現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 760万台売れたベストセラーSUV 新型フォルクスワーゲン・ティグアン 3代目へフルモデルチェンジ

ここから本文です

760万台売れたベストセラーSUV 新型フォルクスワーゲン・ティグアン 3代目へフルモデルチェンジ

掲載 14
760万台売れたベストセラーSUV 新型フォルクスワーゲン・ティグアン 3代目へフルモデルチェンジ

世界的人気モデルがフルモデルチェンジ

フォルクスワーゲンは9月19日、コンパクトSUVの新型ティグアンを欧州で発表した。2024年初頭に発売予定である。

【画像】フォルクスワーゲンの人気SUV、最新世代が登場【新型ティグアンの内外装を写真でじっくり見る】 全20枚

ティグアンは2007年の登場以来、約760万台が生産され、フォルクスワーゲンの世界的ベストセラーモデルとして君臨している。3代目となる新型では、内外装を大きく刷新し、パワートレインも改良を受けた。

新型ティグアンは、最新世代パサートと同じ「MQBエボ」プラットフォームを採用し、さらにMIBインフォテインメント・システムや無線ソフトウェアアップデートの導入など、デジタルおよびコネクティビティ機能が強化された。

ボディサイズは全長4539mm、全高1639mm(ルーフレール含まず)、全幅1842mm、ホイールベース2680mm。現行型と比べ、全長と全高がわずかに拡大した。

インテリアが大きく進化 広さ、使い勝手向上へ

インテリアは大幅に刷新されており、すっきりとしたレイアウト、より高級感のある内装材の使用、室内空間の拡大などが図られた。

新設計のダッシュボードには10.3インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイと12.9インチ(上位モデルでは15.0インチ)のセンタータッチスクリーンを備えている。タッチスクリーンには、最新のパサートやID.7と同様のバックライト付きスライダー式コントローラーが採用された。

ステアリングホイールでは、これまでの静電容量式コントロールを廃し、物理的なボタンとスイッチに変更されている。このデザインは他のモデルにも反映されるという。

センターコンソールには、ドライビングモードやオーディオの音量、アンビエントライトなどを変更するためのロータリーコントローラーが設置される。また、「アトモスフィア」と呼ばれる環境テーマの機能が備わり、ラウンジ、エネルギッシュ、ジョイ、ミニマル、ミーなどの設定がある。

ギアセレクターはステアリングコラムに移設された。また、オプションのヘッドアップディスプレイはフロントガラスに直接投影する方式となった。

フォルクスワーゲンによると、ボディの大型化に伴い、ヘッドルームがフロントで8mm、リアで10mm拡大したという。トランクスペースも37L増え、652L(PHEVモデルを除く)となった。

48Vマイルドハイブリッド、PHEVも設定

48Vマイルドハイブリッド付きの1.5L 4気筒ガソリンターボ(eTSI)は、仕様に応じて最高出力130psまたは150psを発生する。従来型の2.0L 4気筒ガソリンターボも改良され、最高出力204psまたは265psの四輪駆動モデル(TSI 4モーション)に搭載される。

2.0L 4気筒ディーゼルターボは従来通りだが、給排気システムに細かな変更が加えられている。前輪駆動モデル(2.0 TDI)では最高出力150ps、四輪駆動モデル(2.0 TDI 4モーション)では192psを発生する。

PHEV(eハイブリッド)のパワートレインも大幅に改良された。エンジンは従来の1.4Lから1.5Lに変更され、より強力な電気モーターが組み合わされる。しかし、前輪駆動モデルは最高出力204psまたは272psと、現行モデルと同じ出力を維持している。

19.7kWhの新型バッテリーを搭載し、最長100kmのEV走行を実現するという。最大50kWの直流充電に対応しているため、充電時間の短縮が期待される。

トランスミッションは、ガソリンとディーゼルに7速DSG、PHEVに6速DSGを採用する。

足回りも刷新 オプションでゴルフGTIのシステムも

足回りとしては、マクファーソンストラット式フロントサスペンションと4リンク式リアサスペンションが改良され、新しいダンパーと改良型アンチロールバーを装備する。これにより、剛性と安定性が向上するという。

オプションのダイナミック・シャシー・コントロール・プロには、新しいツインバルブ常時可変ダンパーが用意されている。電子制御式ディファレンシャルロックの特性を調整できるほか、ゴルフGTI由来のビークル・ダイナミクス・マネージャーも追加され、15の設定からサスペンションの特性を変更することができる。

価格はまだ明らかにされていないが、欧州ではRラインなど4種類のグレードが用意される。フォルクスワーゲンによると、高性能モデルのティグアンRも計画中だという。ゴルフRと同じ最高出力320psの2.0L 4気筒ターボの最新バージョンが搭載される見込み。

7人乗りのティグアン・オールスペースは廃止され、欧州市場では2025年にテイロンと呼ばれる新型SUVに置き換わる予定だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ベストカーWeb
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
ベストカーWeb
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web

みんなのコメント

14件
  • トヨタ車かと思った。
  • dds********
    エッジの効いたスッキリしたデザイン、そして取り回しのいいサイズ感だと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

487.1653.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.0638.0万円

中古車を検索
ティグアンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

487.1653.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.0638.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村