはヴァイザッハパッケージのロゴが取り付けられる。

 また、サーキット走行に必要のない装備をすべて取り外すことで、ヴァイザッハパッケージを装備していないタイカンターボGTと比較して約70kgの軽量化を実現。

 運転席および助手席シートシェルの後部は、収納コンパートメントを備えたテーラーメイド高品質軽量カーボンクラッディングが通常のリアシートシステムの代わりに装備される。

 メーターパネルに通常装備されるスポーツクロノパッケージのアナログ時計や、フットマットとトランクマットも削除され、断熱材の使用量も低減。特別な防音断熱ガラスとサウンドパッケージプラスも軽量化に寄与する。


主要諸元&メーカー希望小売価格
全長×全幅×全高:4,968×1,998×1,378mm
ホイールベース:2,900mm
車両重量:2,295~2,365kg

車種ハンドル希望小売価格(消費税込)タイカンターボGT右31,320,000円タイカンターボ GTヴァイザッハパッケージ右31,320,000円ポルシェジャパン 公式HP:
https://www.porsche.com/

【あわせて読みたい】

https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/by-vehicle-type-information/219802/ タイカンの新車情報を見る

こんな記事も読まれています

「居住者のための道」「スクールゾーン」に「選挙カー」が走っているのですが… 許されるのですか? 批判あるもいまだ横行
「居住者のための道」「スクールゾーン」に「選挙カー」が走っているのですが… 許されるのですか? 批判あるもいまだ横行
乗りものニュース
14年ぶり全面刷新! レクサス「新型“カクカクSUV”」登場! V6ツインターボ×「上質オシャレ内装」がカッコイイ! 国内初投入「新型GX」に大反響
14年ぶり全面刷新! レクサス「新型“カクカクSUV”」登場! V6ツインターボ×「上質オシャレ内装」がカッコイイ! 国内初投入「新型GX」に大反響
くるまのニュース
【2024年版】レクサス RX VS トヨタ RAV4を徹底比較
【2024年版】レクサス RX VS トヨタ RAV4を徹底比較
グーネット
スズキ 新型グローバルSUV「フロンクス」 2024年秋、日本上陸へ!先行情報HPで公開
スズキ 新型グローバルSUV「フロンクス」 2024年秋、日本上陸へ!先行情報HPで公開
グーネット
トヨタ「クラウン」vs ホンダ「アコード」日本のフラッグシップセダンはどこを目指すのか?
トヨタ「クラウン」vs ホンダ「アコード」日本のフラッグシップセダンはどこを目指すのか?
@DIME
[カーオーディオ 逸品探究]実力スピーカーブランド「モレル」の革新機『ヴィルタス ナノ カーボン』の魅力を解析!
[カーオーディオ 逸品探究]実力スピーカーブランド「モレル」の革新機『ヴィルタス ナノ カーボン』の魅力を解析!
レスポンス
竹岡圭さん率いる圭rallyproject、XCRスプリントカップ北海道に参戦!三菱自動車やトーヨータイヤ等がサポート
竹岡圭さん率いる圭rallyproject、XCRスプリントカップ北海道に参戦!三菱自動車やトーヨータイヤ等がサポート
LE VOLANT CARSMEET WEB
【F1分析】角田裕毅の”第1スティント引っ張る作戦”は失敗だった? タイヤ交換のタイミング遅らせたメリットを活かせず
【F1分析】角田裕毅の”第1スティント引っ張る作戦”は失敗だった? タイヤ交換のタイミング遅らせたメリットを活かせず
motorsport.com 日本版
内紛とライバルの追い上げに揺れるレッドブルF1。ヘルムート・マルコが「レースへの完全集中」を求める
内紛とライバルの追い上げに揺れるレッドブルF1。ヘルムート・マルコが「レースへの完全集中」を求める
AUTOSPORT web
三菱「新型“SUV”ミニバン」公開! 4.5m級ボディにMT設定あり! 約350万円の「エクスパンダー “エリート”LE」に反響 尼で登場
三菱「新型“SUV”ミニバン」公開! 4.5m級ボディにMT設定あり! 約350万円の「エクスパンダー “エリート”LE」に反響 尼で登場
くるまのニュース
フォルクスワーゲンCEOが語る「愛されるブランド」へ回帰するための戦略とは? 看板モデル「ゴルフ」の未来にも言及
フォルクスワーゲンCEOが語る「愛されるブランド」へ回帰するための戦略とは? 看板モデル「ゴルフ」の未来にも言及
VAGUE
【38台限定】アストンマーティン「ヴァリアント」登場! フェルナンド・アロンソの依頼で実現した「Q by Aston Martin」手掛ける限定モデルとは
【38台限定】アストンマーティン「ヴァリアント」登場! フェルナンド・アロンソの依頼で実現した「Q by Aston Martin」手掛ける限定モデルとは
Auto Messe Web
WRC第7戦、オジェに代わって急遽参戦のロバンペラが圧巻の走りで優勝【ラリー・ポーランド】
WRC第7戦、オジェに代わって急遽参戦のロバンペラが圧巻の走りで優勝【ラリー・ポーランド】
Webモーターマガジン
ロバンペラ、ラリー・ポーランド”代打”優勝で疲労困憊「すごいことをした実感はまだないんだ」
ロバンペラ、ラリー・ポーランド”代打”優勝で疲労困憊「すごいことをした実感はまだないんだ」
motorsport.com 日本版
BMW『M2』改良新型、「M」の名に恥じない強烈な内外装
BMW『M2』改良新型、「M」の名に恥じない強烈な内外装
レスポンス
GT500は国産車だけど左ハンドル! 全日本ラリーに出る新井敏弘のWRX S4も左に変更! モータースポーツ車両のハンドル位置の謎
GT500は国産車だけど左ハンドル! 全日本ラリーに出る新井敏弘のWRX S4も左に変更! モータースポーツ車両のハンドル位置の謎
WEB CARTOP
ペレス、予選Q3に中古タイヤで出走し8番手「新品セットを温存する余裕がなかった」/F1第11戦
ペレス、予選Q3に中古タイヤで出走し8番手「新品セットを温存する余裕がなかった」/F1第11戦
AUTOSPORT web
横転クラッシュでも乗員を守るモータースポーツ車両の「ロールケージ」! 安全をアップする装備なら市販車に採用しないのか?
横転クラッシュでも乗員を守るモータースポーツ車両の「ロールケージ」! 安全をアップする装備なら市販車に採用しないのか?
WEB CARTOP

みんなのコメント

5件
  • muron
    エコカー作るための電気ではなく、速さのための電気。
    相変わらずヨーロッパは何が目的かわからない。
  • yuk********
    所詮、電気自動車。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村